
ウルセラ300ショットで十分?効果と照射範囲について詳しく解説
2026年9月2日
- ウルセラリフト
リフティングのカウンセリングをしていると、よくいただくご質問があります。
「ウルセラは300ショットで十分ですか?」
インターネットでは、300ショットや600ショットなど、数字を基準に比較されることが多いため、
ショット数が多いほど効果も高くなると考える方も少なくありません。
しかし、実際に診察室で肌の状態や顔の構造を確認すると、判断は変わってきます。
同じウルセラ300ショットでも、どの部位に集中して照射するのか、どの深さにエネルギーを届けるのか、
どこまでを施術範囲とするのかによって、エネルギーの配分は異なります。
今回は、多くの方が気になるウルセラ300ショットの意味と、
ウルセラピープライムで照射範囲を先に確認することが重要な理由についてお話しします。
| 目次 – ウルセラピープライムはどのような仕組み? – ウルセラ300ショットを数字だけで判断してはいけない理由 – 照射範囲はどのように決める? |

ウルセラピープライムはどのような仕組み?
ウルセラピープライムは、
HIFU(高密度焦点式超音波)のエネルギーを皮膚の一定の深さに集中させ、
熱凝固点を形成するリフティング機器です。
虫眼鏡で太陽の光を一点に集める原理に似ていますが、
皮膚の表面ではなく、狙った組織の層に超音波エネルギーを届けるという違いがあります。
肌の状態や施術部位に合わせて異なる深さにアプローチし、
深い層では、顔の輪郭を支える組織の一つであるSMAS層(表在性筋膜)までエネルギーを届けることができます。

SMAS層は皮膚と筋肉の間に位置し、顔の組織を支える役割を担っています。
肌のハリや組織を支える力が低下すると、頬や口元、フェイスラインが下がって見えることがあります。
超音波エネルギーが目的の組織に届くと、熱による収縮反応が起こり、
その後の修復過程でコラーゲンの再構築が促されます。
施術直後よりも、ある程度時間が経過してからハリの変化を感じる方が多いのも、この仕組みと関係しています。
ただし、皮膚の厚さや脂肪層、組織の位置は人によって異なります。
そのため、顔のすべての部位に同じ深さや出力で照射することが適切とは限りません。
ウルセラ300ショットを数字だけで判断してはいけない理由

ウルセラ300ショットとは、超音波エネルギーを照射する回数が合計300ショットであることを意味します。
しかし、300という数字だけでは、施術範囲や部位ごとのエネルギー密度まではわかりません。
例えば、フェイスラインや二重あごに集中して照射する場合は、比較的限られた範囲にショットを配分することになります。
一方、頬や口元、顔の下半分まで広く照射する場合は、同じ300ショットを複数の部位に振り分けることになります。
どちらも合計300ショットですが、各部位に使用するショット数の割合や、施術の目的は異なるのです。

また、顔の大きさや骨格、皮下脂肪のつき方、たるみが生じている方向なども考慮する必要があります。
脂肪が少なく皮膚の薄い部位にエネルギーが過度に集中すると、意図しない顔の印象の変化につながる可能性もあります。
反対に、広い範囲にたるみが見られる場合、ショット数を複数の部位に分散させることで、
一つの部位に十分な密度で照射することが難しくなる場合もあります。
そのため、ウルセラ300ショットが適切かどうかは、次のような施術目的によって判断が変わります。
- 顔全体のたるみにアプローチしたいのか
- フェイスラインや二重あごなど、特定の部位に集中したいのか
大切なのは、ショット数だけで判断しないことです。
ウルセラピープライムの照射範囲はどのように決める?

ウルセラピープライムの施術で最初に確認したいのは、
見た目にたるみが気になる部分と、実際にエネルギーを届けるべき部分が一致しているかという点です。
例えば、フェイスラインがぼやけて見える場合でも、その原因は一つとは限りません。
顔の下半分の皮膚のハリが低下している場合もあれば、
あご下の脂肪や頬の組織の位置の変化が影響している場合もあります。
こうした違いを見極めず、すべて同じ方法で照射してしまうと、ショット数が十分でも、
必要な部位に適切にエネルギーを配分できない可能性があります。

ウルセラピープライムは、超音波画像で皮膚の層や組織の位置を確認しながら、適切な照射深度を判断できる機器です。
しかし、超音波画像で組織の構造を確認するだけで、施術計画が完成するわけではありません。
脂肪が少ない部位と、たるみが目立つ部位を見極め、
どの範囲を重点的に照射するのかを決めることが必要です。
同じウルセラ300ショットでも、フェイスラインに集中するのか、口元から顔の下半分まで広く照射するのかによって、
施術計画は異なります。
最初にショット数を決めてから顔に当てはめるのではなく、皮膚の厚さや顔の構造、
施術したい部位を確認したうえで、必要なショット数と配分を決めることが重要です。


「何ショット受けるのがいいですか?」よりも、「私の顔はどの部分を重点的に施術するべきですか?」という質問が重要です。
リフティングは、単に数字を比較する施術ではありません。
一人ひとりの顔の構造を確認し、必要な部位を見極めながら施術計画を立てることが大切です。
現在ウルセラ300ショットを検討されている方も、
ショット数だけを比較するのではなく、どの範囲に、どのようにエネルギーを配分する計画なのかをあわせて確認してみてください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ユーエイチセルクリニック江南店 代表院長 キム・ヨンジンでした。
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