江南の皮膚科、他の患者と会わない動線はどう設計されているか

2026年8月3日

  • 高気圧酸素チャンバー

こんにちは。江南UH CELL(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長の金淵眞です。カウンセリングの際、「できれば他の患者様と顔を合わせたくない」というご相談を頻繁にいただきます。結論から申し上げると、この動線を決めるのはカーテンやパーティションといった内装ではありません。私は建物の構造(診療空間が独立しているか)、予約の設計(同じ時間帯に何人が重なるか)、そして施術室の形態(個人室か共用ベッドか)という3つの条件だと考えています。この3つが揃っていなければ、どれほど丁寧な接客をしても、待合室で他の患者様と顔を合わせる状況そのものを防ぐことはできません。

なぜ「丁寧な接客」だけでは動線の問題が解決しないのか

多くのクリニックは、プライバシーを「スタッフが気を配って案内する」というサービスの領域で説明します。しかし医療施設の設計を扱うガイドラインは、これをサービスではなく構造の問題として捉えています。米国退役軍人省(VA)の外来クリニック設計指針は、スタッフの動線と患者の動線を計画の初期段階から分離すべきだと明記しています。つまり「顔を合わせない動線」はその日の担当者の裁量で作られるものではなく、建物を設計する時点ですでに決まっている物理的な条件だと私は理解しています。

同じ理由で、受付から診察、会計、退出までの一連の流れをひとつの動線として設計するという考え方があります。私はこの視点を、受付・診察待ち・会計待ちがひとつの空間に集中している構造であれば、予約時間をどれだけ分散しても物理的に人が重なってしまう、という実務上の制約として受け止めています。

プライバシー動線を決める3つの条件

1) 診療・施術空間が建物内で独立しているか

私たちの江南院は、UHCグループのホテルであるUH FLAT SIGNATURE江南の建物2・3階に、ホテルの付帯施設として入っています。この構造が重要だと考える理由は、クリニックがフロア全体を使っているため、一般的な雑居ビルのように共用エレベーターや廊下で他の診療科の待ち患者と交わる場面が構造的に少ないという点です。瑞草院も同様にUH FLAT The瑞草の建物内にあり、同じ構造を持っています。反対に、複数の診療科がワンフロアを共有するビルでは、ひとつの受付に異なる診療科の患者様が同時に並ぶ状況が構造的に起こり得ると私は見ています。

2) 予約が重ならないよう設計されているか

建物の構造が優れていても、同じ時間帯に多くの方を同時に予約すれば、待合スペースは再び混み合います。外来診療の流れをコンピューターシミュレーションで分析したある研究は、患者の来院パターンと診察順の組み方を調整するだけで、滞在時間や混雑が生じる箇所が大きく変わることを示しています。私はこの知見を、プライバシーは「何人予約を受けたか」ではなく「その予約が時間帯にどれだけ分散しているか」の問題だと解釈しています。特に海外からいらっしゃる患者様は通訳を介したカウンセリングになるため、国内の患者様より診察時間が長くなる傾向があります。私たちはこの点を踏まえ、診療・施術の時間帯が重ならないよう配分することで、待合の密度を管理するようにしています。

3) 施術が個人室で行われるか、共用ベッドで行われるか

施術がカーテン一枚で隣と区切られた共用スペースで行われるクリニックもあれば、完全に独立した個人室で行われるクリニックもあります。私たちのクリニックでは、施術を個人室単位で運営しています。これは心理的な安心感だけの問題ではなく、隣のベッドの患者様の施術内容や会話が聞こえないという実質的な違いを生むと私は考えています。医療施設の設計基準においても、診察エリアのレイアウトは患者のプライバシーを確保するものであるべきだとされています。

海外から来られる患者様には、この基準がより重く適用されるべきだと私は考えています。世界医師会(WMA)は医療ツーリズムに関する声明の中で、通訳を含め患者の健康情報に接する行政スタッフは守秘義務契約に署名すべきであり、医療・行政に関わるすべての関係者が守秘義務を認識している必要があると勧告しています。

この勧告が実務上意味することは明確です。通訳スタッフが常駐するクリニックであれば、その通訳スタッフも診療過程で接する情報について、院長の診察と同じ守秘基準を適用されるべきだと私は考えています。私たちの江南院には日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐しており、カウンセリングの全過程でこの基準を院長の診療と同一に適用しています。言語の壁があるために相談内容を大きな声で繰り返し確認しなければならない状況自体が、待合中の他の患者様に情報が漏れる経路になり得るという点も、私たちは予約設計の段階で考慮しています。

回復まで動線に含めるべき理由

プライバシー動線を「診察室のドアを出るまで」に限定すると、見落とす部分があると私は考えています。施術後に腫れや赤みが残った状態のまま、建物の外に出て公共交通機関や別の目的地に移動しなければならないとすれば、その移動区間そのものが人目に触れる瞬間になります。私たちのクリニックが入っている建物がホテルであるという点は、この部分で実質的な違いを生みます。施術後、同じ建物内のホテル客室に移動して回復することができるため、再び外に出る動線自体を減らせるからです。ホテル宿泊者に限り無料でご利用いただける酸素チャンバーとビタミンIV点滴も、この回復動線の中でご利用いただけるサービスです。

カウンセリング前に確認していただきたいこと

クリニックを選ぶ際にプライバシー動線をご自身で確認したい場合は、次の点をお尋ねになることをお勧めします。

  • 施術が個人室で行われるのか、カーテンで区切られた共用スペースなのか
  • 受付・待合・会計がひとつの空間に集中しているのか、段階ごとに分かれているのか
  • 海外からの患者様のカウンセリングにおいて、通訳スタッフにも別途の守秘基準が適用されているか
  • 施術後の回復スペースがクリニック内(または同じ建物内)にあるのか、それともすぐに外へ出なければならないのか

この4点に明確に答えられるクリニックであれば、プライバシーは接客態度ではなく設計された構造だと言えると私は考えています。

FAQ

施術室が個人室だと、診察時間は長くなりますか

いいえ。個人室での運営は、診察の順番や所要時間とは別の空間設計の問題です。ただし予約の間隔については、通訳を介する海外の患者様のカウンセリング特性を考慮し、国内の患者様より余裕を持って配分することが多くなっています。

待合スペースで他の患者様と完全に顔を合わせないようにできますか

同じフロアに複数の診察室がある以上、完全に会わないことを保証するのは難しいと私は考えています。ただし建物の構造が独立しており、予約が時間帯ごとに分散していれば、顔を合わせる頻度や情報が伝わる量は大きく減らせます。

通訳スタッフにも診療内容についての守秘義務はありますか

はい。世界医師会の勧告でも、通訳を含む行政スタッフが守秘義務契約の対象になるべきだと明記されており、私たちのクリニックでもカウンセリングの全過程で院長の診療と同じ基準を適用しています。

施術後に腫れが残った状態のまま、すぐに空港やホテルへ移動しても大丈夫ですか

移動自体は可能ですが、移動中に人目に触れる機会を減らしたいのであれば、施術直後にすぐ移動せず、回復の時間を取ることをお勧めします。私たちのクリニックのように同じ建物内に宿泊スペースがある場合は、移動を挟まずに回復してから帰国日程を組むことができます。


江南UH CELLはUH FLAT SIGNATURE江南(テヘラン路8ギル13、WDビル2・3階)に、瑞草院はUH FLAT The瑞草(盤浦大路16ギル30)に位置しており、江南院には日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐しています。診断から回復までの動線については、江南の皮膚科、診断から回復まで一つの建物で完結する条件とはでも詳しくご案内しています。※施術の効果や経過には個人差があります。