施術後のケアは帰国後どう続く?江南店院長が解説する4段階

2026年9月24日

  • スキンケア

施術後のケアは「施術当日」「ソウル滞在中」「帰国後」「再来院」の4段階に分けると、各段階で誰が何を確認するかがはっきりします。短期滞在の方は、回復を過ごす場所と院内の移動、帰国時に持ち帰る施術記録、施術系統ごとの持続期間に合わせた再来院の時期をあらかじめ決めておくことが要点です。サウナや温泉の再開、ホームケアの再開は、施術部位の腫れと赤みが引いたかどうかで判断します。

こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。今回は施術後のケアについて不安をお持ちの方に向けて書きます。特に2〜7日ほどソウルに滞在して帰国される方は、施術結果が定着するまでの期間の大半を、ご自身の国で過ごすことになります。

米国形成外科学会(ASPS)は美容目的の医療ツーリズムに関するブリーフィングペーパーの中で、旅行と組み合わされた美容施術パッケージでは、患者が帰国した後の経過観察が限定的になったり、まったく行われなかったりする場合があると指摘しています。この資料は手術を中心に書かれたものです。ただし、非手術の施術でも結果が数週間から数か月かけて現れるため、帰国後の連携をあらかじめ準備しておくべきという点は同じだと私は考えています。

アフターケアを4段階に分けて考える

私がカウンセリングで術後ケアを説明するときに使っている枠組みです。段階ごとに確認することと準備するものが異なります。

段階 主に確認すること 主に対応する人 あらかじめ準備するもの
施術当日 直後の赤み・腫れ、痛み、注意事項 施術を担当した医療スタッフ 回復を過ごす場所と院内の移動
ソウル滞在中 腫れ・内出血の経過、想定と異なる反応 施術を受けたクリニック 出国前の確認予定
帰国後 結果が現れていく過程、異常反応への対応 現地の医療機関と施術を受けたクリニック 施術記録の写し、施術前後の写真
再来院 持続期間に応じた次の施術の判断 施術を受けたクリニック これまでの記録、次回訪韓の予定

施術当日:ホテルの中から始まる回復への院内の移動

当院の江南店はUH FLAT SIGNATURE GANGNAMの建物内にあります。同じグループのホテルの施設として運営されているため、このホテルに宿泊される方は施術後、建物の外に出ることなく客室に戻って休んでいただけます。施術自体は個室で受けていただけます。

回復の時間を過ごす方法はもうひとつあります。UHC系列ホテルにご宿泊の方は、酸素カプセル30分かビタミン点滴のどちらか一方を無料でお選びいただけます。両方をご利用になる場合、ビタミン点滴は55,000ウォンです。私はこのサービスを施術効果を高める手段としてではなく、施術直後の数時間を快適に過ごすための選択肢としてご案内しています。詳しい条件は当院のプロモーションページに公式にまとめてあります。

滞在中に確認しておきたいこと

施術系統によって結果が現れる速さは異なります。ミズーリ大学ヘルスシステム(MU Health Care)の案内によると、ボトックスは効果が完全に現れるまでに3〜10日ほどかかることがあり、フィラーは軽い内出血や腫れが数日から数週間続くことがあるとされています。

滞在期間が短いと、この期間の多くが帰国後に回ってきます。そのため私は、可能であれば出国前日か出国当日の午前に短い確認の時間を予定に入れることをお勧めしています。このときに確認する内容は3つです。

  • 現在の腫れ・内出血が想定の範囲内かどうか
  • 帰国後にどのような変化が正常で、どのような変化があれば連絡すべきか
  • 連絡する際にどの窓口を、どの言語で使えるか

江南店には日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍しています。帰国後の連絡方法もこの確認の時間に一緒に決めておくと、自国に戻ってから何を尋ねればよいか迷うことが減ります。

サウナや温泉はいつから大丈夫?

日本の温泉、台湾や韓国のサウナのように熱いお湯に体を浸ける習慣がある方であれば、帰国直後に気になる部分だと思います。私が施術直後に強い熱を避けるようお伝えするのは、熱によって血管が広がり、腫れや内出血が長引くことがあるためです。必要な期間は施術の種類や部位、個人の反応によって変わります。

そのため私は、目で確認できる判断基準としてご案内しています。施術部位の腫れ・赤み・ほてりが引くまでは、サウナ、温泉、汗蒸幕、熱めの半身浴は控えてください。フィラーやスキンブースターのように注射痕が残る施術であれば、注射痕が治ってから再開する方が安全です。帰国後の旅程に温泉旅行が入っている場合は、カウンセリングの際にあらかじめお伝えください。施術の種類や日程を調整した方がよいこともあります。

帰国時に持ち帰るべき施術記録

帰国後のケアがうまくいくかどうかは、現地の医療スタッフが患者さまの受けた施術を正確に把握できるかにかかっています。米疾病対策センター(CDC)の2026年版渡航医学ガイドライン(イエローブック)は、医療ツーリズムを行う患者に対して、海外で受けた診療記録の写しを英語で入手し、その後診療にあたる医療スタッフに渡すよう勧めています。同ガイドラインは、米国外科学会(ACS)が帰国前に診療記録一式を受け取っておくよう推奨していることも紹介しています。記録の写しは出国前、ソウル滞在中に依頼して受け取っておくのが最も確実です。

私が患者さまに持ち帰っていただくよう勧めている項目は次のとおりです。

記録項目 現地の医療スタッフに必要な理由
施術名と機器名(例:ウルセラ、サーマクール) 作用する深さと方式が機器ごとに異なるため
施術部位とショット数またはエネルギー設定 同じ部位に別の施術を重ねる際の間隔判断に使うため
注入した製品名と用量(フィラー、ボトックス、スキンブースター) 異常反応が起きた際の対応が製品系統によって異なるため
処方薬とその服用期間 現地で追加処方を受ける際に重複を避けるため
施術前後の写真 結果の変化と異常反応を比較する基準になるため
診療費の領収書 費用と施術内容をあわせて確認する根拠になるため

記録があるからといって、現地の病院が必ず経過観察を引き受けてくれるわけではありません。海外で受けた施術の経過確認に対応するかどうかは病院によって異なるため、出国前にご自身の国のかかりつけの皮膚科に一度問い合わせておくことをお勧めします。

記録は万一の場合にも役立ちます。韓国保健福祉部によると、「医療事故被害救済及び医療紛争調整等に関する法律」は韓国人だけでなく外国人患者にも適用されます。イートゥデイ(2012年)の報道によると、韓国医療紛争調整仲裁院は2012年に外国人患者向けに18の外国語で対応する医療紛争相談通訳サービスを開始しました。政府24の調整申請案内では、追加の必要書類として診療記録、施術前後の写真、診療費の領収書が挙げられています。上の表の項目とほぼ重なります。

効果はどのくらい続き、次回の来院はいつがよい?

再来院の時期は、施術系統ごとの持続期間から逆算します。ただし以下の数値は海外の医療機関や学会が公開している一般的な範囲であり、個人差が大きい点にご留意ください。

施術系統 結果が現れる時期 持続期間に関する根拠 再来院の判断基準
ボトックス 3〜10日(MU Health Care) 多くの場合3〜4か月で効果が消える(MU Health Care) 表情筋の動きが戻ってくる時期
フィラー 注入直後に形を確認、内出血・腫れは数日〜数週間(MU Health Care) 多くの場合12〜18か月(ASPS) 製品と部位により差が大きい
ウルセラ 2〜3か月かけて現れる(ワシントン大学医学部関連 West County Plastic Surgeons) 個人の自然な老化の速さによって異なる(同資料) 施術前後の写真の比較
サーマクール、スキンブースター この記事では数値を示していません 肌の状態を確認したうえで判断 カウンセリング時の経過写真で肌の状態を確認して判断

海外から来られる方は、次回訪韓の予定をこの表に合わせて組んでいただくとよいと思います。例えばボトックスとウルセラを同時に受けた場合、それぞれの再来院の時期は異なります。一度の訪韓で何を先に行うかは、これまでの記録と現在の肌の状態を見ながらカウンセリングで決めます。

カウンセリングで確認したいポイント

  • 施術費用に事後の確認がどこまで含まれるか、追加費用が発生する項目は何か
  • UHC系列ホテルに宿泊する場合、酸素カプセルとビタミン点滴のどちらを選ぶか
  • 出国前の確認予定をいつに入れるか
  • 帰国後に連絡する窓口と使用する言語
  • 持ち帰るべき施術記録の項目(上記の表を参照)
  • 施術系統ごとに推奨される次回来院の時期

よくある質問|FAQ

帰国便は施術の翌日に乗っても大丈夫ですか?

米国形成外科学会(ASPS)の医療ツーリズムに関するブリーフィングペーパーは、顔の手術やレーザー施術の後は7〜10日待ってから飛行機に乗るよう提案しています。この目安は手術を含む施術を前提としたものなので、非手術のリフティングや注射系の施術にそのまま当てはめるのは難しい面があります。施術の種類によって飛行までに必要な余裕は変わりますので、航空券の予定を教えていただければ、カウンセリングで施術計画をそれに合わせます。

自国に戻ってから別の施術を追加で受けてもよいですか?

受けていただくこと自体は可能ですが、同じ部位に別の施術を重ねる場合は間隔が重要です。現地の医療スタッフに当院の施術記録をお見せいただき、施術名・部位・設定を確認したうえで判断されることをお勧めします。

施術後のホームケア製品は別に買う必要がありますか?

必須ではありません。施術直後は普段お使いの低刺激な保湿剤と日焼け止めを基本にし、角質ケア成分やレチノールのように刺激になり得る製品は、赤みが引いてから再開することをお勧めします。新しい製品を取り入れる時期もこのタイミングに合わせると、肌の反応の原因を見分けやすくなります。

通訳はどの言語で対応してもらえますか?

江南店には日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍しています。カウンセリングや施術の説明、出国前の確認をこれらの言語で進めていただけます。

施術後のケアの範囲やUHC系列ホテル宿泊者向けサービスの詳しい条件は、プロモーションページでご確認いただき、施術ごとの具体的なアフターケアの予定はカウンセリングで一緒に整理いたします。

※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。