シミと毛穴、ソウル滞在日数でどこまで治療できる?江南店の考え方

2026年10月1日

  • 美肌レーザー

シミやそばかすなどの色素と、目立つ毛穴は一度のカウンセリングでまとめて計画できますが、多くの場合は一度の来院だけでは終わりません。色素のタイプ(肝斑か、しみ・そばかすか)、毛穴のタイプ(皮脂によるものか、たるみによるものか)、ソウルでの滞在日数の三つを確認したうえで、今回の来院で行うことと次回に回すことを分けます。肝斑が混ざっている場合は熱刺激を抑える方向で強度と順番を調整し、帰国後の紫外線対策まで含めて計画します。

こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。「シミと毛穴を一度にまとめて治療したいのですが、ソウルで何日あれば足りますか」。海外から来院される方からよくいただく質問です。私はこの質問にお答えする前に、三つのことを必ず確認しています。シミがどの種類なのか、毛穴がなぜ広がって見えるのか、そしてソウルに何日滞在されるのかです。

この三つの答えが揃って初めて、今回の滞在で現実的にできる範囲が見えてきます。

色素の種類によって治療のスピードが変わります

顔の茶色いシミには、性質の異なる色素が混ざっていることが少なくありません。紫外線によってできるしみ・そばかす(日光性黒子)は輪郭が比較的はっきりしており、レーザー治療の研究が積み重ねられてきた領域です。大韓皮膚科学会が発行するAnnals of Dermatology誌(2020年)にも、日光性黒子を対象に顔の半分ずつでピコ秒レーザーとQスイッチレーザーを比較した研究が掲載されています。

肝斑は事情が異なります。Journal of Cosmetic Dermatology誌(2026年)に掲載されたアジア人女性対象の比較研究は、肝斑を慢性的で再発しやすい色素疾患だと位置づけたうえで議論を始めています。同じ論文では、ブラジル人女性20名が1064nmのQスイッチレーザーを週1回・計10回受けた先行研究について、短期的には明らかな改善が見られたものの、3ヶ月以内に81%が再発したという結果が紹介されています。

米国皮膚科学会(AAD)は、紫外線が肝斑のきっかけになると説明し、レーザーや光治療は外用薬と日焼け止めをすでに続けている患者に追加したときに結果が良くなったという研究があると案内しています。私が肝斑の見られる方に、レーザー単独で計画を立てない理由はここにあります。

ですからカウンセリングの最初の段階は、シミを分けて見ることです。しみ・そばかす主体であれば、今回の来院で目に見える変化を期待できる余地があります。肝斑が混ざっている場合は、目標を「今回でなくす」ではなく「今回で方向性を決め、継続管理につなげる」に切り替えてお話しします。

ピコ秒レーザーの研究、どこまで言えるか

ピコ秒レーザーは従来のナノ秒レーザーよりはるかに短い時間でエネルギーを届け、色素をより細かい粒子に砕きます。先ほどのJournal of Cosmetic Dermatology誌(2026年)の論文は、こうして小さくなった粒子がマクロファージに取り込まれやすくなり、炎症後色素沈着のリスクを下げる可能性があると説明しています。論文自体が断定せず「可能性」として述べている点は共有しておきたいところです。

波長によって結果も分かれます。米国国立医学図書館PubMedに登録されている2023年の系統的文献レビュー・メタ分析では、1064nmのピコ秒レーザーは肝斑に対して安全かつ有効な方法と評価されました。一方で755nmのピコ秒レーザーは、外用の美白剤より優れているという結果は出ておらず、炎症後色素沈着も報告されています。それ以外の波長はデータが不足しており、判断が保留されています。

海外から来院される方にとって何より重要なのは、研究の日程です。2026年の研究では、皮膚タイプIII〜IVのアジア人女性16名が4週間間隔で計3回の施術を受け、最終施術から6ヶ月後まで経過を観察しています。肝斑研究の効果は、たいていこうした複数回の日程のうえで測定された結果です。2〜3日のご滞在で1回の施術から同じ結果を期待するのは難しいとお伝えしています。

毛穴はまず「なぜ広がって見えるか」を見ます

毛穴が広がって見える理由は、大きく二つに分けて考えています。皮脂分泌が多く毛穴の入り口が開いて見える場合と、肌の弾力が落ちて毛穴が縦に伸びて見える場合です。同じ顔の中でも鼻、額、頬で原因の比重が違うことがあるため、部位ごとに分けて確認します。

高周波マイクロニードリングは、極細の針を使って真皮に高周波の熱を届ける方法です。Journal of Cosmetic Dermatology誌(2022年)に掲載された後ろ向き観察研究は、顔の毛穴拡大に悩む患者75名の記録を分析し、この治療は安全かつ有効であると結論づけています。この研究で患者の平均施術回数は1.7回で、鼻の毛穴改善はパルス幅の設定と関連があったとされています。

Lasers in Medical Science誌(2024年)に掲載された中国人患者対象の後ろ向き研究では、頬の毛穴に悩む患者22名が1〜3ヶ月間隔で計3回の施術を受けました。二名の皮膚科医が写真をもとに評価した6段階の毛穴スコアは、平均3.55から2.59まで下がっています。

どちらの研究も過去の記録をさかのぼった後ろ向き研究で、対象人数は多くありません。私はこの結果を「複数回受ければ改善を期待できる」という方向性の目安としてお伝えしています。江南店では高周波マイクロニードリングのうちポテンツァを扱っており、私はポテンツァのキードクターとして活動しています。

滞在日数別にまとめた今回来院の範囲

以下の表は、カウンセリングで基本の枠組みとしてご説明している内容です。実際の計画は肌状態と帰国便の時間を見て調整します。

ソウル滞在 色素プラン 毛穴プラン 日程で意識すること
2〜3日 カウンセリングと色素タイプの見分けが中心。しみ・そばかす主体なら低刺激レーザー1回を検討 今回の来院は肌の状態の確認が中心。施術は帰国までの余裕を見て判断 到着当日より翌日のカウンセリングのほうが判断に有利
4〜5日 色素レーザー1回とホームケアの案内 ポテンツァを同日に受けるか、日を分けるかを判断 帰国前日にもう一度経過を確認
6〜7日 色素と毛穴の施術順序を余裕をもって配置 同日併用と日程分離、どちらの選択肢も取りやすい 滞在中の反応を見ながら強度を調整できる
再来院が可能な場合 研究と同様に約4週間間隔で複数回を計画 1〜3ヶ月間隔の反復計画 来院の合間は紫外線対策とホームケアが鍵になる

肝斑が混ざっている場合は、表のどの欄であっても強度を一段階下げて考えるほうが安全です。一度に強く行う計画より、反応を確認しながら上げていく計画のほうが再発管理に有利だと私は判断しています。

同じ日に両方受ける場合、順番を分ける理由

色素レーザーと高周波マイクロニードリングは、どちらも肌に熱と刺激を残します。Dermatology and Therapy誌(2022年)に掲載された肝斑の光防御に関する論文は、強い熱がメラニン生成を促すと整理しつつ、日光に含まれる熱(赤外線)が肝斑に与える影響は体系的に研究されていないという限界も述べています。

根拠が揃いきっていないため、私は保守的に進めます。同じ日に両方の施術を受けていただく場合は、肌の反応を見ながら部位と強度を調整し、肝斑のある部位には熱が重ならないよう設計します。肌が敏感な状態であったり、最近強い日差しを浴びていたりする場合は、日を分けるか毛穴の施術を次回の来院に回すことをご提案することもあります。

施術後の数時間をどこで過ごすか

海外からお越しの方にとって、施術直後の移動は想像以上に負担になります。江南店はUH FLAT SIGNATURE GANGNAMの建物(テヘラン路8ギル13、WDビル)の2・3階にあります。ホテルの館内施設として運営されているため、同じ建物にご宿泊の場合は施術後、強い日差しの下を長く移動することなく客室に戻ることができます。施術は個室で受けていただけます。

UHCホテルにご宿泊の方は、30分の酸素カプセルかビタミン点滴のどちらか一方を無料でお選びいただけます。両方をご利用の場合、ビタミン点滴は55,000ウォンです(2026年9月時点)。詳しい条件はユーエイチセル公式サイト(uhcell.com)のプロモーションページでご確認いただけます。日数別に受けられる施術の目安は、ソウル滞在は何泊必要?日数別に受けられる施術の目安の記事にもまとめています。酸素カプセルとビタミン点滴の費用や科学的根拠については、施術後の高圧酸素カプセルと点滴、費用と科学的根拠はもご参照ください。なお、ニキビ跡の色素沈着と陥没した瘢痕が同時にある場合の治療順序については、ソチョ店の院長が担当範囲でご案内している内容もあります。

帰国後のフライトと紫外線対策

色素治療の結果は、帰国後数週間のケアに大きく左右されます。先のDermatology and Therapy誌(2022年)の論文は、紫外線Aと可視光線が自動車のフロントガラスや窓ガラスを通過すると説明しています。飛行機の窓側の席や車での移動中にも日焼け止めが必要な理由です。

米国皮膚科学会は、肝斑のある方に対して曇りの日も含めて毎日紫外線対策を行い、酸化鉄配合のSPF30以上のトーンアップ(色付き)日焼け止めを使うよう勧めています。可視光線が肝斑を悪化させることがあり、肌の色が濃いほどその影響が大きいとされています。私は帰国前最後の確認の際、この点を改めてお伝えしています。

カウンセリング前に準備いただきたいこと

  • ソウル到着日と帰国便の時間
  • シミができた時期、妊娠・出産・ホルモン剤の服用歴
  • 過去のレーザー施術後に色素が濃くなった経験の有無
  • 現在使用中または服用中の薬、最近の肌トラブル
  • 最近強い日差しを浴びた予定(海辺・屋外スポーツなど)

よくある質問|FAQ

1回受けて変化が少なければ失敗ですか?

肝斑であれば、急いで判断する必要はありません。米国皮膚科学会は、治療計画を続けた場合に結果が見えるまで通常3〜12ヶ月かかり、肝斑が長期化している場合はさらに時間がかかることがあると案内しています。1回の施術後は反応を記録し、次回の強度を決める材料として活用するのが望ましい進め方です。

カウンセリングはどの言語で受けられますか?

江南店には日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍しています。症状が出た時期や服用中の薬など、正確さが必要な内容は話しやすい言語でお伝えください。

色素治療の前に避けたほうがよいことはありますか?

米国皮膚科学会は、タンニング機器が肝斑を悪化させ、治療効果を妨げる可能性があると説明しています。塗布時にひりつきや刺激を感じる化粧品も肌を刺激してシミを濃くすることがあるため、施術の前後は香料の少ない低刺激な製品をおすすめしています。

※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。