リジュランと水光注射、施術名より先に診断が必要な理由

2026年8月6日

  • スキンブースター注入
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  • リジュラン注射

こんにちは。UHCELLクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長 キム・ヨンジンです。

「リジュランと水光注射、どちらを受けるべきですか」というご相談をよくいただきます。まず結論からお伝えすると、この二つは成分の優劣で選ぶものではなく、作用する肌の層と効果が出てくるタイミングが違うだけです。ですので当院では、相談の最初に施術名や機器名を決めるのではなく、現在の肌状態と滞在日程を先に確認し、そのうえでどちらが今の状況に合うかを一緒に判断するようにしています。

リジュランと水光注射は、そもそも作用する層が違います

リジュランの主成分は、サケやマスの精巣由来のPDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)です。皮膚科学分野のナラティブレビューによると、PDRNはアデノシンA2A受容体に結合してサルベージ経路を活性化し、その過程で線維芽細胞の増殖とコラーゲン合成を促し、炎症反応を抑える方向に働くとされています。つまりリジュランは、真皮層に「自分でコラーゲンを作るように」という信号を送るタイプの施術で、効果はすぐに見た目に出るというより、数日から数週間かけてゆっくり現れてくるのが特徴です。

一方、水光注射(スキンブースター)の主成分はヒアルロン酸(HA)です。非架橋HAを用いたメソセラピーの効果を調べたランダム化比較試験では、真皮に微量注入された非架橋HAが、肌の弾力とツヤの改善に有意な効果を示したと報告されています。HAは自分の重さの何倍もの水分を抱え込む性質があるため、注入した直後から潤いとツヤを実感しやすいという特徴があります。

まとめると、リジュランは真皮の再生・回復に重心があり、水光注射は即効性のある水分・ツヤの回復に重心があります。この違いがあるため、同じ人でも「数日後に写真撮影の予定がある」のか「数週間後の変化を見たい」のかによって、選ぶべき施術が変わってきます。

項目 リジュラン 水光注射(スキンブースター)
主成分 PDRN(サケ・マス由来ポリデオキシリボヌクレオチド) ヒアルロン酸(HA)
主な働き アデノシンA2A受容体を介した線維芽細胞活性化・コラーゲン合成の促進 水分結合による即時的な保湿・真皮環境の改善
効果を感じるタイミング 段階的 — 線維芽細胞の増殖とコラーゲン蓄積に時間がかかる 即効〜短期 — 注入直後から潤いとツヤを実感しやすい
向いている目標 ハリの低下や小じわなど、真皮の再生が必要な場合 表面の乾燥や肌のくすみを改善し、すぐにツヤを出したい場合

なぜ成分名より診断を優先するのか

どちらの施術も真皮に微量を注入するものですので、肌の厚み・弾力・乾燥度・直近の施術歴によって、注入する深さや間隔を変える必要があります。例えば、表面はテカっているのに内側は乾いている、いわゆるインナードライの状態であれば、水光注射だけでは一時的に潤いが満たされるだけで終わってしまうことがあり、実際にはまずバリア機能の回復が必要な場合があります。反対に、ハリの低下がはっきり見られる肌に水光注射だけを繰り返すと、ツヤは戻ってもたるみそのものは変わらないままということもあります。

当院江南店では、代表院長である私自身が肌を直接診断したうえで施術を設計しています。リフティングとピーリングを比較する際も同じ考え方を採用しており、詳しくはリフティングとピーリング、施術前に確認したい5つの基準でもご説明しました。リジュランと水光注射のどちらを選ぶかも、同じ「診断を先に行う」という原則の上にあります。

施術前に確認しておきたい5つのポイント

施術名を決める前に、次の5点を確認することをお勧めします。当院の相談でも、この順番で確認しています。

  1. 肌状態の性質 — 表面の乾燥と内側の乾燥(インナードライ)、ハリの低下と毛穴・色素の問題は原因が異なり、原因によってリジュランと水光注射の優先順位が変わります。
  2. 滞在日程と回復に使える時間 — 短い日程でお越しの場合、注入直後に出やすい腫れや内出血が残る期間と、残りの滞在日数が重なるかどうかを確認する必要があります。
  3. アレルギーや既往歴 — サケ・マス由来成分へのアレルギー歴、妊娠・授乳の有無、最近の感染性皮膚疾患の有無は、施術前に必ず確認すべき項目です。
  4. 直近の施術歴 — 最近レーザーやフィラー、他のリフティング施術を受けている場合は、今回の注入との間隔や併用の可否を一緒に確認します。
  5. 目標と今後の計画 — 撮影やイベントなど一度きりの機会に合わせた即効性のあるツヤを目指すのか、繰り返しの施術で長期的なアンチエイジングを目指すのかによって、施術の選び方と間隔の設計が変わります。

この5点を確認せずに施術名だけを先に決めてしまうと、期待した効果と実際の見え方が違ったり、回復期間が旅程と重なってしまったりすることがあります。

回復とご予定について — 短期滞在の方が見落としやすい点

リジュラン・水光注射のいずれも、施術直後に軽い赤みや小さな注入痕が出ることがあり、通常は短い時間で落ち着いていきます。ただし、肌の状態や注入量によって回復のスピードには個人差があるため、大切なご予定がある場合は、相談の際に必ずその日程をお伝えください。そうすることで、施術の強さやタイミングを調整することができます。

江南店はUH FLAT SIGNATURE 江南の建物内にあるため、診断から施術、その後の回復までを、移動せずに同じ空間で行える動線を整えています。海外から短い日程でお越しになる患者様のために、江南店には日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐しており、診断の段階からアフターケアのご案内まで、同じ言語でやり取りいただけます。施術後の記録についても、初診を担当した院長が次回以降の施術設計まで引き続き担当する体制を取っており、詳しくは江南のクリニックで施術記録は次回まで引き継がれますかでもご紹介しています。

FAQ

リジュランと水光注射は同じ日に一緒に受けられますか

肌状態によっては併用できる場合もありますが、注入する部位や深さが重なると腫れや内出血が大きく出ることがあるため、診断のうえで併用の可否と順番を決める必要があります。ご自身で二つの施術を一度に指定するのではなく、まず相談で肌状態を確認していただくことをお勧めします。

効果はいつから実感できますか

水光注射はヒアルロン酸が水分を抱え込む性質があるため、施術直後から潤いやツヤを感じられることが多いです。リジュランは線維芽細胞が増え、コラーゲンが蓄積していく仕組みのため、即効性ではなく数週間かけての段階的な変化を目指す施術だとご理解ください。

短い旅行日程でも施術は受けられますか

可能ですが、残りの滞在日数と回復に必要な時間を先に確認する必要があります。帰国日が近い場合は、腫れや内出血が残りにくいよう施術の強さを調整したり、計画の一部を次回の来院に分けたりする方法を相談の中で一緒に決めます。

どのような肌状態のときにリジュラン、どのようなときに水光注射を優先しますか

ハリの低下や小じわなど真皮の再生が必要なサインがはっきりしている場合はリジュランを優先的に検討し、表面の乾燥やくすみが目立ち、すぐにツヤを出したい場合は水光注射を優先的に検討します。ただし多くの場合はこの二つの特徴が混ざっているため、診断の際にあわせて確認します。

施術の記録は次回の来院にも引き継がれますか

江南店では、初診を担当した院長がその後の来院での施術設計も継続して担当する体制で運営しています。診断内容や施術履歴が次回の相談の出発点になるようにしています。


リジュランと水光注射は成分が違う分、作用する肌の層と効果が現れるタイミングも異なります。どちらが合うかは、結局今の肌状態と残りの日程次第ですので、施術名を先に決めるより、まず診断を受けていただくことをお勧めします。江南店はテヘラン路8ギル13、WDビル2・3階(UH FLAT SIGNATURE 江南内)にあり、日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐していますので、相談から施術、アフターケアのご案内まで同じ言語で進めていただけます。

※施術の効果や回復期間には個人差があります。正確な診断とご計画については、ご来院のうえご相談ください。