
ウルセラ・サーマクール・ボトックスの効果はいつまで続く?
2026年10月1日
- スキンケア
韓国で受ける美容施術の効果がどのくらい続くかは、施術の系統によって大きく異なります。公開されている資料では、ボトックスは平均3〜4か月、サーマクールは手入れ次第で1〜3年、ウルセラは1年までの追跡データが中心で、リジュランヒーラーのようなポリヌクレオチド系スキンブースターは2〜4週間間隔の複数回施術を前提に研究されています。同じ施術の中でも、事前の肌の状態の確認、施術者によるエネルギーや注入の設計、施術直後数日間の過ごし方によって結果に差が出るため、滞在期間が短い方ほど来院前にこの3点を確認しておくことをおすすめします。
こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。
「韓国で受けた施術の効果は、どのくらい続きますか」は、短い日程でソウルにいらっしゃる方が来院前に必ず確認したいと仰る質問です。公開されている根拠がどこまであるかと、同じ施術の中で結果を分ける条件を分けて見ていただくと、帰国後の期待値を現実的に立てていただけます。
施術系統別、持続期間の根拠はどこまであるか
| 系統(例となる施術) | 作用の仕組み | 公開資料における効果発現・持続期間 | 知られている限界 |
|---|---|---|---|
| 集束超音波リフティング(ウルセラ) | 皮膚の深い層に熱を集めてコラーゲン生成を促す | 1回の施術後2〜6か月かけて緩やかに改善し、1年まで改善が続いた報告あり | 1年を超える追跡データが不足 |
| 単極性高周波(サーマクール) | 広い体積を加熱してコラーゲンの収縮と再生を促す | 2〜6か月の間に変化が現れ、手入れ次第で1〜3年 | 望む結果のために2〜6回の施術が必要な場合もある |
| ボツリヌストキシン(ボトックス) | 表情筋の動きを抑える | 平均3〜4か月 | 用量や個人差による変動 |
| ポリヌクレオチド系スキンブースター(リジュランヒーラー) | 真皮の環境改善を目的に注入 | 2〜4週間間隔で3回前後のプロトコルが中心、追跡は12週間〜6か月 | 長期持続のデータは限られる |
まず集束超音波から見ていきます。米国皮膚科学会(AAD)は、たるんだ肌の改善に関する案内の中で、超音波で皮膚の深い部分に熱を伝えるとコラーゲン生成が増え、1回の施術でほとんどの方が2〜6か月の間に緩やかなリフティングと弾力の改善を感じ、追加施術でさらに良い結果が得られる場合もあると説明しています。International Journal of Environmental Research and Public Health誌(2023)に掲載されたシステマティックレビューは16件の研究を分析し、施術90日時点の医師による評価をまとめたデータでは92%に弾力やしわの改善が見られ、その改善が1年まで続いたと報告しました。同じ論文は、1年を超える追跡データがない点も明記しています。そのため私は、ウルセラの持続期間についてお話しする際、「1年までは比較的しっかりした根拠があり、それ以降は個人差と手入れの領域です」と分けて説明しています。
サーマクールはもう少し幅のある数値が示されています。クリーブランドクリニック(2025)の高周波による肌の弾力に関する案内によると、新しいコラーゲンとエラスチンが作られるまでに時間がかかるため変化は2〜6か月の間に現れ、適切なスキンケアを並行すると効果は1〜3年続くことがあり、希望する結果を得るために2〜6回の施術が必要な方もいます。
ボトックスは作用の仕組みが異なるため、期間も短くなります。クリーブランドクリニックは、ボトックスの効果は平均3〜4か月維持され、この時期に再施術をすすめると案内しています。
スキンブースター系は、「何か月続くか」より「何回を、どの間隔で受けるか」が先に決まる施術です。Journal of Cosmetic Dermatology誌(2026)に掲載されたポリヌクレオチドのスプリットフェイス研究は、3週間間隔で3回施術を行い9週と12週の時点で結果を評価しました。Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology誌に掲載された国際専門家パネルの意見論文は、肌の水分保持や再生を目的とする場合、4週間間隔で3回を推奨プロトコルとして示しています。公開研究の追跡期間はおおむね数か月単位であることも、あわせて知っておいていただきたい点です。
海外からいらっしゃる方にとって、効果が現れる時期は日程と直結します。コラーゲン生成を促すリフティングは結果が2〜6か月かけて現れるため、結果を判断する時点はほとんどの場合帰国後になります。スキンブースターのように数週間間隔の複数回が前提の施術は、2〜4日の滞在1回でプロトコルをすべて終えるのは難しくなります。
肌の状態の確認が、系統と用量を決めます
同じ名前の施術でも、誰のどの部位にどれだけ使うかによって持続期間は変わります。クリーブランドクリニックの健康コラム(2024)は、ボトックスの持続期間は人によって、また用量によって異なり、用量が高いほど長く続く傾向を示したデータがあると説明しています。Journal of Cosmetic Dermatology誌(2026)に掲載された別のポリヌクレオチド研究の著者らも、注入型の再生系施術の持続性は製造技術、組織の動き、解剖学的要因の影響を受け得ると論じています。
当院では画一的な施術パッケージではなく、お一人おひとりの肌の状態を確認したうえで治療を設計します。確認の際に私が見ているのは、たるみがどの層から始まっているか、皮膚の厚みと弾力はどの程度か、動きの多い部位かどうか、そして滞在日程の中で回数と回復を無理なく組めるかという点です。この判断が系統と用量を決め、それが持続期間の出発点になります。
施術者の設計は結果にどう表れるか
機器が同じでも、エネルギーをどの深さにどれだけ伝えるかは施術者が決めます。米国国立医学図書館PMCに掲載された高周波による肌再生技術のレビュー論文は、単極性高周波が深部組織のたるみに重要な役割を果たす一方、施術中の不快感と施術者によって変わるエネルギー調整がその効果を制限する要素だと指摘しています。注射系も同様です。先ほど紹介したJournal of Cosmetic Dermatology誌(2026)のスプリットフェイス研究は、同じポリヌクレオチド製剤を片側の頬は真皮内に、反対側の頬は真皮の下に注入して比較しました。注入する層そのものが設計の一変数だということです。
ですから、カウンセリングで「誰が施術し、どのような基準でエネルギーや注入層を決めるのか」とお尋ねになるのは自然な質問です。私自身についてお伝えすると、ソウル大学校大学院を卒業しソウル大学病院で研修を受け、アラガン(ジュビダーム・ボトックス)のファカルティ、ポテンツァ・ウルセラのZキードクターとして活動しています。大韓臨床美容医学会の講師、大韓美容成形レーザー医学会の正会員でもあります。この経歴は機器や製剤を扱う教育・講義の経験をお伝えするための事実であり、結果はお一人おひとりの肌の状態によって異なります。
回復環境:施術直後の数日をどこで過ごすか
米国皮膚科学会は、非手術的なリフティング施術のあと軽い赤みや腫れが出ることがあると案内しています。短期滞在の方にとって、この数日は移動や観光、帰国の飛行機と重なります。私は施術を滞在の前半に置き、赤みや腫れが落ち着く経過を韓国にいる間に一度確認する日程をおすすめしています。
当院の江南店は、UHCグループのホテルであるUH FLAT SIGNATURE GANGNAM(テヘラン路8ギル13、WDビル2・3階)の中に、館内施設として運営されています。このホテルにご宿泊の場合、別の建物へ移動せず院内の移動だけでカウンセリング、施術、休息をつなげていただけ、施術は個室で受けていただけます。日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍しています。
UH FLAT SIGNATURE GANGNAMにご宿泊の方は、酸素カプセル30分かビタミン点滴のどちらか一方を無料でお選びいただけます(2026年9月時点)。両方ご利用になる場合、ビタミン点滴は55,000ウォンです。詳しい条件はuhcell.comのプロモーションページでご確認いただけます。私はこのサービスを施術後の滞在中の休息とコンディション管理を助ける選択肢としてご案内しており、施術効果の持続期間を延ばす手段としてはお伝えしていません。
帰国後、いつ結果を判断し次回を計画するか
結果を判断する時期は系統ごとに異なります。
- ボトックス:平均3〜4か月を目安に効果が弱まっていないか確認し、次回の来院時期をこの間隔に合わせて計画します。
- ウルセラやサーマクールのようなリフティング:コラーゲンの変化が2〜6か月かけて現れるため、施術直後の印象だけで判断せず、数か月後の状態を基準に次の計画をカウンセリングで相談することをおすすめします。
- リジュランヒーラーのようなスキンブースター:研究プロトコルが数週間間隔の複数回であるため、残りの回数を次回来院時に続けるか、お住まいの地域の医療機関と相談するかを事前に決めておくとよいでしょう。
帰国後の手入れの基本は生活条件です。クリーブランドクリニックが高周波の効果の1〜3年維持を「適切なスキンケア」とあわせて説明しているように、紫外線対策と普段のスキンケアは結果を保つ側に入ります。ホームケア製品は施術部位の状態によって変わるため、カウンセリングの際にご自身の肌の状態に合わせてお尋ねください。
滞在日数と受けられる施術の組み立てをより詳しく知りたい方は「ソウル滞在は何泊必要?日数別に受けられる施術の目安」を、帰国直前の施術選びが気になる方は「帰国前に避けたい施術と、メイクを再開できる時期の目安」もあわせてご覧ください。
✅ 来院前に整理しておきたいこと
- 滞在日数と帰国便の日付(施術を滞在の前半に置けるかどうか)
- 関心のある施術が1回型か、数週間間隔の複数回型か
- カウンセリングで尋ねる質問:誰が施術するか、エネルギー・用量・注入層をどのような基準で決めるか
- 施術後に休む場所と、そこまでの移動距離
- 帰国後に結果を判断する時期と、次回来院のおおよその時期
よくある質問|FAQ
帰国後、お住まいの地域の医療機関で引き続きケアを受けても良いですか?
多くの場合可能ですが、判断はその医療機関の医師が行います。引き継ぐ医師が正確に判断できるよう、施術名・施術部位・施術日をメモしておき、必要であればカウンセリングの際に施術記録を発行してもらえるかお尋ねください。リジュランヒーラーのような複数回型の施術であれば、残りの回数と間隔もあわせて控えておくとよいでしょう。
ボトックスを繰り返し受けると、次回までの間隔を延ばせますか?
クリーブランドクリニックは、施術を繰り返すと筋肉の収縮が弱まり、施術間隔をより長く取れる場合があると説明しています。同クリニックの健康コラム(2024)で、形成外科医のジェームズ・ジンズ(James Zins)医師は、初めて施術を受ける段階では効果がおおむね3〜4か月続いて徐々に弱まると述べ、コラムは筋肉が効果に慣れてくると次回以降の注射が初回より長く効くことがあると補足しています。ただしこれは個人差の大きい傾向のため、これまでの施術の持続期間を記録しておき、次回のカウンセリングで一緒に判断することをおすすめします。
論文に出てくる数値を、自分の結果として期待してよいですか?
そのまま当てはめるのは難しいです。先ほど紹介した集束超音波のシステマティックレビューでも、対象者はすべて女性で、患者自身による改善評価は90日時点の42%から360日時点で53%まで上がったものの、改善の度合いは軽度にとどまったと記録されています。論文の数値は方向性と時間の流れをつかむための参考資料として捉えていただき、ご自身の肌の状態に合った期待値は、肌の状態を確認したうえでのカウンセリングで決めることが安全です。
※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。
