韓国の肌施術、効果はどのくらい続きますか?回復期の過ごし方が鍵です

2026年8月17日

  • スキンケア

施術効果の持続期間を決めるのは、回復期の過ごし方です

こんにちは。UHCELLクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長 キム・ヨンジンです。「ウルセラを受けると効果は何年続きますか」というご質問は、短い日程でソウルにお越しになる患者様から診察室で毎日のように伺います。結論からお伝えすると、この答えは施術名ひとつで決まるものではありません。同じ機器、同じショット数で施術を受けたお二人でも、施術直後の数日間をどう過ごしたかによって、半年後に見える結果がはっきり変わることを診察の場でたびたび目にします。特に短期滞在で来院される患者様は、この最初の数日をつい後回しにしてしまいがちですが、実はここが最終的な仕上がりを分ける分岐点になります。

コラーゲン系施術の一般的な持続期間

ウルセラやサーマクールのように熱エネルギーでコラーゲンの再生を促す施術は、施術直後ではなく数ヶ月かけて効果が現れていく仕組みです。超音波エネルギーを真皮からSMAS層まで届けるタイプの施術は、施術後2〜3ヶ月ほどで変化が見え始め、3〜6ヶ月にかけて改善が続き、効果はおおむね12〜18ヶ月ほど持続すると報告されています。単極高周波で真皮層を加熱するタイプの施術は、施術直後にある程度の引き締まりが感じられたのち数ヶ月かけてコラーゲンが再構築され、持続期間は1〜2年程度と説明されることが多いです。スキンブースターやリジュランのように真皮に成分を注入して組織反応を促す施術は、これより短く、おおむね半年から1年ほどで効果が和らぎ、繰り返しの施術で維持していく方式になります。

ただし、これらの数値はいずれも「回復が順調に進んだ場合」を前提とした範囲です。回復の過程で炎症が長引いたり色素沈着が残ったりすると、施術そのものの物理的な効果(引き締め、ボリューム、ハリ)は保たれていても、肌全体のトーンが均一でないために印象がかえって良くないように見えることがあります。つまり「効果がどのくらい続くか」という問いには、組織学的な持続期間と、その間に肌がどれだけきれいに見えるかという二つの軸が混ざっており、後者を左右するのがまさに回復初期のケアなのです。

回復初期の3〜7日間、塗れるものが限られる時期

施術直後から短くて3日、長くて1週間ほどは、レチノールやピーリング剤、スクラブといった刺激のある成分は使えず、シンプルな保湿だけが推奨される期間です。言い換えると、外用のスキンケアでできることが最も少ない時期であると同時に、赤みや腫れといった炎症反応がどちらの方向に進むかが決まっていく時期でもあります。この期間を外用剤だけで乗り切ろうとすると、選択肢がほとんどないというのが現実的な問題です。

このタイミングで内側からアプローチする方法が意味を持ちます。高濃度ビタミンCの点滴が経口摂取よりなぜ速いか は、経口摂取と違って血中濃度を直接高める方式である点に理由があります。ある薬物動態研究では、経口投与で1.25gのビタミンCを摂取した場合の血中濃度が約135µmol/Lだったのに対し、同量を静脈投与した場合は約885µmol/Lに達したと報告されており、投与経路によって血中濃度が大きく異なることが示されています。もちろんこうした反応には個人差があり、目に見える肌の変化はすぐにではなく数週間かけて緩やかに現れることが多い点は、あらかじめご理解いただきたいところです。

なぜこの空白がアジア人の肌でより大きく働くのか

ここで肌質そのものの違いに触れておく必要があります。皮膚科学の複数のレビューによると、東アジア人の肌はフィッツパトリック分類のIII〜V型に該当することが多く、表皮のメラニン量が多いため、レーザーや熱刺激を伴う施術のあとに炎症後色素沈着(PIH)が起こるリスクが、色白の肌に比べて高いことが報告されています。皮膚科学術誌に掲載されたレビューでも、色のついた肌ではPIHが慢性化しやすく治療に難渋しやすい傾向が指摘されており、レーザー治療が誘因となるケースが特に多いと説明されています。PIHは施術直後ではなく数週間のうちに目立ち始め、薄くなるまでに半年から1年近くかかることがあるとも言われています。

この事実が意味することはシンプルです。同じ施術を受けても、アジア人の肌は回復初期の炎症管理の有無によって結果が分かれる余地が、色白の肌より大きいということです。ですから私たちは施術計画を立てる際、「どの機器を使うか」と同じくらいの重みで「回復初期の数日間をどう管理するか」を扱っています。特にニキビ跡や色素治療のように、そもそも炎症反応を伴う施術では、このケアが結果の大部分を左右すると考えてカウンセリングを進めています。

回復ケアを施術と同じ比重で設計する理由

私どもUHCELLクリニックの江南店と瑞草店は、それぞれUH FLAT SIGNATURE 江南とUH FLAT The 瑞草というホテルの建物内に位置する付帯施設として運営されています。別の建物にある提携クリニックではなく、同じ建物の中で施術と宿泊、回復がつながる構造です。この構造のおかげで、私たちはホテルにご宿泊のお客様を対象に酸素チャンバーとビタミンIV点滴を無料で提供しています。国内で通院しながらケアを受ける患者様にとっては付加的なサービスに映るかもしれませんが、2〜7日という短い日程でソウルにいらっしゃる海外の患者様にとっては「滞在中に回復まで完結する」という実際的な動線になります。

施術は個人室で行い、診断は画一的なパッケージではなく、まず肌の状態を確認したうえで設計することを基本にしています。江南店代表院長である私は、ソウル大学大学院を卒業しソウル大学病院で研修を受け、Allergan社のジュビダーム・ボトックスのfacultyを務め、Potenza・UltherapyのZ Key Doctorとしても活動しています。瑞草店代表院長のキム・ギョンス院長はソウル大学医学部を卒業し、韓国と日本の医師免許を同時に取得しており、江南店には日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐しているため、自国語での相談が難しい方の最初の壁を下げる役割を担っています。

短期滞在で回復ケアを計画する方法

滞在日程が2〜7日と決まっている方には、施術の順番と回復ケアを一緒に設計することが大切です。私たちがカウンセリングで実際に確認している項目は次のとおりです。

  • どの層(真皮、SMAS、皮下脂肪)に作用する施術か、そしてその施術の最大効果が現れる時期が帰国後なのか滞在中なのか
  • 施術部位に炎症反応を伴う施術かどうか、伴う場合は回復初期の数日間をどう管理するか
  • ビタミンIVや酸素チャンバーといった回復ケアを受けるタイミングと回数
  • 帰国後にセルフケアへ切り替える時期と、そこから使える外用製品の範囲
  • 次回来院やオンライン相談で経過を確認する方法

これらの項目を施術前に整理しておくことで、短い日程の中でも施術と回復がぶつからずにつながっていきます。

FAQ

施術効果が思ったより早く薄れてきた気がします。どうすればいいですか?

コラーゲン再生系の施術は、個人の肌状態や年齢、生活習慣によって持続期間に差が出ます。予想より早く効果が薄れたと感じる場合は、まず再カウンセリングで当初計画した持続期間と実際の経過を照らし合わせることをおすすめします。

酸素チャンバーとビタミンIVはすべての患者様が受けられますか?

私どものクリニックでは、ホテルにご宿泊のお客様を対象に無料でご提供しています。宿泊の有無にかかわらず施術を受けられる方は、カウンセリング時に利用可能かどうかご確認いただけます。

帰国後も回復状態を確認してもらえますか?

はい。カカオトークやご自身の言語でのチャネルを通じてお写真と経過をご共有いただければ、院長が直接確認し必要なご案内をいたします。ただし対面診療が必要と思われる異常な反応が疑われる場合は、まず現地の医療機関の受診をおすすめしています。

PIHが起きた場合、元の肌に戻りますか?

文献によると、PIHは時間の経過とともに徐々に薄くなることが多いものの、完全に消えるまで半年から1年近くかかることがあります。完全に消えるまで時間がかかることを踏まえると、そもそも回復初期のケアで発生リスク自体を下げるアプローチのほうが実用的です。

複数の施術を同じ日に受けても、回復ケアは一つにまとめられますか?

可能です。複数の施術を同じご来院でまとめて受ける場合は、それぞれの回復時期が重ならないように順番を調整し、回復ケアもその順番に合わせて配置します。詳しい設計はカウンセリングでお一人おひとりに合わせてご確認いただくことをおすすめします。

ご不明な点がございましたら、UHCELLクリニック 江南店のホームページよりお気軽にご相談ください。