フィラー後の痛みや肌の色の変化、そのまま様子を見てもよいですか?

2026年10月21日

  • ヒアルロン酸注入

大切なポイント

米国食品医薬品局(FDA)は、フィラーの施術中や直後に異常な痛み、注入部位周辺が白色・灰色・青色に変わる、見え方に異常が生じるといった症状が現れた場合、直ちに受診するよう案内しています。突然話しにくくなる、顔や手足の感覚が鈍くなる、力が入らなくなるといった症状も警告サインです。一つでも現れた場合は、次の予約日まで待たないでください。

こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。

私は、フィラー後の不快感について考えるとき、よく見られる反応と、直ちに受診が必要なサインを分けて理解していただくことが大切だと考えています。「フィラー後には痛みが出ることがあります」という説明は、どのような痛みでも様子を見てよい、という意味ではありません。

内出血や腫れが起こることはあっても、すべての変化を正常と考えないでください

FDAの消費者向け安全情報では、内出血、腫れ、赤み、痛み、押したときの痛みなどを、よく見られる反応として挙げています。一方、FDAの患者向け案内では、異常な痛みを直ちに受診が必要なサインに含めています。

私がお伝えしたいのは、痛みが一般的な反応にも含まれているという理由だけで、今の症状を正常な回復過程と決めつけないでいただきたい、ということです。特に注入部位周辺の肌の色や見え方に変化がある場合は、単なる内出血や腫れと考えて待たないでください。

痛みと肌の色の変化が、両方そろうまで待たないでください

FDAは、フィラーが意図せず血管内に入ると、血管を塞ぎ、組織への血液供給を妨げることがあると説明しています。FDAの消費者向け案内によると、このような合併症が起こる可能性は低いものの、組織の壊死、失明、脳卒中につながることがあり、障害が永続する場合もあります。

そのため私は、痛みだけでなく、注入部位周辺が白色、灰色、青色に変わっていないかにも注意していただきたいと考えています。ただし、症状の一覧を見て、ご自身で血管の問題だと判断するよう求めているわけではありません。医療機関で肌の状態を確認し、原因を調べるための行動の目安として受け止めてください。

FDAの直ちに受診するよう求める案内は、複数の症状がすべてそろった場合だけに適用されるものではありません。痛みの程度や待つ時間にご自身で基準を設けて、受診を遅らせないでください。

見え方の異常や、突然の話しにくさがある場合

FDAの患者向け案内では、次のような症状を直ちに受診が必要なサインとして挙げています。

  • 見え方に変化があります。
  • 突然、話しにくくなります。
  • 顔や手足の感覚が鈍くなったり、力が入らなくなったりします。
  • 歩きにくくなります。

私は、こうした症状には、通常の経過についての問い合わせとは分けて対応していただきたいと考えています。施術中であれば、その場の医療スタッフに直ちに伝えてください。施術後にこれらの警告サインが現れた場合は、クリニックからのメッセージの返信や、予定されている経過確認を待たず、直ちに医療機関で救急診療を受けてください。

受診時には、症状と施術の情報を伝えてください

私は、受診時に次の情報を説明できるよう、整理しておくことをお勧めします。

  • フィラーの施術を受けた時期と部位を伝えてください。
  • 使用した製品名が分かる場合は、伝えてください。
  • 痛みや肌の色の変化が始まった時期と、その後の変化を伝えてください。
  • 見え方の異常、話しにくさ、力が入らないなど、同時に現れた症状を伝えてください。

ただし、製品名を探したり記録を完成させたりするために、受診を遅らせないでください。警告サインがあるときは、すべての情報をそろえることよりも、必要な診療を遅れずに受けることを優先してください。

※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、医師にご相談ください。