リジュラン注射後のケア、施術当日と一週間後で何が変わるか

2026年8月12日

  • リジュラン注射

リジュラン注射後のケア、24時間・2〜3日目・1週間で変わること

こんにちは。UHCELLクリニック 江南店(UH CELL Clinic Gangnam)代表院長 キム・ヨンジンです。リジュラン注射(PN注射)の相談で必ずお伝えしているのは、施術直後の一日と一週間後では、肌が必要としているケアがまったく違うという点です。当院にはリジュランを目的に短い日程で来院される患者様も多く、帰国のフライトまで含めてケアの時期を一緒に組み立てることがよくあります。この記事では、当日から一週間までを三つの区間に分けて、それぞれで確認していただきたいことをお伝えします。

まず知っておきたい、施術直後の肌の状態

リジュランに使われるポリヌクレオチド(PN)は、サーモンなど魚由来の高分子DNA断片です。真皮に注入されると線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成や組織の再生を促す働きがあると、複数の臨床報告で説明されています。この過程自体は肌にとって前向きな変化ですが、注入直後は微細な膨隆や赤み、軽い痛みや掻痒感が一時的に出ることが少なくありません。これはほとんどの場合数日以内に落ち着く反応ですが、この期間は肌のバリア機能が普段より弱くなっている点を前提にケアを考える必要があります。当院でも、この最初の数日をどう過ごすかで、その後の回復スピードが変わるとご説明しています。

0〜24時間、触れない・こすらないことを優先する

施術当日は、顔に触れる回数そのものを減らすことが最優先です。洗顔はぬるま湯で軽く行い、ピーリングやマッサージ、美顔器の使用は避けていただきます。むくみや熱っぽさがある場合は、氷を直接肌に当てず、タオルで包んで短時間冷やす方法が安全です。この時間帯に日焼け止めを塗る必要がある場合も、こすらずポンポンと置くように乗せる塗り方をお勧めしています。

2〜3日目、鎮静と保湿を中心に組み立てる

最初の24時間を過ぎると、ケアの中心は鎮静と保湿に移ります。この期間は飲酒、サウナ、汗蒸幕、激しい運動、長時間の日光暴露を控えていただくようご案内しています。体温の上昇と血流の増加が、むくみや赤みを長引かせる要因になるためです。成分としては、ツボクサエキスやパンテノールなど鎮静系の成分を含むクリーム、セラミドやヒアルロン酸を含む保湿製品を優先します。一方で、この時期に避けていただきたい成分も明確です。レチノール系成分は最低2週間、AHA・BHAなどの酸系成分は最低1週間、高濃度ビタミンCも最低1週間は控えるようお伝えしています。赤みが残っている段階で刺激の強い美白・抗酸化製品を重ねると、炎症が長引くリスクがあるためです。当院では診断の時点で、個々の肌の反応を見ながら鎮静期間を調整できるよう設計しています。

1週間まで、紫外線対策が最も重要な変数になる

東アジア人の肌は炎症が色素として残る炎症後色素沈着(PIH)が比較的出やすいと、皮膚科領域では説明されています。紫外線刺激がメラノサイトを活性化し、メラニン生成を増やす方向に働くため、施術直後から最低1週間は紫外線対策がケアの核になります。この期間はSPF30以上、PA+++以上の日焼け止めを使い、可能であれば化学的な吸収剤より物理的な遮断タイプを選ぶことをお勧めしています。摩擦そのものが刺激になりやすい時期なので、フィルムタイプやスプレータイプのように、こすらずに塗布できる製品形状のほうが施術直後には向いています。

短期来院の場合、機内環境もケアの計画に入れる

当院を訪れる患者様の多くは、日本・台湾・中国・英語圏から短い日程で施術のために来院されます。この場合、ケアの計画は国内の患者様とは異なる前提で組む必要があります。世界保健機関(WHO)の報告によれば航空機客室内の湿度はおおむね20%未満で、地上の快適な湿度とされる30から50%台の半分にも届かないことがあるとされています。普段であれば大きな問題にならないこの乾燥が、施術でバリア機能が下がった肌にとっては、より深刻な水分損失につながりかねません。そのため、リジュラン施術後にすぐ帰国のフライトを控えている場合は、パンテノールやヒアルロン酸を含む100ミリリットル以下の保湿ミストを機内に持ち込み、こまめに重ね付けすることをお勧めしています。窓際の席の場合は、機内でも日焼け止めを塗り直していただくと安心です。

私たちの江南院と瑞草院は、それぞれUH FLAT SIGNATURE江南とUH FLAT The瑞草というホテル建物の中で診療しています。宿泊者には酸素チャンバーとビタミンIV点滴を無料でご利用いただけるため、施術を終えた後、同じ建物内で休息と回復ケアまで済ませられる動線が、短い滞在日程では実質的な助けになります。施術自体は個室で行い、江南院には日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐していますので、ケアの説明も母国語で受けていただけます。

施術翌日の経過確認が、なぜ意味を持つのか

短い日程で来院された方ほど、施術翌日に一度経過を確認してから帰国する日程を組んでいただくことをお勧めしています。むくみや内出血が想定より長く残る場合、その場でご相談いただければ必要な対応を取ることができるためです。反対に、施術当日にすぐ帰国してしまうと、同じ施術を受けた医療機関でのアフターケアを受けづらくなる場合があります。江南院代表院長の私は、ソウル大学大学院を卒業し、ソウル大学病院で研修を受け、フィラーやボトックスに関する国際的な教育プログラムでファシリテーターを務めてきました。瑞草院代表院長の金庚洙は、ソウル大学医学部を卒業し、韓国と日本の医師免許を同時に取得しており、診断から施術、翌日の経過確認まで同じ医療チームで見続けられる体制を大切にしています。

ケアの順序を整理すると

リジュラン後のケアは、結局この三つの区間に分けて考えるとわかりやすくなります。第一に、0から24時間はこすらず刺激を加えないことを原則にします。第二に、2から3日目は鎮静と保湿成分を中心に据え、レチノール系や高濃度ビタミンCのような攻撃的な成分は最低1〜2週間先送りします。第三に、1週間までは紫外線対策を最も重要な変数として扱い、短期来院の場合は機内の乾燥環境への保湿までケアの時期に含めます。この順序を守ることが、むくみや色素沈着といった副反応を抑えながら、リジュラン本来の再生効果をしっかり受け取る近道になると考えています。

むくみの回復を優先したい場合は施術後のむくみを最短で引かせるにはで残り日数に応じた回復設計をご確認いただけますし、たるみやシワも同時に気になっている場合は顔のたるみとシワ、水光注射より先に確認すべきことで診断の考え方をご覧いただけます。

FAQ

リジュラン後、洗顔はいつから普段通りにできますか?

施術当日から翌日までは、ぬるま湯で軽く洗顔し、ピーリングやマッサージ、美顔器の使用は控えていただきます。2〜3日目からは刺激の少ない弱酸性クレンザーで、徐々に普段のルーティンに戻していただけます。

リジュラン後、メイクはいつから可能ですか?

微細な注射痕が残っているため、通常は施術翌日から軽いメイクをお勧めしています。最初の2〜3日は色付きの化粧より、再生クリームと日焼け止めを中心にしたケアのほうが回復には有利です。

リジュラン施術の直後に飛行機に乗っても大丈夫ですか?

搭乗そのものを禁止する必要はありませんが、機内湿度は20%未満と非常に低く、施術で弱くなった肌のバリアには普段より大きな負担になります。保湿ミストをこまめに重ね付けし、窓際の席では日焼け止めを塗り直すことをお勧めしています。

リジュラン後、サウナや運動はいつから始められますか?

飲酒、サウナ、汗蒸幕、激しい運動は施術後最低一週間程度控えることをお勧めしています。体温と血流が上がると、むくみや赤みがより長く残る可能性があるためです。

リジュランは一度の施術でも効果を感じられますか?

個人差はありますが、施術直後から肌のきめの変化を感じる方は多く、弾力や小じわの改善のようなより明確な変化は、複数回の施術を重ねた段階で現れることが一般的です。施術の間隔や回数は肌診断の結果によって変わるため、相談時に確認いただくのが確実です。