ボトックス後のまぶたの下がり・物が二重に見える症状は、様子を見てもよいですか?

2026年10月21日

  • ボトックス注射

要点:新たなまぶたの下がり・複視は、直ちに受診してください

ボトックス後に新たにまぶたが下がったり、物が二重に見えたりした場合は、自然に治まるのを待たず、直ちに医療スタッフへ伝えて受診してください。飲み込みにくさや息苦しさがある場合は、クリニックからの返答を待たず、救急受診を優先してください。米国疾病予防管理センター(CDC)は、2026年4月の案内で、こうした症状が現れたら直ちに医療機関を受診するか、救急外来へ行くよう勧めています。

こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。

私はこの記事で、ボトックス後の不調のうち、様子を見ずに受診していただきたい変化について説明します。大切なのは、ご自宅で肌の状態を確認して原因を見分けようとすることではなく、必要な受診を先延ばしにしないことです。

注射部位の内出血・腫れと、まぶたの下がりはどう違いますか?

米国国立医学図書館のメドラインプラスに掲載されているオナボツリヌストキシンA注射の案内(2025年改訂)では、注射部位の痛み・腫れ・内出血が強い場合や、治まらない場合は医療スタッフへ伝えるよう説明しています。これらの反応も、必ず我慢して待てばよいという意味ではありません。

一方、同じ案内では、次の症状を、直ちに医療スタッフへ連絡するか、救急受診が必要な症状として挙げています。

  • まぶたが下がる
  • 物が二重に見える(複視)
  • 目がかすむ
  • まぶた自体が腫れる

目の周りの変化を、すべて軽い注射部位の腫れと判断しないでください。

これは特定の成分を含む医薬品の案内です。私がお伝えしたいのは、すべての製品で同じ頻度で問題が起こるということではなく、症状が現れたときに必要な行動です。

物が二重に見える、飲み込みにくいときは、どうすればよいですか?

CDCは、ボツリヌス毒素注射後に次の症状が現れたら、救急の助けを求めるよう案内しています。

  • 目がかすむ、物が二重に見える
  • まぶたが下がる
  • 筋力が低下する
  • 飲み込みにくい
  • 息苦しい

この一覧は、直ちに評価が必要な症状を示すものです。症状だけで、ご自身で原因を確定するためのものではありません。

私は特に、飲み込みにくさや息苦しさがある場合には、施術を受けたクリニックの返答や予約時間を待たず、救急受診を優先していただきたいと考えています。目の症状だけであっても、ほかの症状が出るかどうかを見届けてから連絡しようとしないでください。

移動の際は、ご自身で運転しないでください。メドラインプラスは、視覚の異常や全身の筋力低下がある場合は、運転や機械の操作をしないよう案内しています。

施術当日は問題がなく、数日後に症状が出た場合も伝えるべきですか?

はい。CDCは、関連する症状が注射後数時間から数週間後までに現れることがあると説明しています。施術直後に問題がなかったことを理由に、その後の変化を見過ごさないでください。

ここで私がお伝えしたいのは、「症状が現れる可能性のある時期」と「待ってもよい期間」は別だということです。数週間後にも現れることがあるという説明は、数週間様子を見てよいという意味ではありません。新たにまぶたが下がったり、見え方が変わったりしたら、直ちに伝えて受診してください。

受診時には、何を伝えるとよいですか?

私は、可能な範囲で次の情報を整理して伝えることをお勧めします。ただし、資料を探すために出発や救急受診を遅らせないでください。

  • ボトックスを受けた日と部位
  • 症状が最初に現れた時期と、その後の変化
  • まぶたの下がり、物が二重に見えること、飲み込みにくさ、息苦しさなど、現在の症状
  • 分かっている製品名や、すでに手元にある施術記録
  • 現在服用している薬・ビタミン・サプリメントの一覧

メドラインプラスも、服用している薬・ビタミン・サプリメントの一覧を作り、受診や入院の際に持参するよう勧めています。製品名が分からなくても、まずは分かっている施術情報と、現在の症状を伝えてください。

最後に私からお願いしたいのは、記録を完璧にそろえることよりも、必要な受診を優先していただくことです。特に飲み込みにくさや息苦しさがある場合は、救急受診を遅らせないでください。

※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、医師にご相談ください。