他院で受けたフィラー、ウルセラ・サーマクールの相談で何を伝える?

2026年10月20日

  • リフトアップ

他院でフィラーを受けた方は、リフトアップのカウンセリング前に、製品名・注入部位・施術日・注入量を整理してください。現在の腫れや痛み、硬く触れる部分の有無に加え、追加注入やフィラーを溶かす処置を受けた履歴も伝えましょう。わからない項目は推測せず、「未確認」として残しておいてください。

こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。

ウルセラやサーマクールを検討されている方は、今回リフトアップを希望する部位と、以前フィラーを受けた部位をあわせてお伝えください。私は「フィラーを受けたことがある」という情報だけでなく、部位ごとに確認できた記録を分けて準備していただくことをお勧めします。記録はカウンセリングの出発点であり、施術を受けられることや、その結果を保証するものではありません。

製品名・注入部位・施術日・注入量のまとめ方

カウンセリング用のメモには、次の内容をまとめてください。複数回受けた方は、直近の施術だけでなく、確認できる施術をそれぞれ分けて記載しましょう。

項目 メモする内容
製品名 記録にある正確な名称を記載してください。一部しかわからない場合は、確認できた部分と不明な部分を分けてください。
注入部位 頬の前面・ほうれい線・あご先など、具体的に記載してください。わかれば左右も分けてください。
施術日 正確な日付を記載してください。不明な場合は、おおよその時期であることを明記してください。
注入量 記録にある単位をそのまま記載し、総量か部位ごとの量かを分けてください。
追加注入・除去の履歴 同じ部位への追加注入や、フィラーを溶かす処置を受けた日付と、わかっている内容を記載してください。

総量しかわからない場合は、左右や部位ごとの量を自分で割り振らないでください。海外で施術を受けた場合も、製品名を似た日本の名称に置き換えず、元の表記と単位をそのまま持参していただくことをお勧めします。

米国食品医薬品局(FDA)は、2023年に更新したフィラーの案内で、効果の持続期間はフィラーの材料と注入部位によって異なると説明しています。そのため、「ずいぶん前に受けた」という情報だけで、現在どの程度フィラーが残っているかを判断しないでください。私は、古い施術についても、覚えている範囲や記録で確認できる範囲でメモしていただくことをお勧めします。

製品名や注入量を覚えていない場合は?

施術を受けた医療機関に、製品名・施術日・注入部位・注入量が記載された記録を依頼してみてください。手元にある施術の案内書や製品ラベルの写真も、一緒にまとめておきましょう。施術前後の写真を持参する場合は、撮影日を添えてください。

私は、資料に記載されている内容と、記憶に基づく内容を分けていただきたいと考えています。領収書に支払い総額しか記載されていない場合は、そこにない製品名や部位ごとの注入量を推測で補わないでください。

記録を入手できなかった場合は、「製品名は未確認、施術時期はおおよそ覚えている」のように記載すれば構いません。空欄を埋めることよりも、確認できた情報と、まだわからない情報を分けることを大切にしてください。

腫れ・痛み・硬く触れる部分と、除去の履歴も伝えてください

製品の記録とは別に、現在気になる症状がある方は、次の内容をメモしてください。

  • どの部位に、どのような症状があるかを記載してください。
  • いつ始まったか、続いているのか、繰り返しているのかを記載してください。
  • これまでに受けた処置や薬物治療を記載してください。
  • フィラーを溶かす注射や除去の施術を受けた場合は、日付・部位・わかっている処置内容を記載してください。

FDAの同じ案内では、フィラーに関連するリスクとして腫れ・痛み・結節などが挙げられています。また、一部の有害反応は注入から数週間、数か月、あるいは数年後に現れることがあると説明されています。ただし、この案内だけで、今ある症状の原因がフィラーだと確定するわけではありません。私は、ご自身で原因を決めつけるよりも、症状が始まった時期と、その後の変化を伝えていただくことをお勧めします。

FDAは、フィラーの除去にも別のリスクがあり、材料によっては除去が難しい、または除去できない場合があると案内しています。溶かす処置を受けた場合も、その事実だけですべてなくなったと判断せず、処置の履歴を一緒に伝えてください。

フィラーの施術中や直後に、こんな症状がある場合は待たずに受診してください

FDAは、フィラーの施術中または直後に次の症状がある場合、直ちに診療を受けるよう案内しています。

  • 通常とは異なる痛みがある場合です。
  • 見え方に変化がある場合です。
  • 注入部位の周辺の皮膚が、白色・灰色・青色に変化した場合です。

このような場合は、リフトアップのカウンセリング用の記録を準備するよりも、直ちに医療機関を受診してください。

フィラーを入れた部位へのウルセラ・サーマクールは、どう相談する?

当院の江南店の公式メニューには、ウルセラプライムとサーマクールFLXを掲載しています。ただし、メニューに機器が載っていることと、以前フィラーを受けた部位にその施術が適しているかという判断は別です。

サーマクールの製造元であるソルタメディカルは、米国向けの公式安全性情報で、フィラーがある部位へのサーマクールシステムの使用は研究されていないと明記しています。これは、その使用の安全性を保証するものでも、必ず問題が起こると証明したものでもありません。また、このサーマクールに関する説明を、そのままウルセラに当てはめることはできません。

私は、「フィラーを受けたから絶対にできない」「時間がたったから大丈夫」とご自身で結論を出すのではなく、準備した記録をもとに、次の点を質問していただくことをお勧めします。

  • フィラーを受けた部位と、今回リフトアップしたい部位は重なっていますか?
  • 施術の範囲や順序を決める前に、追加で確認すべき記録はありますか?
  • 現在症状のある部位は、リフトアップの計画より先に評価を受ける必要がありますか?
  • 私の場合、施術の時期はどう決め、次の来院時には何を再確認すればよいですか?
  • 今後、同じ部位にフィラーを追加する予定も考慮する必要がありますか?

以前の施術日だけをもとに、ご自身で待機期間を計算しないでください。製品・部位・時期・現在の状態を伝え、それらを考慮した計画を確認しましょう。当院では、一人ひとりの肌の状態を確認したうえで施術計画を立てています。これまでの施術歴も、カウンセリング時にあわせてお伝えください。

江南店のサーマクール施術案内もご覧いただき、カウンセリングには、確認できた施術歴のメモと、今いちばん聞きたい質問をお持ちください。

※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、医師にご相談ください。