ウルセラ×サーマクールFLX併用は可能?渡韓1回で決める基準

2026年10月6日

  • リフトアップ

ソウルでウルセラとサーマクールFLXを使ったたるみ治療を検討する際、同じ日に併用できるかどうかは、たるみが始まった層と帰国までの残り日数で判断します。ウルセラは1.5mm・3.0mm・4.5mmの深さの点に超音波エネルギーを集め、サーマクールFLXは単極型高周波で皮膚の広い面を温めるため、アプローチそのものが異なります。同日併用を扱った研究はまだ数十人規模の後ろ向き研究が中心のため、併用するかどうかとその範囲は、肌の状態を確認したうえでのカウンセリングで決めます。

こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。ソウルでたるみのリフティングを調べていらっしゃると、ウルセラとサーマクールFLXは並んで検索される名前だと思います。滞在期間が短い方にとっては、1回の来院で両方を受けられるかどうかがスケジュール全体を左右します。

どちらか一方を選ぶ基準については、ソチョ店の「ウルセラとサーマクールFLX、カウンセリングで何によって分かれますか」という記事にまとめています。ここでは、同じ来院日に両方を受けるかどうかを判断するときに必要な根拠と確認事項をお伝えします。

ウルセラとサーマクールFLXは狙う層が違います

ウルセラは超音波エネルギーを決まった深さの小さな点に集めるタイプの機器です。Marquardt氏らの研究チームがJournal of Cosmetic Dermatology(2025)にまとめた内容によると、ウルセラのトランスデューサーは1.5mmで表層真皮、3.0mmで深層真皮、4.5mmでSMAS(顔の筋膜層)と広頸筋を狙います。米国の臨床試験登録サイト(ClinicalTrials.gov)に登録されたUltheraシステムの臨床試験プロトコルには、この機器が皮下最大8mmまで超音波画像で確認しながら治療深度を見極めるよう設計されていると記載されています。

サーマクールFLXは単極型の高周波機器です。製造元のSolta Medicalは、サーマクールFLXがしわの非侵襲的な治療、および上下まぶたを含む目元のしわの非侵襲的な治療について米国FDAの承認を受けていると案内しています。超音波が点単位で熱を集めるのに対し、高周波は電極が触れた面に沿って皮膚を広く温めます。

項目 ウルセラ サーマクールFLX
エネルギー方式 集束超音波(画像確認機能付き) 単極型高周波
エネルギーが届く範囲 1.5・3.0・4.5mmの深さの点 電極が触れた面に沿って広く
米国FDA承認範囲(製造元案内) 眉のリフトアップ、顎下・首のリフトアップ、デコルテのしわ改善、腹部・腕の皮膚のたるみ改善など しわ、上下まぶたを含む目元のしわ
カウンセリングで併せて確認する点 たるみが深い層から始まっているか 小じわや肌質の悩みが顔全体に広がっているか

腹部・腕の範囲は、Merz Aestheticsが2025年11月にウルセラPRIMEの追加承認として発表した内容です。併用を検討する理由は出力を高めるためではなく、たるみが深い層と真皮の両方にまたがっている場合に、それぞれの層を別々に扱うためです。

同日併用、研究はどこまで示しているか

マレーシアの研究チーム(Khong氏ら)がMalaysian Journal of Medical Sciences(2024)に発表した後ろ向き研究は、ジョホールバルの美容クリニックで2018年6月から2021年5月の間に高密度焦点式超音波(HIFU)と単極型高周波の併用治療を受けた56名の記録を分析したものです。平均年齢は47.7歳で、大半がフィッツパトリック皮膚タイプIII・IVでした。総合美容改善尺度(GAIS)による評価では、96.4%が肌の弾力において臨床的に意味のある改善を示したと報告されています。

KoreaMedに登録されている国内の後ろ向き研究は、2021年8月から2023年8月の間にしわ治療を受けた36名を比較しています。20名はHIFU単独、16名はHIFUと単極型高周波の同時施術でした。自動肌分析ではどちらのグループもしわが有意に改善し、盲検による医師の写真評価と患者満足度は併用グループの方が高かったと報告されています。観察された副反応は赤みと腫れで、いずれも軽度で自然に治まったとされています。

どちらの研究も診療記録を振り返った後ろ向き研究で、対象者は数十名規模です。研究で使われたHIFU機器がウルセラと同一の機器かどうかも、抄録からは確認できません。どちらの施術を先に行うべきかについても、二つの抄録は触れていません。ですから私は、この根拠を「条件が合う方であれば同日併用を検討できる」という程度に解釈しています。

併用の前に必ず教えていただきたいこと

サーマクールFLXの製造元Solta Medicalは、次の場合にはこの機器を研究対象としていないと明らかにしています。

  • フィラーを受けた部位(唇、頬、顔のしわ、皮膚のたるみ部分)に施術する場合
  • 妊娠中または授乳中の場合
  • 糖尿病がある、またはループスなどの自己免疫疾患がある場合
  • 口唇ヘルペスや性器ヘルペスがある場合
  • てんかんがある場合
  • 半永久メイクやタトゥーがある場合
  • 小児

該当する項目がある場合は、カウンセリングで先にお伝えください。併用の可否と範囲を決めるうえで欠かせない情報です。

フィラーやボトックスなどの神経調節薬をエネルギー機器と併せて受けた場合の資料としては、Suh氏らの研究チームがArchives of Dermatological Research(2025)に発表した研究があります。国内の皮膚科二施設で2005年6月から2023年12月の間に、集束超音波または単極型高周波をボトックス・フィラーと併せて受けた1,040名の記録を分析したもので、感染・壊死・熱傷・フィラーの移動・想定より早いフィラーの消失といった有害事象は報告されていません。研究チーム自身も、後ろ向き設計と二施設という条件のため一般化には限界があると述べています。また、この研究は二つのエネルギー機器を同じ日に受けたケースを分けて分析したものではありません。フィラーを受けたことがある方は、時期と部位、分かる範囲での製品名を教えていただけると判断の助けになります。

滞在が短い場合は帰国日から逆算します

併用するかどうかは肌の状態だけでなく、残りの滞在日数にも左右されます。先ほどの国内研究の赤みや腫れは軽度でしたが、反応の程度や続く期間には個人差があります。到着後にまず肌の状態を確認する時間とカウンセリングの時間を確保し、施術後は帰国までに肌の反応を見届ける余裕を持っていただくと、判断がしやすくなります。

反応のタイプ別に帰国日から日程を逆算する方法は、ソウル短期滞在、施術の反応別に帰国日から逆算する方法にまとめています。

江南店で併用カウンセリングを受ける際の院内の移動

私たち江南店はUH FLAT SIGNATURE GANGNAM(テヘラン路8ギル13、WDビル2・3階)の中にあります。UHCグループホテルの付帯施設として運営されているため、このホテルにご宿泊の場合、客室と診療スペースが同じ建物の中にあります。施術は個室で受けていただけ、日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍しています。

私たちが扱うリフティング機器には、ウルセラPRIMEとサーマクールFLXのほかに、ソフウェーブ、オリジオX、ポテンツァもあります。お一人おひとりの肌の状態を確認してから治療を設計するため、併用が合わないと判断した場合には他の選択肢も一緒に検討します。私はソウル大学大学院を卒業し、ソウル大学病院で研修を受けました。アラガン(ジュビダーム・ボトックス)のfacultyであり、Potenza・Ultherapy Z Key Doctorとして活動しています。

江南駅エリアとアプグジョンエリアのどちらに滞在するか迷っていらっしゃる場合は、当院ホームページの「江南 vs アプグジョン、海外から来る患者様に向いているのはどちらのエリアですか」という記事もご参考にしてください。

よくある質問|FAQ

首のたるみには、ウルセラとサーマクールFLXのどちらが合いますか。

首のたるみについて両機器を直接比較した無作為化評価者盲検試験(Jones, Guiha, Goldman, Wu, Dermatologic Surgery, 2017)では、どちらの機器も施術90日後の研究者評価によるたるみの等級が有意に下がり、180日後まで維持されました。たるみの評価、患者満足度、副反応について両機器の間に統計的な差はなく、ウルセラの方が施術中の痛みが強かったとされています。どちらが合うかは、首の皮膚とたるみの程度を確認したうえで決めます。

ウルセラPRIMEは、これまでのウルセラと何が違いますか。

Merz Aestheticsによると、ウルセラPRIMEは2024年に米国FDAの承認を受けた新しいプラットフォームです。米国国立医学図書館PMCで公開されているアンケート調査では、ウルセラPRIMEで顔のリフティングを受けた参加者が、前世代の機器よりも痛み・赤み・腫れのスコアを有意に低く報告したとされています。単一施設で盲検化されていないアンケート調査であるという限界も、研究チーム自身が述べています。

サーマクールFLXは目元にも受けられますか。

Solta Medicalは、サーマクールFLXが上下まぶたを含む目元のしわの非侵襲的な治療について米国FDAの承認を受けていると案内しています。実際に目元へ適用できるかどうかは、目の周りの肌の状態と過去の施術歴を確認したうえで、カウンセリングで決めます。

酸素カプセルとビタミン点滴は、どちらも無料ですか。

UHCホテルにご宿泊の方は、酸素カプセル30分かビタミン点滴のどちらか一方を無料でお選びいただけます。両方をご利用になる場合、ビタミン点滴は55,000ウォンです。詳しい条件は当院ホームページのプロモーション案内ページでご確認いただけます。

ウルセラとサーマクールFLXの併用を迷っていらっしゃる場合は、たるみが気になる部位、帰国日、フィラーや過去の施術歴を整理して、カウンセリングで一緒に確認していただければと思います。

※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。