ソウルの美容施術予算、体験日数で総額が変わる理由

2026年9月22日

  • スキンケア

ソウルでの美容施術旅行の総額は、施術費だけでなく滞在日数で大きく変わります。受ける施術の回復に必要な日数が最短の滞在期間を決め、それが宿泊・移動・食費・回復管理費まで連動して押し上げるためです。さらに2026年からは外国人美容医療への付加価値税還付が終了し、見積もりの10%がそのまま最終負担になりました。

こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。海外からお越しになる患者様から最も多くいただく質問は「合計でいくら準備すればいいですか」というものです。この質問にお答えする前に、私が必ずお伺いするのは日程です。何日滞在されるのか、帰国日はいつか、帰国後すぐにお仕事やイベントの予定があるかによって施術の候補が絞られ、そこから金額が決まります。順番を逆にすると、見積もりは出ても日程に合わない施術を選んでしまい、結局は滞在を延ばしたり施術を変更したりして予算がまた崩れてしまいます。

予算が四項目で終わらない理由

多くの旅行予算ガイドは、施術費・航空券・宿泊費・食費の四項目で構成されています。この中で航空券を除く三項目はすべて滞在日数に連動しています。そして滞在日数を決めるのは、施術後の回復にかかる期間です。

例えば同じ金額を使うとしても、赤みが一日二日で落ち着く施術と数日残る施術では、必要な宿泊日数が変わります。宿泊が二日延びれば食費や移動費も増え、航空券の変更が必要になれば、その費用が施術費の差額より大きくなることもあります。そのため私はカウンセリングで施術名を先に決めず、帰国日から逆算して使える回復の余裕が何日あるかを最初に確認します。

2026年から変わった一行:付加価値税還付の終了

予算を組む際に最初に反映すべき変化です。外国人患者様の美容医療サービスに適用されていた付加価値税還付の特例は2025年末で終了し、2026年1月1日以降の決済分は還付対象外となりました。コリアバイオメディカルレビューが2025年7月に報じたところによると、この措置は韓国政府の2025年税法改正案に含まれており、適用基準は決済日です。

以前の資料をもとに予算を組まれた方は、この10%を「後で返ってくるお金」として計算しているケースが少なくありません。しかし現在は、この10%がそのまま最終負担になります。施術費を300万ウォンと想定していた場合、実際の決済額は330万ウォンとなり、増えた30万ウォンは宿泊数日分に相当する金額です。複数の施術を組み合わせる日程ほど、この差は予算構成そのものを変えます。

同じ報道は、韓国保健産業振興院が国会に提出した資料も引用しており、美容施術に関する付加価値税還付の申請件数は2023年の一年間で383,665件、2024年は6月までの時点で413,276件に達したとしています。それだけ多くの方の予算前提が、2026年に一度変わったことになります。

為替は予算の基準線

ウォンで見積もりを受け取り、自国通貨で予算を組まれる方にとって、為替レートは施術一件分に相当する金額を総額から動かすことがあります。2026年の米ドル/ウォンレートは、狭い範囲にとどまりませんでした。インベスティング・ドットコムによると2026年9月時点の52週レンジは1ドル1,334.34ウォンから1,562.47ウォンで、トレーディング・エコノミクスは2026年9月にウォンが1ドル1,330ウォン台まで強含んだと伝えています。

実務的には二点をお勧めしています。一つ目は、予約時点の為替で計算した予算を出発の2週間前に一度見直すことです。二つ目は、予算に為替の余裕分を別枠で確保しておくことです。見積書の金額はウォンで固定されていても、カード決済日の為替レートや海外決済手数料は当院が調整できる項目ではありません。

ダウンタイムが最短滞在日数を決める

以下は、私がカウンセリングで日程を逆算する際に使っている目安です。回復の経過には個人差が大きく、同じ機器でも出力や範囲によって変わります。確定した数値としてではなく、日程設計のための最低限の余裕としてご覧ください。

施術群 主な悩み 回復の目安 推奨最短滞在
水分・肌質改善注射系(スキンバイブなど) 乾燥、小じわ 注射跡や軽いむくみが概ね一日前後 2泊
リジュランヒーラー 肌質、小じわ むくみや結節感が数日残る場合がある 3泊
サーマクール 弾力低下、たるみ 紅斑とむくみが一日二日 3泊
ウルセラ・ソフウェーブ たるみ、輪郭 紅斑・むくみの経過を数日見ることが多い 4泊以上
ポテンツァ 毛穴、肌質 赤みと微細なかさぶたが数日 5泊以上
ジュベルックなどコラーゲン刺激系 ボリューム、弾力 むくみと内出血が数日、次回までの間隔が必要 5泊以上+再来院計画

残りの滞在日数より推奨最短滞在の方が長い施術は、今回の日程の候補から外すのが賢明です。私はこうした場合、次回の来院に持ち越すか、同じお悩みを回復の余裕が短い方法で対応する案を一緒にご提案しています。

3泊・5泊・7泊、日程別の予算の組み方

3泊の日程。 到着日は移動と休息に使い、翌日の午前にカウンセリングと施術、最終日に経過確認という構成が現実的です。候補は回復の余裕が一日前後の施術に絞られます。予算は施術費一件と宿泊3泊、移動費でシンプルに組めます。

5泊の日程。 施術後の経過を二日以上見られるため、選択肢が広がります。一日に複数の施術をまとめるよりも、初日に主な施術を受け、一日二日後に軽いケアを加える構成の方が負担が少なくなります。予算にはこの二回目の来院分をあらかじめ入れておく必要があります。

7泊の日程。 回復期間が長い施術や、二つ以上を順番に受ける設計が可能です。ただし宿泊7泊が予算に占める割合が大きくなるため、どこに滞在するかが施術選びと同じくらい重要な判断になります。

移動費は三つの選択肢の順番だけ覚えておいていただければ十分です。空港鉄道の一般列車から地下鉄に乗り換える方法が最も安く、空港バスがその上、タクシーが最も高くなります。料金は運営会社や路線によって異なるため、出発前に空港鉄道と空港バスの運営会社の案内で確認していただくのが確実です。施術当日の帰路だけは、費用よりも快適さを基準に選んでいただくようお伝えしています。

施術費が病院ごとに違う理由

同じ名前の施術でも金額に大きな差が出る理由をご説明すると、見積書を比較する基準ができます。

  • ショット数と範囲。 ショット数は、どの範囲をどの密度で照射するかを示す単位です。あご周りだけに集中する場合と顔全体をカバーする場合では、同じ機器でも必要な量が異なります。
  • 消耗品の構造。 チップやカートリッジ単位で照射回数が決まっている機器は、消耗品費が単価に直接反映されます。機器の系統ごとに課金の単位そのものが違います。
  • 設計の深さ。 同じ予算でも、一つの機器を広く使う設計と層を分けて二つを組み合わせる設計では、結果の方向性が異なります。
  • 誰が診て誰が施術するか。 カウンセリングから施術、経過確認までを同じ体制で続けられるかどうかは、金額表には表れません。

当院の江南店では、お一人お一人の肌の状態を確認した上で施術を設計しています。私自身の経歴としては、ソウル大学大学院を卒業し、ソウル大学病院で研修を受け、アラガン(ジュビダーム・ボトックス)のfacultyおよびポテンツァ・ウルセラのキードクターとして活動しています。大韓臨床美容医学会の講師、大韓美容成形レーザー医学会の正会員でもあります。この経歴が結果を保証するものではありません。ただ、なぜこの層を目標にするのか、なぜ今回の日程にはこの施術が合わないのかをご説明できる根拠にはなります。

施術費の構造をより詳しく知りたい方には、施術前の説明と同意書、予約前に確認すべき5つのことにも、見積書を確認する際のポイントを整理しています。

宿泊と回復を一つにまとめると変わること

滞在が長くなるほど予算の中で大きくなるのが宿泊費です。ところが、施術直後の半日をどこで過ごすかは、費用であると同時に回復条件でもあります。施術直後に赤みが残る状態で地下鉄と徒歩で30分移動する日程と、同じ建物内で客室に上がれる日程では、残りの一日の使い方が変わってきます。

当院の江南店はUH FLAT SIGNATURE GANGNAMの建物内にあり、ホテルの付帯施設として運営されています。このホテルにご宿泊される方は、宿泊先を選ぶ決定と施術後の院内の移動を決める判断が一つにまとまります。施術は個室で行うことができ、江南店には日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍しています。

回復管理の項目も予算に入れておくことをお勧めします。UHCホテルにご宿泊の方は、酸素カプセル30分またはビタミン点滴のいずれか一つを無料でお選びいただけます。両方をご利用される場合、ビタミン点滴は55,000ウォンです。適用条件は公式プロモーションページでご確認いただけます。

施術後の経過を帰国までどのように見ていくかについては、色素と毛穴の治療、帰国後の経過管理と次回来院の目安は?に別途まとめています。

カウンセリング前に確定しておきたい五つのこと

  1. 帰国日、そして帰国直後に顔を見せる必要がある予定があるか
  2. 今回の日程で使える回復の余裕日数
  3. VAT10%を含めた総額の見積もりかどうか
  4. 予約金と残金の決済タイミング、海外発行カードが使えるかどうか
  5. 施術後の経過をいつ再確認するか、帰国後の問い合わせ手段は何か

カウンセリングをご希望の際は、ご希望の日程と滞在日数を合わせてお知らせいただければ、その日程内で可能な施術の候補と総額の目安を整理してご案内いたします。施術リストから先に選んで日程を合わせる順番よりも、ずれが少なくなります。

よくある質問|FAQ

施術費の交渉はできますか

非給付診療費は医療法に基づき、病院が告知した価格が基準になります。価格を下げる交渉よりも、見積もりに含まれる範囲や回数、経過確認費用が何かを項目ごとに確認していただく方が、実際の負担を減らすことにつながります。

外国人には別の料金が適用されますか

当院では国籍によって異なる価格表を使っていません。見積もりを受け取る際に、ウォンでの総額とVATが含まれているかどうかを一緒に確認していただくと、自国通貨に換算した金額を正確に把握できます。

2026年もVATを返してもらう方法はありますか

美容医療サービスに対する外国人還付の特例は2025年末で終了し、基準は決済日です。2026年に決済された施術は対象外です。化粧品や衣類など一般的な買い物に適用される還付制度とは別の話になります。

複数の施術をまとめたパッケージの方が安いですか

組み合わせが常に有利とは限りません。今回の滞在日数の中で回復が終わらない施術がパッケージに含まれていると、残りの回数を使えなかったり、日程を延ばす必要が出てきます。私は今回の来院で終えられる範囲と、次回に持ち越す範囲を先に分けた上で、金額を計算するようにしています。

予算を一つに絞るなら何を先に見るべきですか

お悩みの原因がどの層にあるかによって答えが変わります。弾力やたるみが主なお悩みの場合と、肌質・毛穴が主なお悩みの場合では、目標とする層も必要な回復の余裕も異なります。お写真と滞在日程をお送りいただければ、候補を二、三つに絞ってご説明いたします。

※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。