フィラー後の痛み・皮膚の色の変化、すぐに受診すべき症状は?

2026年10月22日

  • ヒアルロン酸注入

要点:通常とは異なる痛み・皮膚の色の変化・見え方の異常は、待たずに受診してください

こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。

米国食品医薬品局(FDA)は、フィラーの施術中や直後に通常とは異なる痛み、注入部位周辺が白色・灰色・青色になる変化、見え方の異常、または脳卒中の兆候が現れた場合、直ちに受診するよう案内しています。私は、こうしたサインがあるときに、複数の症状がそろうまで様子を見ないでいただきたいと考えています。

フィラー後には腫れや内出血が出ることがあると説明を受けていても、すべての変化を回復過程と捉えないでください。私がこの記事でお伝えしたいのは、一般的に起こり得る反応と、受診を先延ばしにしてはいけない警告サインの違いです。

腫れや内出血の回復期間は、受診を待ってよい期間ではありません

FDAの消費者向け案内では、腫れ・内出血・圧痛(押したときの痛み)を、よく見られる反応として挙げています。腫れや内出血などの多くは数日から数週間で改善しますが、私は、この説明を「誰でもその期間は待ってよい」という意味には受け取らないでいただきたいと思います。

特に、以下の警告サインがある場合は、「まだ回復中だから」と受診を遅らせないでください。

皮膚の色の変化や通常とは異なる痛みは、すぐに診察を受けてください

FDAの患者向け安全情報によると、フィラーが意図せず血管内に入ると、血管が詰まり、組織への血液供給が減ることがあります。FDAは、発生する可能性は低いものの、組織の壊死、失明を含む視覚障害、脳卒中など、重篤で後遺症が残る可能性のある合併症について警告しています。

次のような変化があれば、直ちに医療機関を受診してください。

  • 注入部位の周辺が白色・灰色・青色に変わる
  • 通常とは異なる痛みが生じる

私は、痛みと皮膚の色の変化が両方そろわなければ受診する必要はない、と考えないでいただきたいと思います。これらはご自身で原因を判断するための一覧ではなく、速やかに医療機関で肌の状態を確認してもらう必要があるサインです。

見え方の変化・話しにくさ・力が入らない症状は、救急受診が必要です

FDAは、フィラー施術中や直後の見え方の変化に加え、突然話しにくくなる、顔や手足の感覚が鈍くなる、力が入らなくなるといった脳卒中の兆候も、直ちに受診が必要な症状として案内しています。

  • 見え方が変わる
  • 突然、話しにくくなる
  • 顔や手足の感覚が鈍くなる、または力が入らなくなる

こうした変化が起きたら、予約日やメッセージへの返信を待たず、直ちに救急受診してください。施術中であれば、その場で症状を伝えてください。私は、症状が始まった時刻を正確に思い出すことよりも、受診を遅らせないことを優先していただきたいと考えています。

受診時は、施術の情報と症状が始まった時期を伝えてください

私は、受診される際に、分かる範囲で次の情報を伝えることをお勧めします。

  • フィラーを受けた日と注入した部位
  • 分かっている製品名
  • 症状が始まった時期と、その後の変化

記録を探したり写真を整理したりするために、受診を遅らせないでください。まず診察を受け、入手できる情報を伝えてください。

施術前のカウンセリングでも、予想される腫れや内出血だけでなく、すぐに受診すべき変化を確認しておくことを私はお勧めします。FDAも、使用するフィラーの患者向け説明を読み、製品や注入部位ごとのリスクを医療従事者と話し合うよう案内しています。カウンセリングでは、使用する製品の説明とともに、どのような症状が出たら、どこですぐに診察を受けるべきかを確認してください。

※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、医師にご相談ください。