再診時に前回の施術記録は本当に活かされていますか

2026年8月26日

  • スキンケア

再診時に前回の施術記録は本当に活かされていますか

こんにちは。UHCELLクリニック 江南店(UH CELL Clinic Gangnam)代表院長 キム・ヨンジンです。「前回受けた施術の記録は、次回来院した時のカウンセリングでも参考にしてもらえますか」というご質問を、海外からいらっしゃる患者様からよくいただきます。結論から申し上げますと、記録そのものはどの病院でも電子カルテに残ります。問題は、その記録を再診のカウンセリングで実際に取り出し、「前回の診断と今の肌状態がどう変わったか」を比較して施術計画を立て直す体制があるかどうかです。記録がファイルの中に眠っているだけの状態と、カウンセリングの場で実際に呼び出されて判断材料として使われる状態は、まったく別の話です。

「記録がある」だけでは十分ではない理由

電子カルテには施術名と日付程度はほとんどの場合残ります。しかし再診のカウンセリングで本当に必要になるのは、それよりもう一段具体的な情報です。例えばリフティング施術を受けた場合はどの部位にどれくらいのエネルギーとショット数を配分したか、スキンブースターであればどの製品をどれくらいの容量で、どの層に注入したか、診断当時の肌の厚みやボリュームロスの程度をどう判断したかまで残っていて初めて、次回の来院時に「あの時と比べて今は何が変わったか」を話し合うことができます。施術名と日付だけの記録では、再診のカウンセリングが実質的に初診とほとんど変わらなくなってしまいます。

さらに、最初に診断を担当した医師と再診時にカウンセリングを行う医師が異なる場合、パラメータが文書として残っていても、その判断の背景、つまりなぜその部位にそれだけのエネルギーを使ったのかまでは伝わりにくいのが実情です。記録の形式そのものよりも、その記録を解釈し引き継ぐ人の連続性のほうが、実際には大きな変数になります。

海外からの患者様にとって記録の連続性がより重要な理由

国内にお住まいの患者様は同じ病院を半年、1年おきに継続して訪れ、自然に記録を積み重ねていくことができます。しかし海外からいらっしゃる患者様の場合は事情が異なります。韓国保健福祉部と韓国保健産業振興院が2025年に発表した外国人患者誘致実績によると、昨年韓国を訪れた外国人患者は約201万人に上り、このうち多くがソウルで診療を受け、大型病院ではなく医院レベルの医療機関を利用しています。つまり、短い滞在期間の中で施術を受けて帰国し、数ヶ月から1年ほど経ってから再び同じ病院を訪れるケースが少なくないということです。この場合、来院の間隔が長い分だけ最初の診断記録の印象が薄れたり、担当医師の記憶だけに頼らざるを得なくなったりしやすくなります。来院間隔が長くなるほど、文書化された診断記録と、それを再び取り出して説明できるカウンセリング体制の価値は大きくなります。

診断画像とパラメータを合わせて残す理由

肌診断機器の中でも多くのクリニックが採用しているVISIA系の機器は、シミ、シワ、キメ、毛穴、肌色の均一性、ポルフィリン、UVスポットといった複数の項目を、撮影した画像をもとに数値化します。美容テック企業パーフェクトコープが2024年に発表した肌測定機器の比較資料によると、こうしたハードウェア型の診断機器は、固定された撮影環境のもとで肌状態を包括的に分析するよう設計されています。こうした機器の強みは、一度きりの診断ではなく、以前の撮影画像と並べて比較した時にこそ発揮されます。色素沈着が増えたのか減ったのか、毛穴の状態がどう変化したのかを写真で比較すれば、患者様ご自身の主観的な体感とは別に、客観的な根拠が残ります。

当院の江南店では、カウンセリング時に診断画像とあわせて、施術部位ごとのパラメータ(エネルギー設定、ショット数の配分、注入製品と容量)を記録として残し、再診の際にはこれを改めて呼び出して、以前の診断時点と現在の肌状態を並べて比較しています。初回の来院時にどのような理由で特定の部位にエネルギーを集中させたのかを記録に残しておくことで、次回の来院時に同じ部位を繰り返すのか、別の部位に重点を移すのかを判断する根拠が生まれます。この判断は、最初に診断を担当した代表院長が再診のカウンセリングも引き継ぐ体制のもとで、より滑らかに行うことができます。

短い滞在の中でカウンセリングから回復まで動線がつながる理由

江南店はUH FLAT SIGNATURE 江南ホテルの建物内に診療室があるという構造で運営されています。そのため、施術当日のカウンセリングと施術、そして回復ケア(ホテル宿泊者様に限り無料でご案内する酸素チャンバーとビタミンIVドリップ)を、同じ建物の中でつなげて受けていただくことができます。再診の際も同様に、短い滞在日程の中で診断記録を確認するカウンセリングから施術、回復ケアまで、移動の動線を減らして進められる点は、海外からいらっしゃる患者様にとって実務的な利便性につながります。江南店には日本語、中国語、英語の通訳スタッフが常駐しており、再診のカウンセリングで以前の記録についてご説明する際も、言語の壁なくコミュニケーションを取っていただけます。

再診前に確認しておくと安心なこと

次回の来院を計画されている場合は、前回のカウンセリング時にどのような項目が記録されていたかを、病院側にあらかじめ確認しておくことをおすすめします。施術部位、使用した機器とパラメータ、診断当時に撮影した画像が残っているか、そして再診のカウンセリングを前回担当した医師が再び担当できるかどうかを確認しておくと、来院前の時点でどの程度連続性のあるカウンセリングが受けられそうか、ある程度見当をつけることができます。

FAQ

施術記録は通常どれくらいの期間保管されますか

医療法上、診療記録には一定期間の保管義務があり、当院の江南店でも診断画像や施術パラメータを含むカウンセリング記録を電子カルテで管理しています。ただし保管されているかどうかとは別に、再診のカウンセリングでその記録を実際に呼び出して比較説明にまでつなげているかどうかが、より重要な確認ポイントになります。

最初に診断した医師でなくても、以前の記録を参考にしてもらえますか

記録そのものは他の医師も閲覧できますが、その時の判断の背景、つまりなぜその部位とパラメータを選んだのかまで十分に伝わるためには、担当医師の連続性が合わせてあるほうが有利です。江南店は診断を担当した代表院長が再診のカウンセリングも引き継ぐ体制で運営しています。

他院で受けた施術の記録も参考にしてもらえますか

使用した機器名やおおよその施術部位、時期を教えていただければ、カウンセリングの参考にすることができます。ただし正確なパラメータや診断画像がない場合は、現在の肌状態を基準に改めて診断を行う必要があります。

再診の間隔が1年以上空いても記録に意味はありますか

あります。むしろ間隔が長いほど肌の変化幅が大きくなるため、以前の診断画像とパラメータがあれば、何がどれくらい変化したかを比較する根拠としての価値はより大きくなります。

江南店の診断・カウンセリングの進め方について詳しく知りたい方は、江南の皮膚科選び、機器より見るべき「診断の連続性」とは の記事もあわせてご参照ください。

以上、再来院時の施術記録の活かし方についてでした。最後までご覧頂きありがとうございました。