
リフティング施術後の回復管理はいつ何を確認すればいい?
2026年9月18日
- スキンケア
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リフティング後の回復管理は、施術当日の説明用紙一枚で終わるものではありません。最初の72時間、ソウル滞在中、帰国後3〜6か月という三つの期間でそれぞれ確認する項目が異なり、患者様ご自身で判断できる基準も期間ごとに変わります。私は各期間の経過と遠隔での確認結果を踏まえて、次回の来院時期を判断しています。
こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。カウンセリングでリフティングそのものより頻繁に聞かれるのは、施術後の経過を誰が見てくれるのかという質問です。特に2泊から5泊ほどの日程で来院される方は、施術翌日にはすでに飛行機に乗る予定があったり、帰国後の数か月を一人で過ごさなければならない状況を先に思い浮かべます。この記事では、私が回復をどのような時間帯に分けて捉えているか、そして各期間で何を根拠に判断しているかを順にご説明します。
この質問が増えている背景
韓国保健産業振興院が2025年に公表した2024年外国人患者誘致実績統計分析報告書によると、2024年の1年間に韓国を訪れた外国人患者は実患者数ベースで117万人でした。診療科目別では皮膚科が全体の56.6%にあたる70.5万人で最も多く、同報告書は皮膚科が2023年比で194.9%増加し、全体の85.4%がソウルに集中したと記しています。
短期間滞在して肌の施術を受けて帰る方は、統計上すでに多数派です。そのため「どこで施術を受けるか」よりも「受けた後の管理をどう続けるか」が実際の判断材料になっています。
リフティングの効果はいつ現れ、どこまで報告されているか
カウンセリングでは、まず肌の状態を確認したうえで期待値をすり合わせます。微小焦点式超音波(ウルセラ系)については、コンティーニ氏らがInternational Journal of Environmental Research and Public Health誌(2023年)に発表した系統的レビューが16件の研究をまとめて分析しました。施術後90日時点の統合施術者評価(n=337)では92%の患者に肌の引き締まりやしわの改善が見られ、この改善は1年まで続いたと報告されています。同レビューは1年を超える長期追跡データは確保されていないと明記しており、患者自身による評価では改善を感じた割合が90日時点の42%から360日時点の53%へゆるやかに増えたとまとめています。
Aesthetic Plastic Surgery誌に掲載された前向き研究では、33〜55歳の女性28名に単回施術を行い、12か月まで7つの時点で計測しています。顔とオトガイ下の両方で12か月まで統計的に有意な体積減少が維持され、オトガイ下が最も長く効果が保たれる部位でした。ほうれい線は3か月時点で最も大きく改善しています。
変化が定着する時期については、Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology誌に掲載された観察研究があります。女性22名に単回施術を行った後、表皮バリア指標(経表皮水分蒸散量、水分量、紅斑)に有意な変化はなく、肌の弾力は12週と24週で有意に改善しました。研究チームは、引き締め効果が施術後6か月前後で最も多く観察され、これは新たなコラーゲンが生成・再構築される時期と重なると説明しています。
数年単位で効果が続くという言い切りを、これらの文献は支持していません。ですから私はカウンセリングでこの内容をそのままお伝えしています。根拠が示す範囲は、3か月前後で変化がはっきりし、6か月前後で定着し、12か月までは計測で確認された例があるというところまでです。その先は個人差の領域であり、次回の来院時期は経過を確認したうえで決めています。
最初の72時間に実際に見ていること
施術直後の期間で私が見ているのは、効果よりも反応です。先ほどのレビューも、微小焦点式超音波が中等度の痛みを伴い、一時的な紅斑と腫れを残すとまとめています。この反応の多くは短期間で治まりますが、この数日間に何をするかが残りの日程を左右します。
熱への曝露を控える根拠は、公開されている臨床試験の資料にもあります。ClinicalTrials.govで公開されているスカルプトラの臨床試験プロトコル(NCT04124692)は、初期の腫れと紅斑が落ち着くまで過度な日光、紫外線ランプ、極端な温度への曝露を避けるよう定めています。温泉やサウナ、熱い湯船、激しい運動を控えるようご案内するのは、この基準に基づいています。判断基準は日数ではなく状態です。赤みや腫れが残っていればまだ早く、落ち着いていれば再開についてカウンセリングでお話しできます。
私がこの期間に確認する項目は三つです。施術部位の赤みが時間とともに引いているか、痛みが想定範囲内か、そして残りの日程で熱と紫外線を実際に避けられる院内の移動が可能かどうかです。三つ目が思いのほか引っかかることがあります。屋外での予定が詰まった旅程であれば、施術の順序を変えたほうが良いとお伝えしています。
施術ごとに異なる回復期間と管理間隔
一回で完結する施術と、複数回に分けて行う施術では、管理の設計が変わります。以下の表は、文献で報告されている経過と、滞在日程の中で私がどう配置しているかをまとめたものです。表の数字は公開された研究で観察された範囲であり、当院が保証する期間ではありません。
| 施術 | 文献で報告されている経過 | 滞在中の配置 | 帰国後に確認する項目 |
|---|---|---|---|
| ウルセラ(微小焦点式超音波) | 90日時点で多数の改善報告、6か月前後で引き締めが定着、12か月まで計測で維持された例あり | 単回施術として配置、翌日に余裕のある日程を推奨 | 3か月・6か月時点の写真比較、フェイスラインの変化 |
| サーマクール・オリジオX(高周波) | 個人差が大きく、一律の維持期間を示す根拠は十分でない | 単回施術、施術後の赤みを確認 | 肌の乾燥感と質感の変化 |
| ソフウェーブ | 超音波系であり、層と強度によって経過が異なる | 単回施術 | 左右差の有無 |
| リジュランヒーラー(ポリヌクレオチド) | ベー氏らがJournal of Cosmetic Dermatology誌(2026年)に発表した半顔研究では、3週間隔で3回施行後、9週・12週時点で評価 | 滞在中に1回実施、以降の回は間隔を調整 | 注射部位のしこりの消失、小じわ |
| ポテンツァ(高周波マイクロニードリング) | 肌反応に応じて回数を設計、回復は表面刺激の程度に左右される | リフティングと同日併用するかはカウンセリングで判断 | 赤みと落屑の経過 |
| ジュベルック・スキンバイブ | 製剤ごとに特性が異なり、回数と間隔を個別に設計 | リフティングの回復期間と重ならないよう配置 | ボリュームと水分感の変化 |
帰国後の確認項目をあらかじめ決めておくと、遠隔での確認が漠然とした問い合わせではなく項目ごとの点検として進みます。3週間隔で3回といった複数回のプロトコルが必要な施術は、滞在日程に無理に詰め込まず、初回をソウルで行い残りの間隔を調整する方法を一緒に検討しています。
同じ建物内で回復を続けられる院内の移動
江南店はUH FLAT SIGNATURE GANGNAMのホテル建物内にあります。UHCグループホテルの付帯施設として運営されているため、施術を受けた方がロビーを通って客室へ上がるという院内の移動が成立します。赤みが残った状態でタクシーを探して移動する区間がなくなることが、この構造の実質的な意味です。
回復のケアも同じ建物内で続けられます。UHCホテルにご宿泊の方は、酸素カプセル30分またはビタミン点滴のどちらか一方を無料でお選びいただけます。両方をご利用になる場合、ビタミン点滴は55,000ウォンです。詳しい条件はプロモーションのご案内に記載していますので、ご来院前にご確認いただくことをおすすめします。この特典はUHCホテルにご宿泊の方を対象としており、施術自体は個室で行います。
滞在中に2回の施術を計画される方にとって、この院内の移動は日程の組み方を変える要素になります。初日にリフティングを受け、翌日以降の数日間を同じ建物内で回復に充て状態を確認したうえで、最終日に注射系の施術を配置する設計が可能になるためです。ただし、この配置がすべての方に合うわけではなく、最初の期間の反応を見て2回目の施術を見送るという判断も少なくありません。
帰国後3〜6か月、ご自身で管理いただく期間
先ほどの文献で、肌の弾力の改善が12週と24週で確認されたという点をもう一度考えていただきたいと思います。結果がつくられる期間の大部分は、患者様が自国で過ごす時間です。
この期間の基本は紫外線対策です。米国皮膚科学会(AAD)は、紫外線対策が皮膚がんや日焼けだけでなく、シミ、たるみ、しわといった光老化のリスクを減らすと案内しています。リフティングで得た変化を保つという観点でも、同じ考え方が当てはまります。特別なホームケア製品を必ず購入すべきだとは申し上げていません。優しい洗顔、保湿、そして毎日の紫外線対策が、根拠のはっきりしている三つの習慣です。
遠隔での確認は、江南店に日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍していますので、患者様の言語で進めることができます。通訳を介すと、じっとしているときのピリピリ感と押したときの痛みが同じ表現にまとまってしまいやすいものです。この違いが判断を左右します。写真を送っていただく際は、同じ照明、同じ角度、同じ時間帯を保っていただくと、3か月前の写真と比較しやすくなります。
現地の病院で後続の管理を引き継ぐことも可能です。ただし、どの層をどの強度で扱ったかという記録が伝わって初めて意味を持ちますので、ご希望があれば施術内容と観察項目をまとめてお渡しします。自国で別の施術を追加される予定がある場合は、順序を先にご相談いただくほうが安全です。
再来院が必要になるのはどのような場合か
正直に申し上げると、多くの場合は急ぎません。文献が12か月まで効果の維持を報告している施術を受けられたのであれば、その期間内に再来院するかどうかは患者様が選べることです。
私が再来院をお勧めする状況は比較的はっきりしています。複数回が必要な注射系の施術を始められ、現地で同じ製剤を続けるのが難しい場合。経過写真で左右差や想定と異なる変化が見られ、直接触れて確認する必要がある場合。そして初回で一部の部位だけを扱い、次の段階を残している場合です。反対に、写真と説明から経過が想定範囲にあると判断できれば、次回の来院は先送りしましょうとお伝えしています。
カウンセリングで確認しておきたい項目
- 今回の施術がねらう層と、その層の変化がいつ頃現れるかを時期として説明されているか
- 最初の72時間に避けるべきことが、日数基準か状態基準かで説明されているか
- 帰国後に確認する項目が具体的に決まっているか(部位、写真の条件、確認の時期)
- 遠隔での確認をどの言語で進められるか
- 複数回が必要な施術の場合、残りの回数を現地で続けられるか
- 滞在日程の中で施術の順序を変える余地があるか
リフティング施術後の帰国フライト、搭乗前に確認すべきこともあわせてご確認いただくと、渡航前後の判断がしやすくなります。
よくある質問|FAQ
温泉やサウナはいつから再開できますか
状態を基準に判断します。ClinicalTrials.govで公開されているスカルプトラの臨床試験プロトコル(NCT04124692)は、初期の腫れと赤みが落ち着くまで極端な温度への曝露を避けるよう定めています。施術の種類と強度によってこの期間は異なりますので、旅程に温泉が含まれる場合は予約前にお知らせいただければ順序を調整します。
ホームケア製品は別途購入する必要がありますか
必須ではありません。優しい洗顔と保湿、そして毎日の紫外線対策が最も根拠のはっきりした管理であり、米国皮膚科学会(AAD)も紫外線対策をたるみやしわといった光老化予防の基本として案内しています。今お使いの製品があれば、成分を確認して続けるものと一時的に控えるものを分けてご案内します。
写真だけで経過を判断できますか
判断できる範囲は限られます。赤み、腫れ、左右差といった視覚情報は写真で確認できますが、触れて初めてわかるしこりや硬さは写真では見落とすことがあります。そのため私は写真とあわせて症状の説明を伺い、両者が食い違う場合は現地での受診をお勧めしています。
次回の来院間隔はどう決めますか
経過確認の結果で決めます。3か月と6か月時点の写真を比較し、変化が想定範囲にあり新たな気になる点がなければ、急いで次回を設定することはありません。文献も12か月を超える期間については十分なデータを示していませんので、それ以降は実際の状態を見て改めて判断します。
施術翌日に飛行機に乗っても大丈夫ですか
施術の種類によります。機内の乾燥や気圧の変化そのものが回復を妨げると断定できる根拠は確認していませんが、赤みや腫れが残った状態で長時間移動すると、状態の確認が難しくなります。帰国便が施術翌日の場合は、カウンセリングで施術範囲を調整することを先に検討します。
※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。
