
帰国後の1年間、リフティング施術の経過はどう管理しますか
2026年9月28日
- リフトアップ
リフティング施術を受けて帰国される際は、機器名・部位・ショット数の記録を受け取り、腫れやしびれが落ち着く2〜6週間は熱刺激と激しい運動を控え、3か月時点で施術前と同じ条件の写真を撮って経過を確認する、という順番で管理を続けていただければ大丈夫です。ウルセラのような集束超音波の効果は臨床研究で約1年まで追跡されており、それより先のデータはまだ十分ではありません。だからこそ次の来院時期は、決まった月数よりも1年前後の経過を見て決めるべきだと考えています。
こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。帰国を控えた患者さんからいちばん多く受ける質問は、飛行機の時間ではなく「家に戻ってからのケアはどうすればいいか」です。出国前の回復準備については、当院の別記事「リフティング後の回復管理、帰国後まで必要な理由とは」にまとめていますので、あわせてご覧ください。
リフティングの結果は、新しいコラーゲンが数か月かけて作られる過程で少しずつ現れてきます。管理の大部分は、韓国を離れたあと、私たちが直接お会いできない時間に進みます。次の表は、診察室でご説明している順番をそのまま整理したものです。
1年間の管理を一覧で見る
| 時点 | 肌で起きていること | この時期にすること | カウンセリングで確認すること |
|---|---|---|---|
| 出国前 | 赤みや腫れが出始めている、または落ち着き始めている | 施術記録を受け取る、サウナを再開できる日を確認する | 連絡が必要な症状のリスト |
| 帰国後1〜2週間 | 軽い腫れ、触ると痛む感覚 | 紫外線対策を続ける、深酒や激しい運動を控える | 腫れが長引く場合の目安 |
| 2〜6週間 | しびれや感覚の鈍さが残ることがある | 症状と日付をメモしておく | 症状が6週間を超えた場合の対応 |
| 3か月 | 研究で医師評価上の改善が観察された時期 | 施術前と同じ条件で写真を撮る | 期待していた変化と実際の差 |
| 1年 | 研究による追跡がなされた最後の区間 | 写真を比較し、再来院するか判断する | 次に受ける施術の種類と間隔 |
この表の期間は、このあとご紹介する研究とメーカー資料をもとに組んでいます。同じ機器でも、部位やエネルギー設定、肌の状態によって前後します。
出国前に受け取っておきたい記録
帰国後に現地の病院にかかる際、最初に聞かれるのは「いつ、どこに、何を、どれくらい受けたか」です。この答えがないと、次に診る医師は同じ部位に再びエネルギーを入れてよいか判断する材料を持てません。診察が終わる前に、次の項目を確認して帰国していただきたいと思います。
- 施術名と機器名(例:ウルセラ、サーマクール、シュリンクユニバース、ポテンツァ)
- 施術部位とショット数またはエネルギー設定、機器によって適用した深さ
- 施術日、同じ日に一緒に受けた他の施術(注射製品名と部位を含む)
- 想定される反応の種類と期間、すぐに連絡すべき症状
江南店には日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍しています。記録の内容で理解しづらい部分があれば、出国前に母国語で確認しておくと、現地の病院に伝えるときの行き違いが減ります。
2週間から6週間で出やすい反応
WebMD(2024年)の説明では、ウルセラ施術の直後に肌がやや赤くなることがあり、多くは数時間以内に引きますが、その後数日は軽い腫れが出る場合があるとされています。同じ資料には、数週間にわたってピリピリした感覚や押した時の痛みが続いたり、小さな内出血や感覚の鈍さが生じたりすることもあると記載されています。
神経に関連する症状はもう少し期間が長くなります。医療従事者向け教育プラットフォームのEmpire On-Demandが2026年にまとめたウルセラの添付文書(IFU)の要約によると、顔と首の臨床試験で見られた一時的な筋力低下やしびれといった神経症状は、多くの場合2〜6週間で消えています。同じ資料は、誤った施術手技では熱傷や瘢痕が生じる可能性があるとも注意を促しています。
では、どのような症状であれば連絡すべきでしょうか。米国国立衛生研究所(NIH)が運営する臨床試験登録サイトClinicalTrials.govに公開されている高周波マイクロニードリングの研究プロトコルでは、水疱、出血や滲出液、強い痛み、72時間を超えて続く腫れ、膿や発熱といった感染の兆候があれば、ただちに研究担当者へ連絡するよう参加者に案内しています。研究向けの基準ではありますが、帰国後にご自身で判断される際の目安としても使いやすいため、私もこの項目を基準にしていただくようお伝えしています。
この期間は紫外線対策を続けていただき、腫れが残っている間は深酒や汗を大量にかく激しい運動を控えると楽に過ごせます。症状が出たら日付とともにメモし、写真を残しておいてください。あとで相談する際、その記録がいちばん正確な資料になります。
サウナや温泉の再開時期は施術ごとに確認
サウナ・温泉・チムジルバンをいつから再開してよいかは、すべてのリフティングに共通する日数が決まっているわけではありません。熱を使う機器か、肌の表面に微細な通路を作る機器か、注射施術を同時に受けたかによって判断が変わるためです。
私がカウンセリングで確認する基準は、赤みと腫れが落ち着いているか、肌の表面に傷やかさぶたが残っていないかの二点です。高い熱は血管を広げ、腫れやほてりを再び感じさせることがあります。こうした反応が残っている間は熱い湯やサウナを控えていただくようお勧めしています。帰国後に相談できる相手が見つかりにくい場合は、出国前の診察で「サウナは何日目から」という具体的な日付を受け取っておくのが最も確実です。
3か月目安、鏡ではなく写真で比較する
International Journal of Environmental Research and Public Health(IJERPH)が2023年に発表した系統的レビューは、集束超音波(MFU)リフティングに関する研究16本を分析しています。施術から90日時点で医師が評価した結果を合算すると、337人中92%で肌の弾力や小じわの改善が観察され、この改善は1年まで続いていました。
同じレビューで患者本人による評価はもう少し控えめです。81人の自己評価を合算すると改善の度合いは「軽度」の水準で、改善を感じた割合は90日時点で42%、360日時点で53%と少しずつ増えています。分析対象の研究参加者が全員女性であったという限界も、レビュー内で明記されています。
変化はゆっくり現れるため、毎日鏡を見ているだけでは気づきにくいものです。施術前に撮った写真と同じ照明・角度・表情で3か月時点の写真を残しておくと、効果を判断し、次のカウンセリングに備えるうえで鏡より頼りになる資料になります。
現地の病院に経過管理を引き継ぐとき
帰国後、近くの病院で管理を続けるのは自然な選択です。その際、先ほどの記録と3か月時点の写真を一緒に見せていただくと、現地の医師が判断しやすくなります。
特に短い間隔で同じ部位にもう一度熱を加える施術を計画している場合は、以前どの機器でどれくらいの深さに、どれくらいのエネルギーを入れたかを確認したうえで決める必要があります。注射施術も同時に受けていた場合は、製品名と注入部位も記録から漏らさないでください。記録が韓国語だけの場合は、出国前に主要な項目を母国語か英語に書き写しておくことをお勧めします。
再来院の周期、根拠が示す範囲
再来院の周期を何か月に設定するかについて、私の答えは「1年時点の経過を見てから決めましょう」というものです。先ほどのレビューは改善が1年まで維持されたと報告する一方で、それより長い追跡データはないとも明記しています。1年より先を確定した数字でお伝えすることは、根拠を超えた話になってしまいます。
非手術のリフティングには限界があることも知っておいていただきたい点です。米国皮膚科学会(AAD)は、低侵襲の皮膚引き締めがフェイスリフトのような手術の結果を代替するものではないと説明しています。クリーブランドクリニック(2025年)は、高周波による引き締めがかなり弛んだ肌には効果が出にくいと記しています。施術後も肌は年齢を重ね続けるため、再来院は「効果が消えたとき」よりも、1年時点の写真で理想の輪郭との差を確認したタイミングで計画するほうが理にかなっています。機器ごとの層の違いが気になる方は、当院の関連記事「帰国後も効果を保つには?施術系統別の持続期間とケア」もあわせてご覧ください。
滞在中、江南店で続く部分
江南店はUH FLAT SIGNATURE GANGNAMホテル(テヘラン路8ギル13、WDビル)の2・3階にあります。ホテルの中の施設として運営されているため、このホテルにご宿泊であれば、施術を終えたあと同じ建物の客室でお休みいただけますし、施術自体は個室で受けていただけます。
UHC系列ホテルにご宿泊の方は、酸素カプセル30分またはビタミン点滴のどちらか一方を無料でお選びいただけます。両方をご利用になる場合、ビタミン点滴は55,000ウォンです。詳しい条件は公式サイトのプロモーション案内ページでご確認いただけます。そのほかのアフターケア項目や費用は施術計画によって変わりますので、カウンセリングで一緒に確認いたします。
私はソウル大学大学院を卒業し、ソウル大学病院で研修医として勤務しました。Allergan(ジュビダーム・ボトックス)のfacultyを務め、ポテンツァおよびウルセラのZ Key Doctorとして活動しています。施術前にまず肌の状態を確認してから計画を立てているのは、ここまでお話ししてきた記録と経過観察が、その計画の出発点になるからです。
よくある質問|FAQ
帰国後のホームケア製品は何を使えばよいですか
赤みや腫れが残っている間は、刺激の少ない保湿剤と紫外線対策を基本にしていただくことをお勧めします。レチノイドや角質ケア成分など刺激になりやすい製品を新しく始めたい場合は、肌が落ち着いたあとに施術記録を見せて相談してから始めるほうが安全です。
施術記録を受け取らずに帰国してしまった場合はどうすればよいですか
施術を受けた病院に、施術名・機器名・部位・ショット数またはエネルギー・日付を問い合わせて受け取ることをお勧めします。江南店で施術を受けられた方は、日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍していますので、話しやすい言語でお問い合わせください。
リフティングと注射施術を同時に受けた場合、管理は変わりますか
注射部位は内出血や腫れの出方が機器によるリフティングと異なる場合があります。二つの施術の部位が重なっているか、それぞれどのような反応を待てばよいかを出国前に別々に確認し、記録には注射製品名と部位もあわせて残しておいてください。
1年間の管理時間割をご自身の予定や肌の状態に合わせて組み立てたい場合は、カウンセリングで一緒に整理いたします。
※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。
