水光注射・リジュラン・エクソソーム、ガラス肌への根拠の違いは

2026年10月6日

  • スキンブースター注入

透明感のあるガラス肌を目指すなら、水光注射(HA)は保湿とツヤの改善についてランダム化比較試験をまとめたメタ分析まで報告されている選択肢です。リジュランヒーラーやリジュランHBなどPN系の製剤は、肌質や毛穴、目元でHAと比較した研究がありますが規模は小さく、エクソソームは効果を検討する前に、その製品が注射用として承認されているかどうかを確認する必要があります。三つは成分も、研究の積み重ねも、承認の扱いも異なるため、肌の状態と確認できる根拠を基準に選ぶ方が正確です。

こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。カウンセリングでは「水光注射とリジュラン、エクソソームのうちどれがガラス肌に合いますか」というご質問をよくいただきます。この記事では、それぞれの名称が実際に何を指すのか、研究が何を測定しどこまで確認されているのか、そしてその結果をご自身の肌の悩みにどうつなげればよいのかを順にご説明します。

名称が指す対象がそもそも違います

水光注射は、真皮に微量の注射液を細かく注入する施術方法と、その際によく使われる非架橋HA製剤の両方を指す言葉です。中国の医療美容業界による2023年の製品分類資料では、狭い意味での水光注射は純粋なHA製剤を指し、広い意味ではビタミンやアミノ酸などの栄養成分を加えたHA複合製剤まで含むとされています。同じ分類の中で、PDRN・PNを主成分とする製剤がリジュランヒーラーやリジュランHBなどのPN系製剤にあたります。

PN系製剤は、サーモンの生殖細胞由来のDNA断片であるPDRN、またはそれをさらに精製したPN系の成分を指すのが一般的です。ただし商品によって配合成分が異なる場合があるため、実際の製品名と主成分を確認していただくと比較がしやすくなります。

エクソソームは、細胞が分泌するごく小さな小胞体です。美容目的で流通しているエクソソーム製品は幹細胞培養液由来の物質として知られていますが、後述するとおり承認区分を最初に確認する必要があります。

名称 主な成分 対照群を置いた臨床研究 最初に確認する点
水光注射 非架橋HA、広義ではHAに栄養成分を加えた複合製剤 ランダム化比較試験のメタ分析で保湿・ツヤの改善を報告 製品名とHA以外の配合成分
PN系(リジュランヒーラー・リジュランHBなど) サーモン由来のPDRN・PN系が中心 小規模のランダム化比較研究が中心 実際の製品名、主成分がPNかPDRNか
エクソソーム 細胞由来の小胞体、幹細胞培養液由来の製品 米国FDAは2019年の通知で承認製品がないと明言 注射用の医薬品か、塗布用の化粧品か

水光注射(HA):保湿とツヤには根拠があり、弾力は結果が分かれます

ガラス肌で言われる「水を含んだようなツヤ」は、研究では皮膚の水分量とツヤ(radiance)として測定されます。Zhouらが2025年のJournal of Cosmetic Dermatology誌に発表した系統的レビュー・メタ分析は、HAを真皮に注入した群と生理食塩水・プラセボ・無処置の対照群を比較したランダム化比較試験のみを集めました。その結果、HA注入群では水分量とツヤが有意に改善しました。一方で弾力とメラニン指数は対照群と有意差がなく、著者らは効果を確定するにはさらなる研究が必要だとまとめています。

個別の研究の中には弾力改善を報告したものもあります。米国国立医学図書館PMCに収録された中国の多施設ランダム化比較試験では、登録者456人のうち439人が試験を完了し、治療群は1か月間隔で3回複合ヒアルロン酸ナトリウム溶液の注射を受け、対照群は施術を受けませんでした。治療群では水分量と弾力の改善が最終施術から3か月後まで維持され、有害事象は1.67%で、重大な有害事象はありませんでした。ただし対照群がプラセボではなく無処置であり、単一の複合製剤を用いた試験のため、すべての水光注射に同じ結果を当てはめることはできません。

女性55人の片側の頬にHA、反対側に生理食塩水を1か月間隔で3回注射したPMC収録のランダム化比較試験でも、最終施術から1か月後と3か月後に弾力を測定しています。

私がこの結果を解釈する考え方は次のとおりです。肌が乾燥してツヤがなくくすんで見えることが主な悩みであれば、HA水光注射は測定された根拠と合致する選択肢です。弾力やたるみの改善を主な目的として期待される場合は、メタ分析の水準ではその効果が確認されていないことを踏まえたうえでご判断いただくのがよいと思います。

PN系(リジュランヒーラー・リジュランHBなど):比較研究はあるものの規模は小さめです

PNとHAを直接比較した研究として、Ye Jin Leeらが2022年のJournal of Dermatological Treatment誌に発表したランダム化二重盲検スプリットフェイス試験があります。27人の参加者の目元の片側にPNフィラー、反対側に非架橋HAフィラーを2週間間隔で3回注射しました。視覚アナログスケール(VAS)と全般的な美的改善スケール(GAIS)のスコアは両群間で有意差がありませんでした。弾力・水分の改善率は両群とも時間とともに低下しましたがPN側がやや高く、肌質のきめの粗さと毛穴体積の改善率もPN側が高めでした。真皮密度の改善率は両群間で有意差がありませんでした。この結果は目元という限られた部位を対象にした小規模な試験という条件の中で読む必要があります。

根拠全体の規模も踏まえておく必要があります。PMCに収録されたPN・PDRNのランダム化臨床試験を対象にした系統的レビューは、皮膚再生・瘢痕・創傷治癒を合わせて7件、合計183人の研究を分析しました。研究ごとの解析人数は10人から42人、追跡期間は2週間から6か月までとまちまちでした。HA水光注射に比べると、研究数も参加人数も少ないということです。

施術中の感覚にも違いがあります。Aesthetic Plastic Surgery誌(2025年)に掲載された研究の著者らは、PNフィラーは再生特性のために広く使われている一方、注射時の痛みが主な短所だと述べています。リジュランヒーラーやリジュランHBはPN系の製剤にあたるため、痛みへの対応方法もカウンセリングで一緒に決めていくのがよいと思います。

エクソソーム:効果を検討する前に承認区分を確認します

米国食品医薬品局(FDA)は2019年12月6日の通知で、エクソソームを含むとうたった未承認製品の投与を受けたネブラスカ州の患者から重大な有害事象の報告が複数あったと公表しました。同じ通知でFDAは、現時点で承認されたエクソソーム製品はなく、疾患や状態の治療を目的としたエクソソームは医薬品・生物学的製剤として市販前審査と承認を受ける必要があると述べています。FDAの再生医療に関する消費者向け案内ページでは、エクソソームを含む未承認の再生医療製品に関連して、失明、腫瘍形成、感染などの報告を受けていると記載されています。

韓国国内でも同様の問題が指摘されました。2022年の保健福祉部国政監査で、国会保健福祉委員会のチェ・ヘヨン議員は、真皮に注射する行為は医療行為であるにもかかわらず、エクソソーム製品が食品医薬品安全処に化粧品として登録されていると指摘しました。ファイナンシャルニュース(ニュース1)の報道によると、化粧品は医薬品と異なり品目許可の手続きや製造工程の滅菌基準なしに登録が可能で、注射で投与した場合の影響は確認されておらず、瘢痕や発赤といった副作用の訴えも寄せられていたとされています。青年医師(チョンニョンウィサ)の報道でも同様の経緯が伝えられ、大韓皮膚科医師会も同年、会員向けに注意を呼びかける案内文を配布しました。

規制の状況は製品ごと、時期ごとに変わり得ます。そのためエクソソームをご検討の場合は、製品名、その製品が医薬品なのか化粧品なのか、塗布タイプなのか注射タイプなのかを、カウンセリングで直接ご確認いただくことをお勧めします。ガラス肌への効果を判断するのはそのあとです。

肌の悩み別に候補を絞る順番

同じ「ガラス肌」という目標でも、肌の状態によって出発点は異なります。研究が測定した項目に沿って整理すると、次のようになります。

  1. 乾燥してくすみ、ツヤがない: HA水光注射が最初に検討する候補です。メタ分析で改善が確認された項目が水分量とツヤだからです。
  2. 肌質が粗く、目元の小じわや毛穴が気になる: PN系も候補として検討できます。ただしHAと比較した根拠は目元という限られた部位の小規模研究にとどまります。
  3. 弾力やたるみが主な悩みである: 三つとも、この目的についての根拠が十分とは言えません。たるみがある場合は、リフティング系の施術も含めて肌の状態を確認してもらうほうが適切です。
  4. エクソソームを勧められた: 効果の比較より先に、製品の承認区分と投与方法を確認します。

ソウル滞在の期間が短い方は、スケジュールも判断材料になります。針で真皮に注入する施術は注射痕や一時的なむくみが出ることがあり、引くまでの期間には個人差があります。施術日と帰国日の間隔をカウンセリングで一緒に決めておくと、ダウンタイムの負担を減らせます。

効果の持続期間、研究で分かっている範囲

現時点の根拠で言える範囲は短めです。先ほど紹介した多施設試験は、1か月間隔で3回施術した後、3か月後までを観察しています。女性55人を対象にしたPMC収録のランダム化比較試験も、最終施術から1か月後と3か月後に弾力を測定しています。PN・PDRN研究の追跡期間は2週間から6か月でした。したがって、これより長い持続期間や最適な再施術の間隔は、まだ研究で定まっているとは言えず、肌の状態を見ながらカウンセリングで計画するのが現実的です。

江南店で肌の状態確認から院内の移動まで計画する方法

私たちの江南店はUH FLAT SIGNATURE GANGNAM(テヘラン路8ギル13、WDビル2・3階)内にあります。クリニックはUHCグループホテルの付帯設備として運営されているため、施術後に同じ建物内で客室へ移動していただけます。施術は個室で可能で、日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍しています。

私たちは個別に肌の状態を確認したうえで、施術を設計しています。スキンブースター系では水光注射、リジュランヒーラー、リジュランHB、スキンバイブなどを取り扱っておりますので、上記の悩み別の順番に沿って成分を比較しながら候補を決めていただけます。私はソウル大学校大学院を卒業し、ソウル大学病院で研修を受け、アラガン(ジュビダーム・ボトックス)のfacultyを務め、ポテンツァ・ウルセラのZ Key Doctorとして活動しています。

UHCホテルにご宿泊の方は、酸素カプセル30分またはビタミン点滴のいずれか一つを無料でお選びいただけます。両方をご利用の場合、ビタミン点滴は55,000ウォンです。詳細な条件はプロモーション案内でご確認いただけます。ホテル内で施術から回復までの院内の移動を完結させる流れについても、カウンセリングで詳しくご案内しています。

ご自身の肌にどの成分が合うか気になる方は、ユーエイチセルクリニック 江南店のサイトからカウンセリングにお申し込みください。

よくある質問|FAQ

PN系製剤を勧められた場合、成分はどのように確認しますか?

製品名をまずお尋ねいただき、主成分がPNかPDRNか、HAなど他の成分が配合されているかを確認してください。製品名が分かれば、この記事で紹介した研究結果がその製品に当てはまるかどうかも判断しやすくなります。

エクソソームを塗布タイプとして使うのは問題ありませんか?

これまで指摘されてきた論点の中心は、化粧品として登録されたエクソソーム製品を真皮に注射することでした。化粧品を塗布して使うこと自体は、登録された用途の範囲内での使用方法です。ただし、それだけでガラス肌への改善効果が証明されるわけではないため、期待する効果の根拠は別途ご確認ください。

水光注射は1回の施術でも違いを感じられますか?

この記事で紹介したHAのランダム化比較試験は、いずれも月1回の施術を3回行った後に結果を測定しています。そのため、1回の施術だけでどの程度の違いが出るかは、これらの研究だけでは判断が難しい部分です。初回施術後の変化や追加施術の必要性は、肌の状態を見ながらカウンセリングで決めていくことをお勧めします。

※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。