
フィラー後の痛みや肌の色の変化、内出血だと思って待ってもよいですか?
2026年10月23日
- ヒアルロン酸注入
要点:通常とは異なる痛み、注入部位付近の白色・灰色・青色の変化、見え方の変化があれば、すぐに受診してください
フィラーの施術中や直後に、通常とは異なる痛み、注入部位付近が白色・灰色・青色に変わる症状、見え方の変化があれば、内出血だと思って様子を見ないでください。米国食品医薬品局(FDA)が、直ちに医療機関を受診するよう案内している危険サインです。すべての症状がそろうまで待つ必要はありません。
こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。
私は、フィラー後の肌の状態を確認するときには、起こり得る反応と、待ってはいけないサインを分けて考えていただきたいと思います。「内出血や腫れが出ることがある」という説明だけで、今起きている変化を正常な反応と判断しないでください。
内出血や腫れが起こり得ても、すべての痛みを我慢してよいわけではありません
FDAのフィラーに関する消費者向け安全情報では、内出血、赤み、腫れ、痛み、押したときの痛みなどが、よく見られる反応として挙げられています。
ただし、私は「フィラー後は痛むことがある」という説明を、通常とは異なる痛みまで我慢してよいという意味で受け取ってほしくありません。FDAの患者向け情報では、施術中や直後に通常とは異なる痛みが生じた場合は、直ちに受診するよう別途勧告しています。
肌の色だけで内出血と決めつけないでください
FDAの消費者向け安全情報によると、フィラーが意図せず血管内に入ると、皮膚壊死、脳卒中、失明などの重い合併症が起こる可能性があります。起こる可能性は低いものの、発生した場合には永久的な障害が残ることがあると説明されています。皮膚壊死とは、組織が損傷して死んでしまうことです。
私がお伝えしたいのは、色だけを見て「ただの内出血」と判断しないことです。FDAは、注入部位付近が白色・灰色・青色に見える変化を、直ちに受診が必要なサインに含めています。痛みが一緒に出るまで待たないでください。
見え方の変化や、突然うまく話せなくなる症状も危険サインです
FDAの患者向け情報では、次のような症状も、直ちに受診が必要なサインとして挙げられています。
- 見え方が変わる
- 突然うまく話せなくなる
- 顔、腕、脚の感覚が鈍くなる、または力が入らなくなる
- 歩くことが難しくなる
私は、こうした症状があれば、次の予約日や問い合わせへの返信を待たず、直ちに救急診療を受けていただきたいと考えています。肌の内出血だけでなく、見え方、話し方、手足の動きの変化も、その場で医療者に伝えてください。
受診時に伝えることと、次の施術を考える前に確認すること
受診時には、次の情報を伝えてください。
- フィラーの施術を受けた時刻と部位
- 製品名が分かる場合は、その名称
- 症状が始まった時刻と、その後の変化
すでに手元にある施術記録や写真を見せても構いません。ただし、私は、資料を探したり写真を撮ったりするために受診を遅らせないでいただきたいと思います。
次の施術を検討する際は、使用する製品の患者向け説明書と、注意すべき危険サインについて、医療者から説明を受けてください。FDAも、製品ごとの患者向け説明書を読み、医療者と話し合うことを勧めています。私は、期待する変化だけでなく、どのような症状が出たらすぐに受診すべきかまで理解したうえで、施術を決めていただきたいと考えています。
※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、医師にご相談ください。
