
施術後のサウナはいつから?韓国美容皮膚科医が教える回復期の目安
2026年8月14日
- スキンケア
施術後のサウナ、いつから大丈夫?回復期の見極め方
こんにちは!
ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。
日本からご来院される患者様から、「施術後、サウナや温泉にはいつから入れますか?」というご質問をよくいただきます。
結論からお伝えすると、サウナや温泉に入れるタイミングは、施術の種類や肌へのダメージの程度によって異なります。
レーザーやピーリングなど、表皮に微細な傷をつくる施術の場合は、かさぶたが自然に取れるまで、目安として1〜2週間ほどサウナや温泉を避けることをおすすめします。
一方、リフティングや注射系の施術は表皮へのダメージが比較的少ないものの、施術直後はむくみや赤みが残ることがあります。そのため、症状が落ち着くまでの数日間は、サウナや温泉などの熱い環境を避けることが大切です。
では、なぜ施術後はサウナや温泉に注意が必要なのでしょうか?
ここからは、短い日程で韓国に滞在される日本人患者様が、ホテル滞在中・帰国時の飛行機の中・帰国後の3つの場面で、それぞれ何を確認すればよいのか、順番にご説明します。
なぜサウナの熱が施術部位にとって負担になるのか
サウナや温泉で注意したいのは、熱による刺激です。
米国のメモリアル・スローン・ケタリングがんセンターが公開している分割型CO2レーザー治療後のケア資料では、施術部位が完全に回復するまで、サウナ、プール、入浴、ジャグジーなどの利用を控えるよう案内しています。
高温の環境では血流が増加し、炎症反応が強まることで、施術後の赤みやむくみが悪化する可能性があります。
また、皮膚のバリア機能が十分に回復していない時期は、外部からの刺激を受けやすいため、施術部位への負担を避けることが大切です。
さらに、東アジア人の肌では、もう一つ注意したいポイントがあります。それが、レーザー後に起こる炎症後色素沈着(PIH)です。
国際皮膚科学誌「Skin Therapy Letter」に掲載されたレビューでは、Qスイッチレーザーを受けたアジア人におけるPIHの発生率は10〜25%と推定されており、白色人種と比べて高い傾向が報告されています。
また、国際学術誌に掲載された無作為比較試験では、レーザー施術後に赤みが残っている状態で日中に外出したことが、PIH発生の予測因子の一つとして報告されています。
このように、施術後の肌にとって高温環境は炎症を刺激する要因の一つです。
まだ赤みや炎症が残っている時期にサウナや温泉に入ると、赤みが長引いたり、炎症後色素沈着につながったりする可能性があるため、肌が十分に回復してから利用することが大切です。
施術の種類によって回復期間は異なる
すべての施術を同じ基準で考えることはできません。
施術によって肌へのダメージや回復までの期間が異なるためです。
当院では、カウンセリングの際に施術の種類や肌の状態を確認し、それぞれの回復期間に合わせてサウナや温泉の利用時期をご案内しています。
レーザー・ピーリング系の施術
レーザー・ピーリング系の施術
CO2フラクショナルやピコトーニング、ケミカルピーリングなどは、表皮に微細な損傷をつくり、そこにかさぶたができて自然に取れる仕組みです。
かさぶたが取れるまでは数日から1週間ほどかかることが多く、この期間はサウナや温泉を避ける必要があります。
海外の複数の皮膚科クリニックが公開しているレーザー後の回復ガイドでは、汗や熱を伴う活動全般をおおむね1〜2週間避けるよう案内されており、赤みや腫れが引く前に汗をかくと炎症が長引きやすいと説明されています。
超音波・高周波リフティング系の施術
ウルセラやサーマクール、ソフウェーブなどは、表皮に傷をつくらず、真皮やSMAS層などに熱エネルギーを届ける施術のため、レーザーのようなかさぶたができることは基本的にありません。
ただし、施術直後は数日ほどむくみや軽い赤みが残る場合があります。この状態でサウナや温泉などの高温環境に入ると、血流が増加し、むくみや赤みが強くなる可能性があります。
むくみや赤みが落ち着くまでの期間には個人差があるため、サウナや温泉の利用を再開するタイミングは、施術を担当した医師に確認することをおすすめします。
注射系の施術
スキンブースターやフィラー、ボトックスなどは、針を刺した部分に小さな内出血やむくみが残ることがあります。
表皮へのダメージが比較的少ないため、レーザーなどと比べると回復が早い傾向がありますが、注射直後に高温環境に入ると血流が増加し、内出血が広がったり、むくみが長引いたりする可能性があります。
サウナや温泉を再開するタイミングを判断するうえで、期間の数字だけを見るのではなく、「今、自分の肌にかさぶたや傷が残っていないか」「むくみや赤みが落ち着いているか」を確認することが大切です。
目安となる期間はあくまで一般的なもので、実際の回復速度は施術の種類や強度、施術部位、個人の肌の反応によって異なります。
日本から来院される患者様は、回復中にも注意が必要
韓国国内の患者様であれば、施術後はそのまま自宅でゆっくり回復できます。
一方、短い日程で韓国を訪れる日本人患者様は、施術後の回復期間中に「ホテル滞在・飛行機への搭乗・帰国後」という3つの場面を過ごすことになります。
そのため、施術後の過ごし方を考える際には、単に「何日後からサウナに入れるか」だけでなく、それぞれの場面で肌の状態や注意点を確認することが大切です。
韓国で美容医療を受ける際の解説記事でも、施術後の洗顔や入浴、運動などについて、施術を受けた医療機関で事前に確認しておくことがすすめられています。
特に短期滞在の場合は、帰国までのスケジュールも含めて、施術後の過ごし方をあらかじめ確認しておくと安心です。
1.ホテル滞在中に気をつけたいこと
施術当日から数日は、熱への露出や摩擦を避けることが大切です。
洗顔はぬるま湯でやさしく行い、炎症や色素沈着につながる可能性があるため、肌への摩擦はできるだけ避けましょう。
保湿も、刺激の少ない製品を使用して、肌に負担をかけないことが基本です。
UHCグループのホテルであるUH FLAT SIGNATURE Gangnamの建物内にはUHCELL江南店があり、ソチョ店もUH FLAT The Seochoの中で診療しています。
施術後に別の場所へ移動せず、そのまま同じ建物の客室に戻って休めることは、施術後の回復を考えるうえでも大きなメリットです。
むくみが残っている状態で無理に観光地を回ったり、サウナのある公共施設へ移動したりする必要がありません。
ホテルにご宿泊の方には、酸素カプセルとビタミンC点滴を無料でご案内しています。
これらはサウナの代わりではなく、熱による刺激を避けながら、施術後の回復をサポートする方法としてご案内しています。
また、江南店には日本語対応スタッフがおりますので、施術後の肌の状態や気になる症状についても、ご不安な点があればお気軽にご相談いただけます。
2.飛行機の中で気をつけたいこと
機内はサウナほど高温ではありませんが、別の注意点があります。
機内は気圧が低く湿度も非常に低いため、肌が普段より乾燥しやすく、長時間座ったままでいることで足や顔のむくみが強くなることがあります。
かさぶたや傷がまだ残っている場合は、マスクやアームレストなどが顔や腕に当たって摩擦が生じないよう、座席での姿勢や位置にも気をつけましょう。
この時期は、鎮静成分を中心とした低刺激の保湿を少量ずつ重ね、かさぶたや傷の部分にはなるべく触れないことが大切です。
3.帰国後に気をつけたいこと
自宅に戻った後は、温泉や銭湯など、日本ならではの入浴習慣にも注意が必要です。
かさぶたがまだ残っていたり、むくみが完全に引いていない場合は、施術部位が十分に回復するまで、温泉や長時間の入浴は控えましょう。
また、アフターケアの説明が曖昧だったり、担当者によって説明が異なったりすると、帰国後に「いつから温泉に入っていいの?」と迷ってしまうことがあります。
そのため、カウンセリングの段階で「何日後から温泉に入れるか」「いつから運動やサウナができるか」など、施術の種類に合わせて具体的に確認しておくことが大切です。
文書やメッセージでも確認しておくと、帰国後も安心して過ごせます。
ソチョ店の代表院長キム・ギョンスは、韓国と日本の両方の医師免許を取得しています。日本語でのアフターケアについて確認したい場合にも、施術後の過ごし方について相談できる体制を整えています。
カウンセリングで事前に確認しておきたいこと
施術を予約する前に、次の項目を担当医師に具体的に確認しておくことをおすすめします。
- この施術ではかさぶたや傷ができるのか、できる場合は自然に取れるまでどのくらいかかるのか
- サウナや温泉だけでなく、熱いシャワーや岩盤浴も同じ期間避ける必要があるのか
- 搭乗前にむくみや赤みが残っていても問題ないのか。出国日程を調整したほうがよいのか
- 帰国後に赤みがなかなか引かない、茶色い色素が残るなどの異常があった場合、どのように相談できるのか
この4つについて、施術ごとに具体的な回答が得られる場合は、患者様一人ひとりの状態に合わせて回復期間や注意点を考えているクリニックであると判断する材料になります。
反対に、どの施術についても「数日経てば大丈夫です」といった一律の回答しかない場合は、具体的な期間や注意点について、もう一度確認してみることをおすすめします。
施術後の予定があり、腫れが引かない場合にどのような施術を選べばよいかについては、
来週予定があるのに顔の腫れが引かない、どの施術を選ぶべきかでも詳しく解説しています。
よくある質問|FAQ
リフティング施術は、かさぶたがなくてもサウナを避けるべき?
表皮に傷が残らない超音波・高周波リフティングでも、施術直後は赤みや熱感、むくみなどがみられることがあります。
高温環境では血流が増加し、赤みやむくみが強くなる可能性があるため、施術後すぐのサウナや温泉は避けることが一般的です。
再開するタイミングは施術の種類や出力、肌の状態によって異なります。
日数だけで判断するのではなく、赤みや熱感、むくみが落ち着いているかを確認し、担当医師の指示に従って再開することをおすすめします。
かさぶたは取れたけれど、赤みが残っている場合でもサウナに行かないほうがいい?
温泉の代わりに、ぬるめのお風呂なら大丈夫?
表皮に傷がなく、赤みやむくみも落ち着いている状態であれば、ぬるめの入浴はサウナや温泉に比べて肌への負担が少ない傾向があります。
ただし、かさぶたや傷が残っている施術の直後は、温度にかかわらず長時間の入浴は避けたほうが安心です。
施術内容や肌の状態によって適切な入浴方法や再開時期は異なるため、担当医師に確認してから入浴することをおすすめします。
