
40代の顔のたるみ、リフティング前に原因から見極める理由
2026年8月25日
- リフトアップ
こんにちは。UHCELLクリニック 江南店(UH CELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。「40代になって顔がたるんできた気がするので、リフティングを受けたい」というご相談を数多くいただきます。ただ実際にカウンセリングを始めてみると、半数近くの方が本当に気にされているのは「たるみ」ではなく「くすみ」、つまり顔全体のトーンが沈んで見える状態であることが少なくありません。たるみとくすみは原因となる層も反応する施術も異なりますので、施術名を先に決めて来院されるよりも、まずどの問題をどの深さで解決すべきかを整理したほうが、カウンセリングの時間を有効に使え、遠回りも避けられます。
くすみの原因は一つではありません
顔がくすんで見える原因は、大きく分けて乾燥、色素沈着、血行不良、糖化、角質肥厚の五つに分類できると、美容皮膚科の臨床現場では一般的に説明されています。乾燥によるくすみは角質層の水分保持力が低下し、肌表面での光の反射が乱れることで起こります。色素沈着型は紫外線への蓄積的な曝露や慢性的な炎症の後に、メラニンが沈着することで生じます。血行不良型は顔色が黄みがかって見えたり、青みを帯びて見えたりすることが多く、糖化型は糖代謝物がコラーゲン線維に結びつくことで肌が濁って見えるだけでなく、弾力の低下も同時に進みます。角質肥厚型はターンオーバーの周期が遅れて古い角質が厚くなり、表面が均一に光を反射できなくなっている状態です。
これらは見た目の結果が似ていても、アプローチはまったく異なります。色素沈着が主な原因であるにもかかわらず保湿系の施術だけを繰り返しても、トーンは大きく改善しません。逆に角質肥厚が原因であるのに色素治療だけを行っても、表面の質感はそのまま残ってしまいます。そのため私たちは、カウンセリングの初めに無表情の状態と自然光やライト下での顔色を一緒に確認し、最近の保湿ケアで一時的にトーンが良くなった経験があるか、色素治療の既往があるかを必ずお伺いしています。この切り分けができて初めて、どの施術をどの順番で組み合わせるかをご提案できます。
たるみは「深さ」の問題です。真皮とSMAS筋膜は別の層です
たるみのご相談で最も多いご質問は「ポテンツァとウルセラ、どちらが良いですか」というものです。この質問に一つの正解をお答えするより先に、私たちはまず二つの施術が働きかける層が違うという点からご説明しています。ポテンツァのようなRF(高周波)マイクロニードリングは、微細な針を通じてRFエネルギーを真皮から皮下のごく浅い層まで届け、コラーゲンの生成を促す方式です。RFマイクロニードリングは真皮のごく浅い層から中層に働きかける方式で、質感や毛穴、軽度のたるみの改善に向くとされています。一方でウルセラPRIMEのようなHIFU(高密度焦点式超音波)機器は、超音波エネルギーを一点に集束させ、真皮よりもさらに深いSMAS筋膜層、すなわち外科的フェイスリフトで引き上げられるのと同じ層にまで到達させて組織を収縮させる方式です。表面に近い層のたるみや肌質の乱れにはRF系が、SMAS筋膜まで及ぶ深いたるみにはHIFU系がより適していることが多いというのが、この分野での一般的な理解です。
つまり「顔の輪郭そのものが下に下がってきた」という感覚であればSMAS筋膜への刺激が必要なケースが多く、「弾力はあるのに小じわや肌のきめが粗くなった」という感覚であれば、真皮層でのコラーゲン生成を優先すべきケースが多いということです。この二つを一つの施術でひとまとめに考えてしまうと、必要な部位に必要な分だけの刺激が届かないことがあります。私たちの診療では、触診で肌の厚みとたるみの方向を確認し、表情をつくったときと無表情のときのラインの変化を比較して、どちらの層を優先すべきかを判断しています。
施術名から決めてしまうと起こりやすい誤解
深さの見極めと同じくらい大切なのが、効果が現れるタイミングです。HIFU系の施術は施術直後に一時的な引き締まり感を覚えることが多いものの、実際のリフティング効果はコラーゲンが新しく作られていく過程で徐々に現れます。コラーゲンの再構築が進むにつれて、効果は数週間から数か月かけて緩やかに強まっていくとされています。数日ですぐに劇的な変化を期待できるものではありません。短い日程で来院される方が「滞在中にはっきりした変化を見たい」という理由でHIFUを先に選ばれると、実際には滞在期間中は一時的な引き締まり感以外の大きな変化を体感できないまま帰国されるケースが生まれます。このような場合は、施術の順番と効果が現れる時期を先に擦り合わせたうえで、コラーゲン生成が進む間に体感しやすい別の軸の変化(肌のきめ、うるおい感)をあわせて設計するほうが、満足度の面でも現実的です。
反対に真皮層への刺激が必要なケースでは、ポテンツァ施術後に赤みや細かい乾燥が数日ほど続くことがあるため、来院日程と赤みが落ち着く時期を照らし合わせて確認する必要があります。二つの施術を併用するか、どの順番で分けて行うかは、たるみの深さ、滞在日程、回復にかけられる余裕によって変わるため、私たちはカウンセリングでこの三つを合わせて順番を決めています。
リジュランやスキンブースターは、たるみとは別の軸を補います
たるみの改善とは別に、「弾力はあるのに表面がパサついて見える」というお悩みには、リジュランやスキンブースター系のほうが合っていることが多くあります。リジュランは組織の修復を助ける成分を真皮に注入し、自然なハリ感と小じわの改善、うるおいの補給に重点を置いた施術で、RFやHIFUのように筋膜を収縮させる方式ではなく、真皮そのものの再生反応を促す方式です。そのため私たちは、たるみが主な悩みである方に、リジュランだけでたるみそのものの改善を期待していただくご案内はしていません。代わりに、まずポテンツァやウルセラで構造的なたるみに対応し、リジュランやスキンブースターで表面のきめとうるおいを補うというように、目的を分けて設計しています。
短い滞在日程で施術の順番を決めるときに考えること
海外からお越しになる方の多くは、2日から7日程度の短い日程の中で、診断と施術を終える必要があります。この場合、たるみの深さの診断、赤みや腫れが落ち着く時期、帰国後にセルフケアが難しい状況を合わせて考慮しながら順番を決めることが重要です。私たちの江南院はUH FLAT SIGNATURE 江南のホテル建物内にあり、施術当日は個室で休んでいただくことができ、宿泊されている方に限り酸素チャンバーとビタミンIVドリップをご利用いただけます。江南院には日本語、中国語、英語の通訳スタッフが常駐しており、診断結果と施術の順番をご自身の言語で改めてご確認いただけます。
FAQ
ポテンツァとウルセラ、どちらか一方だけでも大丈夫ですか
たるみの深さによって異なります。表情をつくったときだけラインが崩れ、無表情のときは大きく下がっていないという場合は、真皮層への施術だけで十分なことがあります。一方、無表情のときにも輪郭そのものが下がって見える場合は、SMAS筋膜まで刺激する施術をあわせて検討することが、カウンセリングで確認すべきポイントになります。
施術の効果は滞在期間中に確認できますか
HIFU系はコラーゲンが新しく生成される過程を経るため、効果は数週間から数か月かけて徐々に現れます。数日の滞在期間中には一時的な引き締まり感程度しか体感できないこともあるため、はっきりした変化をすぐに求める場合は、この時間差をあらかじめ理解したうえで施術計画を立てることをおすすめします。
くすみとたるみを一度の施術でまとめて解決できますか
原因が異なるため、一つの施術で両方を同時に解決するのは難しいことが多いです。たるみは真皮やSMAS筋膜という構造の問題であり、くすみは色素、血行、角質、糖化といった表面反応の問題であるため、それぞれに合った施術を順番に組み合わせるほうが効率的です。
短い日程で来院する場合、施術の順番はどう決めますか
滞在日数、たるみの深さ、赤みや腫れが落ち着くまでに必要な時間をあわせて確認したうえで決めています。日程が短い場合は回復に時間がかかる施術よりも体感しやすい施術を先に配置し、構造的なたるみの改善は次回の来院日程とあわせてご案内することもあります。オンライン相談や公式サイト、お電話(+82-2-6941-0375)からもご予約を承っており、日本語での確認も可能です。
