
夏にジュベルックを受けても大丈夫?しこり(結節)のリスクと注意点を解説
2026年8月5日
- ジュベルック注射
「ジュベルックは夏に受けないほうがいいのでしょうか?」
汗や皮脂の分泌が増え、肌がほてりやすくなる夏。
普段から気になっていた美容施術でも、この季節になると受けるべきか迷ってしまう方がいらっしゃいます。
特に、皮膚の内部に製剤を注入するジュベルックは、暑さによって肌への負担が増えたり、しこり(結節)ができるリスクが高まったりするのではないかと心配される方も少なくありません。

まずお伝えしたいのは、夏だからという理由だけで、ジュベルックを避ける必要はないということです。
肌の状態や生活スケジュール、施術後のケアができる環境などを確認すれば、
季節を問わず検討することができます。
むしろ夏は、毛穴が目立ちやすくなったり、肌のキメが乱れたりすることで、
肌質改善のための施術を探す方が増える季節でもあります。
ただし、ジュベルックは決められた量の製剤を注入するだけの単純な施術ではありません。
注入する深さや部位ごとの皮膚の厚さによって、肌の反応が異なる場合があるためです。
夏は肌が季節の影響を受けやすい時期ですが、それ以上に大切なのは、
「今の自分の肌に合った施術計画なのか」を確認することだと考えています。

炎症・赤み・毛穴・皮脂
気温や湿度が高くなると、私たちの体は体温を調節するために汗を多くかくようになります。
また、皮脂の分泌も活発になり、肌のテカリや毛穴が普段より目立ちやすくなります。
一方、室内では冷房の効いた環境で長時間過ごし、屋外では強い紫外線にさらされます。
汗を何度も拭いたり、洗顔を繰り返したりすることで肌の表面が刺激を受け、
見た目はテカっているのに、肌の内側は乾燥してつっぱり感や赤みが出ることもあります。
そのため、夏のスキンケアでは皮脂を抑えることだけに注目するのではなく、肌の水分バランスやバリア機能、炎症の有無もあわせて確認することが大切です。
特に、肌が強くほてっていたり、炎症を伴うニキビなどができていたりする場合は、
施術を急がず、まず現在の肌の状態を確認することをおすすめします。

ジュベルックは、PDLLA(ポリ-D,L-乳酸)とヒアルロン酸を組み合わせた製剤を使用する、スキンブースターの一種です。
ヒアルロン酸は肌のうるおいを保つ働きに関わり、
PDLLAは皮膚の内部で徐々に分解される過程で、コラーゲンの生成を促すことが期待される成分です。
一般的なヒアルロン酸フィラーのように、
特定の部位にすぐに大きなボリュームを出すことを主な目的とする施術とは異なります。
小じわや肌のキメ、ハリ不足、毛穴の目立ちなど、一人ひとりの肌悩みに応じて、
肌質改善を目指す選択肢の一つとして検討されます。

つまり、ジュベルックは単純にボリュームを補うというよりも、
肌が自ら変化していく過程をサポートする施術と考えるとわかりやすいでしょう。
ただし、皮膚の厚さやエイジングの進行度、気になる部位は人によって異なります。
夏の肌質改善を目的としてジュベルックを検討する場合も、全員に同じ量や注入方法を適用するのではなく、
現在の肌の状態や施術部位、過去の施術歴を確認することが重要です。

ジュベルックに関心のある方から、特によくご相談いただくのが「しこり(結節)」についてです。
しこりとは、施術した部分に硬い粒や塊が触れたり、皮膚の表面が部分的に盛り上がって見えたりする状態を指します。
ジュベルックの施術後に、しこりができるのはなぜでしょうか?
ジュベルックは粉末状の製剤で、
使用前に生理食塩水などを加えて十分に混和し、製剤を均一に分散させるための調製を行います。
この過程や注入方法が適切でない場合、しこりが生じるリスクに関係する可能性があります。
- 製剤の粒子が均一に分散せず、一か所に集中してしまう場合
- 皮膚の浅い層に製剤が偏って注入される場合
- 製剤の調製が不十分で、粒子が均一に分散していない場合
このような要因が、施術後のしこりにつながる可能性があります。
なお、PDLLAの粒子は生理食塩水に完全に溶けるものではなく、適切に分散させることが重要です。
特に、目の下や額など皮膚が薄い部位では、頬と同じ深さや量で注入することが適切とは限りません。
注入量を増やすことよりも、部位に合わせた適切な量と深さを見極めることが大切です。

ジュベルックは、製剤を準備する段階から注入方法、施術後のケアまで、全体の流れを考慮する必要があります。
| 確認項目 | 確認したい内容 | 注意点 |
| 製剤の準備 | 製剤の特性に合わせた適切な調製と均一な混和 | 粒子が一か所に偏らないようにする |
| 注入する深さ | 皮膚の厚さや施術部位に適した層を選ぶ | 浅すぎる、または深すぎる注入に注意する |
| 部位ごとの注入量 | 目元・頬・額など、それぞれの特徴を考慮する | すべての部位に同じ量を一律に注入しない |
ただし、このうち一つの項目に注意すれば、必ずしこりを防げるというわけではありません。
皮膚の厚さを見極め、適切な深さに均一に注入するなど、複数の要素を考慮した施術技術が求められます。
季節だけで、ジュベルックを受けられるかどうかが決まるわけではありません。
現在の肌の状態が施術に適しており、施術後のケアができるスケジュールであれば、夏でもジュベルックを検討することは可能です。
ただし、次のような場合は注意が必要です。
- 肌に強い赤みやほてりがある場合
- 炎症を伴うニキビなどができている場合
- 強い紫外線を浴びる予定や、海・プールなどで遊ぶ予定がある場合
このような場合は、現在の肌の状態や今後の予定を確認し、施術のタイミングについて医師と相談することをおすすめします。

夏だからという理由だけで、ジュベルックを諦める必要はありません。
大切なのは、いつ施術を受けるかだけではなく、どのような肌の状態で、どの部位に、どの程度の量を注入するのかを確認することです。
季節よりも、まず自分の肌の状態を知ること。それが、私の考える夏の肌ケアの第一歩です。
※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診断・施術計画については、専門医にご相談ください。
以上、ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長 キム・ヨンジンでした。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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