ウルセラとサーマクールの違いは?瑞草での選び方の基準

2026年8月30日

  • リフトアップ

TL;DR: たるみの原因が深部の支持組織にあるのか、真皮の密度低下にあるのか。回復に充てられる日数、痛みへの許容度、直近の施術歴。この3点で機器の候補は大きく変わります。超音波系は熱を一点に集め、高周波系はより広い体積を温める仕組みのため、届く層と回復の経過が異なります。私たち瑞草院の相談では、機器の名前より先にこの3つの軸を確認しています。

こんにちは、UH CELL医院瑞草院です。「ウルセラとサーマクール、どちらがいいですか」というご質問を診察室でほぼ毎日いただきます。結論からお伝えすると、この二つは同じ効果を競い合う関係ではなく、狙う組織の深さが異なる機械です。ですから私たちは写真や表情の変化、皮膚の厚み、直近の施術歴を先に確認したうえでどの層に働きかけるかを決め、そのあとで機器名を選びます。

超音波系と高周波系は熱の作り方が違います

超音波系はエネルギーを一点に集めます。2023年にContiniらが発表したマイクロフォーカス超音波(MFU)に関する系統的レビュー(International Journal of Environmental Research and Public Health)は、この方式が約1立方ミリメートルの微小な熱凝固点を狙った深さに作り、周囲の組織には影響を与えにくい設計だと説明しています。同じ文献は、標的が真皮深層とSMAS(表在性筋膜システム)などの皮下結合組織であるとまとめています。超音波画像で層を確認しながら照射するMFU-V方式は、1.5mm・3.0mm・4.5mmの3段階の深さにエネルギーを届けると、Journal of Clinical and Aesthetic Dermatologyに掲載されたアジア地域の専門家による合意レビューが記しています。

高周波系はこれとは逆に、広い体積を温める設計です。International Journal of Dermatology and Venereologyに掲載された顔面若返り高周波のレビューによると、単極性の高周波は表皮を冷却で保護しながら真皮を65度から75度まで昇温させ、到達する深さはおよそ20から25ミリメートルと双極性方式より深い層に届くとされています。インモードのように双極性方式を採用する機器は、電流が二つの電極の間にとどまるため比較的浅い層で作用します。

ソフウェーブは超音波を使いますが、一点には集めません。Kanjana BoonchooとWichai Hongcharuが2025年にJournal of Cosmetic Dermatologyで報告した研究は、複数の同期したトランスデューサーが平行なビームを送り出し、深さ0.5から2ミリメートルの中間真皮に60度から70度の円柱状の熱ゾーンを作ると説明しています。同じ学術誌に掲載された組織学的研究では、施術後の中間真皮でコラーゲンと弾性線維の増加が確認されました。狙う層が真皮にとどまる点で、ソフウェーブは分類上こそ超音波ですが、働き方は高周波系に近い装置といえます。

分類 エネルギー方式 主に狙う層 一般的な回復経過 痛みの傾向 瑞草院のラインナップ
集束超音波系 超音波を一点に集めて微小な熱凝固点を作る 真皮深層からSMASまで(1.5・3.0・4.5mm) 紅斑や腫れが起こりやすく、多くは5〜7日以内に治まる(MFU-V合意レビューによる) 文献上は中等度の痛みとして報告 ウルセラ、シュリンク
非集束・平行ビーム超音波系 平行なビームを広く照射し円柱状の熱ゾーンを作る 中間真皮(0.5〜2mm) メーカー資料では回復期間が短いとされる 4〜5秒の照射中に熱感 ソフウェーブ
高周波系 電流が組織の抵抗に触れて熱に変わり、表皮は冷却で保護される 単極性は真皮深層以下、双極性は浅い真皮 冷却を併用するため表皮への影響は少ないが、熱感や紅斑が出ることがある エネルギー設定とチップの密着度で差が大きい サーマクール、オリジオX、インモード
マイクロ波系 2.45GHzの波長が水・脂肪分子を振動させ誘電加熱を起こす 皮下脂肪層、表層用ハンドピースは真皮 表皮冷却を併用し、一時的な紅斑が報告される 接触冷却を併用 オンダ

表の回復・痛みの項目は文献が報告する一般的な傾向で、実際の反応は部位やエネルギー設定、個々の肌状態によって変わります。

オンダは脂肪層を狙う設計です

2024年にOnda Coolwaves国際諮問委員会がBioengineeringに発表した勧告文は、この機器が2.45ギガヘルツのマイクロ波を使用し、この周波数帯のエネルギーが誘電加熱という物理過程を通じて皮下脂肪層に選択的に吸収されると説明しています。同じ勧告文は、深部用と表層用のハンドピースが分かれており、どちらも表皮を保護する冷却機構を内蔵していると述べています。二重あごや顎ラインの下の脂肪が気になる場合、私たちはたるみだけを扱う機器とオンダを並べて、どちらを先に見るかをご相談の中でお話しします。

お悩みの場所によって候補は変わります

同じ「ハリがない」というお言葉でも、原因は一様ではありません。相談で先に確認する項目と、そのときに候補となる分類を表にまとめました。

お悩み 相談で先に確認すること 候補となる分類
顎ライン・頬のたるみ 無表情のときと笑ったときの違い、皮下脂肪の分布、たるみの方向 深部まで届く集束超音波系、単極性高周波
小じわ・肌質・毛穴 保湿前後の変化、表情によるしわの寄り方、角質ケアやレチノイドの使用歴 中間真皮を狙う平行ビーム超音波、浅い層の高周波
二重あご・輪郭 脂肪とたるみのどちらの比重が大きいか、体重変化の経過 脂肪層を狙うマイクロ波系、深部の超音波系
目もと 皮膚の厚み、目周りの施術歴、ボツリヌストキシンの周期 小さなチップを使う高周波、浅い深さの超音波

目もとのように皮膚が薄く神経の走行が近い部位は、文献でも慎重に扱われています。MFU-Vの合併症管理に関するDickerらによる2026年の多学際合意声明(Journal of Cosmetic Dermatology)は、神経周囲の「禁止区域」を守ることと、リアルタイムの超音波画像で確認しながら照射することを予防策として強調しています。そのため目もとについては、施術の範囲をどこまでとするかを相談で先に確認しています。

旅行の日程の中で受けられる場合

最もよくいただく質問は、翌日に飛行機へ乗れるかどうかです。

集束超音波は紅斑と腫れが想定される反応です。前述の2026年の合意声明は、軽度から中等度の紅斑と腫れがおおむね5〜7日以内に治まるとまとめたうえで、敏感肌や萎縮性の肌、酒さがある場合はより高頻度に見られると付け加えています。反応の程度には個人差があるため、帰国直後に撮影の予定や大切な約束が入っている場合は、その旨を相談時にお伝えいただくとよいと思います。

同日に超音波とマイクロニードル高周波を併用したWangらによる2025年の半顔比較研究(Journal of Cosmetic Dermatology)では、26名を対象に、紅斑はおおむね施術後数時間以内に、腫れは3から72時間の間に特別な処置なく治まったと報告されています。同じ研究では紫斑(内出血)も観察されました。短い滞在中に複数の施術を重ねるほど回復反応が重なる余地は大きくなるため、日程が詰まっているときほど施術範囲を絞ることをおすすめしています。

私たち瑞草院は土曜日と日曜日も10時から18時まで診療しています(受付終了16時30分)。平日に施術を受け、出国前の週末に経過を一度確認していただくことも可能です。施術後にどのタイミングで再来院いただくかについては、施術後にそのまま休めるソウルのクリニックはある?ホテル併設の実例でもご紹介しています。

二つの系統を併用するときの順番

働きかける層が異なるため、併用は自然な選択肢のひとつです。根拠も積み上がってきています。先述のWangらの半顔研究は、超音波とマイクロニードル高周波を同日に施術した側が、片方だけの側よりも3カ月時点の評価指標で良好だったと報告し、有害事象は軽度にとどまったとまとめています。韓国の2つの医療機関の記録1,040件を18年分さかのぼって分析した2025年の安全性研究でも、超音波と単極性高周波、注射施術を併用した場合の有害事象の発生率は低い水準にとどまったと報告されています。

併用には代償も伴います。2026年の合意声明は、超音波の施術を注射施術や他の機器と組み合わせると腫れがより大きくなりうると明記しています。順番や間隔を決める一般的な公式を示した文献はまだ見当たりません。私たちは、優先度の高い層を先に見極め、残りの軸は次回の来院に回すという方法をご提案することが多いです。顔全体を一度に処理するよりも、狙いを絞った計画のほうが多くの場合で無理がありません。直近1年以内に受けた施術がある場合、その時期が順番を決めるうえで最も重要な情報になります。

価格の考え方

価格はショット数と部位の配分によって変わるため、総額だけを比べると誤解が生まれます。瑞草院は機器ごとの単価を部位別に公開しており、詳しい内訳はリフティング施術の料金はなぜ違うのか?瑞草UHCELLクリニックが解説にまとめています。この記事のテーマであるウルセラとサーマクールに限って一例を挙げると、300ショットの公開価格はウルセラが1,090,000ウォン、サーマクールが1,390,000ウォンです(2026年8月時点、変更となる場合があります)。同じ300ショットでも顔全体に配分するのか顎ラインに集中させるのかで、一部位あたりの密度は変わります。相談では「何ショットか」よりも「どの部位に何ショットを配分するか」をお尋ねいただくほうが、計画を正確に確認していただけます。

相談前に整理しておくとよいこと

  • 直近1年以内に受けた施術の名前、部位、時期
  • フィラーや糸リフティングの施術歴(製品名と注入部位を覚えている範囲で)
  • ボツリヌストキシンを最後に受けた時期
  • 服用中のお薬、あざができやすい体質かどうか
  • 韓国での滞在日程と、帰国後の大切な予定
  • ご自身の痛みへの許容度
  • 無表情のときと笑ったときをそれぞれ撮った正面・側面の写真

私たち瑞草院では、相談と施術を金京洙代表院長が引き続き担当します。相談で決めた配分をほかの担当者に改めて説明していただく必要はありません。施術に使う機器や注射剤、薬剤は正規品で、施術前に患者様の目の前で開封してご確認いただいています。ご予約は韓国の電話番号をお持ちでなくてもLINEやカカオトーク、WeChatの相談チャンネルから可能です。来院の2〜3日前にご連絡いただくと、ご希望のお時間を確保しやすくなります。予約のタイミングについては瑞草のUH CELLクリニック予約は何日前にLINEで送るべき?で詳しくご案内しています。

FAQ

ウルセラとサーマクールを同じ日に受けられますか

働きかける層が異なるため、併用そのものは臨床で使われる組み合わせです。前述の半顔比較研究や韓国の医療記録の後ろ向き分析でも、併用時の有害事象は軽度な水準にとどまったと報告されています。2026年の合意声明が指摘するとおり併用すると腫れが大きくなることがあるため、滞在日程が短い場合は同日に集中させる計画を慎重に検討したほうがよいと思います。実施の可否は皮膚の厚みと直近の施術歴を確認したうえで、相談の中で決めています。

リフティングとピーリングはどちらを先に受けるべきですか

二つの施術が扱う問題は異なります。たるみは真皮深層とその下の層の問題であり、くすみや肌質はおおむね表皮と真皮上層の問題です。どちらが今より気になるか、回復に何日充てられるかによって順番は変わるため、写真とご日程を合わせて確認しています。

施術の翌日に飛行機に乗っても大丈夫ですか

文献上、超音波系の紅斑と腫れはおおむね5〜7日以内に治まる反応で、併用研究では腫れが3〜72時間で消えたという報告もあります。反応の程度には個人差があるため、異常を感じた場合は現地であっても医療機関を受診することをおすすめします。

40代で初めてリフティングを受ける場合、何から見ればよいですか

機器の一覧より先に必要なのは診断です。真皮の弾力低下、深部支持層のゆるみ、ボリュームの減少はそれぞれ別の問題で、一人の中に同時に現れることもあるため、どの軸の比重が大きいかを分けて見る作業を先に行います。私たちは無表情と笑顔の写真を比較し、皮膚の厚みを確認したうえで候補を絞り込みます。

韓国の電話番号がなくても予約できますか

カカオトーク、LINE、WeChatの相談チャンネルからご予約いただけます。来院の2〜3日前にご連絡いただくとご希望のお時間帯を確保しやすく、当日のご予約も同じチャンネルでお問い合わせいただければ空いている時間帯をご案内します。

診療案内

  • UH CELL医院 瑞草院
  • ソウル特別市瑞草区盤浦大路16ギル30 ソチョロイウムジゼル(UHフラット・ザ・瑞草アネックス)1階
  • 電話 02-2135-4393
  • 診療時間 月〜金10:00〜20:00(受付終了18:30)、土・日10:00〜18:00(受付終了16:30)、昼休みなし
  • 地下鉄3号線南部ターミナル駅6番出口から徒歩6分
  • 駐車場 基本2時間無料(超過時はスタッフへお申し付けください)
  • 相談チャンネル カカオトーク・LINE・WeChat
  • 日本語・中国語・英語通訳スタッフ常駐
  • https://seocho.uhcell.com/

この記事の内容は一般的な情報のご案内であり、効果や回復の経過には個人差があります。施術の実施可否と範囲は診療相談のうえで決定します。