日本人患者に選ばれるソウルの皮膚科、どう見分ける?

2026年8月27日

  • スキンケア

TL;DR: 日本人患者を実際に多く診ている皮膚科かどうかは、宣伝文句ではなく三つの形で確認できます。診療時間中に日本語が常駐で通じるか、来韓前のビデオ相談に施術を担当する医師本人が入るか、施術後の回復期間を過ごす場所まで動線が続いているかです。江南UHCELLクリニックには日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐し、来韓前のビデオ相談には私自身が入り、診療室はUH FLAT SIGNATURE江南ホテルの建物内にあります。

こんにちは。UHCELLクリニック 江南店(UH CELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。日本からお問い合わせをいただく際、最近特によく聞かれるのが「日本人患者さんを多く診ているクリニックですか」という質問です。この質問の裏にあるのは、通訳が通じるか、自分の肌の状態をきちんと説明できるか、トラブルが起きたときに連絡が取れるかという不安だと感じています。ですので私は診療件数の多さをお答えするのではなく、確認できる形に言い換えてお答えするようにしています。

日本からの受診者は実際どれくらい増えているのか

韓国保健福祉部が2026年4月に発表した2025年の訪韓外国人患者受診実績によると、2025年の1年間に韓国で診療を受けた外国人患者は実患者数で201万人でした。国籍別では中国に次いで日本が2位となっており、台湾は18万6千人で全体の9.2%を占め3位でした。台湾は2024年比で122.5%の増加でした。

台湾に限って見ると、その前年の変化はさらに急でした。同じ部署が2025年4月に公開した2024年実績では、台湾からの患者は8万3千人で前年比550.6%増、そのうち皮膚科を受診した患者は6万7千人で1,017.0%増だったと集計されています。この数字は台湾国籍の患者に限った数値であり、日本からの受診者数として読み替えることはできませんが、近隣国から韓国の皮膚科への受診が短期間で拡大している背景として押さえておく価値はあります。

診療科の集中も明確です。同資料によると2025年の皮膚科受診は131万3千人で全診療科目の62.9%を占め、地域別ではソウルが176万人で87.2%でした。同じ資料でソウルの外国人患者受入登録医療機関は2,555施設、全国の62.5%に上ります。

これらの数字を並べると状況がはっきりします。日本から来られる方が選べるソウル所在の登録医療機関は2千を超えており、その中で「日本人患者を多く診ている」という表現はどこでも使える言葉になってしまっています。だからこそ表現そのものではなく、運営の仕組みを見ていただく必要があります。

診療時間中に日本語が常駐で通じる体制かどうか

まず確認していただきたいのは、通訳が常駐の体制なのか、予約時間だけの外部委託なのかです。この二つは相談の質に差が出ます。

肌の相談は数フレーズで終わるものではありません。無表情のときと笑ったときで生じる線の位置が違うか、たるみが頬側なのかフェイスライン側なのか、以前受けた施術の製品名と時期はいつだったかを、何度も聞き返しながら確認していく作業が必要です。通訳が時間単位で出入りする形だと、この聞き返しが途切れます。施術中の痛みの強さをその場で調整したり、施術直後に出た赤みが正常範囲かを説明する場面では、この途切れが特に影響します。

江南UHCELLクリニックには日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐しています。相談の場面だけでなく、施術中や術後の説明の時点でも同じ言語で確認いただける体制です。

来韓前のビデオ相談で、実際に話す相手は誰か

来韓前のビデオ相談は、日本から来られる方にとって最も現実的な事前確認の手段です。ただ、この相談がどのように行われるかによって結果は大きく変わります。

分堂ソウル大学校病院国際診療センターのミリム・ビョン氏らの研究チームが2025年に国際学術誌International Journal of Environmental Research and Public Healthに発表した観察研究が、この点を扱っています。2021年から2023年にかけて、ある上級総合病院で行われた国際患者向けビデオ相談を後ろ向きに分析した研究で、ビデオ相談を受けた患者のうち実際に治療のため来韓した割合は16.5%でした。つまり事前のビデオ相談の多くが、実際の治療には結びついていなかったことになります。

同じ研究では、医療機関と直接やり取りした患者は、国内外の旅行・仲介サービスを通じた患者に比べて実際の来院治療につながる可能性が5.74倍高いという結果が出ています(調整オッズ比5.74、95%信頼区間1.20-27.33)。初回だけでなく、その後の追加ビデオ相談に参加した患者でも同様に可能性が高い傾向が見られました(調整オッズ比4.06、95%信頼区間1.04-15.92)。

この研究は美容皮膚科ではなく上級総合病院の複数診療科を対象にしたものであり、単一機関のデータである点も踏まえておく必要があります。信頼区間の幅が広いということは、推定値の不確実性が大きいことも意味します。それでも、相談の窓口が治療を行う機関そのものにどれだけ近いかが、その後の結果と関連していたという方向性は参考になります。

私は来韓前のビデオ相談をご希望いただいた場合、必ず自分で対応します。画像で確認できる範囲でたるみの方向や肌の厚みの印象、そして滞在日程の中でどこまでの回復反応に対応できるかを先に整理します。画面だけでは確定できない部分は確定せず、来院当日の対面診断で再確認する項目として残しておきます。

滞在日程と施術計画が同じ場で決まるかどうか

日本からソウルへの滞在は2泊3日や3泊4日が多い印象です。この期間の中に施術と回復の両方を収める必要があります。

施術によって回復の様子は異なります。高強度の超音波や高周波系のリフティングは施術直後の赤みや腫れが短時間で落ち着く傾向がありますが個人差があり、色素レーザーやフラクショナル系は角質やかさぶたのような反応が数日続くことがあります。注射系のスキンブースターは注入部位の小さな結節感やあざが数日残ることもあります。どの反応が何日目にピークを越えるかを基準に据えないと、帰国便の日程と重なってしまいます。

そのため私は相談の順序を入れ替えています。希望する機器を先に決めるのではなく、何日間滞在されるのか、最終日にどのような予定があるのかを先にお伺いします。帰国当日に撮影や大切な予定がある方と、一日余裕がある方に同じ設計をお勧めすることはできません。

✅ チェックポイント: 予約前に確認したいこと

  • 来韓前のビデオ相談に、施術を担当する医師本人が入るかどうか
  • 日本語対応が常駐スタッフによるものか、予約時間のみ対応か
  • 診断時に撮影した画像や設定したパラメータが記録として残り、再来院時に実際に取り出して比較されるか
  • 滞在日程を先に確認したうえで施術を提案するか、施術を先に決めて日程を合わせるよう求められるか
  • 施術後72時間を過ごす場所までの移動距離と紫外線に当たる区間
  • 帰国後に異常反応が出た場合の連絡経路と使用言語
  • 総額にどの項目が含まれ、どの項目が別料金なのか

これらはどの診療室でも尋ねられる質問です。すぐに答えが返ってくるか、確認して連絡すると繰り返されるかは、それ自体が判断材料になります。

施術後72時間をどこで過ごすか

施術直後の数日は炎症反応がピークを越える時期です。この期間に紫外線への露出、長時間の移動、サウナや飲酒のような熱刺激が重なると、赤みや色素沈着が長引くことがあります。

江南UHCELLクリニックはUHCグループのホテル建物内で施設として運営されています。江南店はUH FLAT SIGNATURE江南(テヘラン路8ギル13, WDビル2・3階)にあります。施術後はエレベーターで客室まで移動できるため、屋外を移動する区間が生じません。施術は個室で行います。

酸素チャンバーとビタミンIVドリップはホテル宿泊者に限り無料で提供しています。これが回復そのものを早めると断定するつもりはありません。ただ、回復期間中に無理に外へ出なくても済む構造であることは、短期滞在の方にとって実際の違いになります。

私はソウル大学校大学院を卒業し、ソウル大学校病院で修練を積みました。Allerganのfacultyであり、Potenza・Ultherapy Z Key Doctorとしても活動しています。大韓臨床美容医学会の講師、大韓美容成形レーザー医学会の正会員です。ソチョ店の代表院長キム・ギョンス院長はソウル大学校医科大学を卒業し、韓国と日本の医師免許を同時に取得しています。

帰国後に連絡が続く体制かどうか

日本に戻られた後、赤みが想定より長引いたり、特定の部位に痛みが続くことがあります。このとき必要になるのは施術当時の記録です。どの機器をどの深さで、どの部位に何回照射したかが残っていなければ、遠隔で状況を判断する根拠になりません。

記録が電子カルテに保存されていることと、再相談の際にその記録を実際に取り出して比較することは、運用の問題として分けて考える必要があります。予約の際に「再来院時に前回の診断画像を画面に出して比較していただけますか」と一言尋ねるだけで確認できます。当院での記録連続性の考え方は再診時に前回の施術記録は本当に活かされていますかにまとめています。

施術後に発熱がある、痛みが徐々に強くなる、片側だけに腫れが出る、色が変わる部位があるといった場合は自己判断せず、必ず医療機関で確認を受けてください。帰国後であれば現地の医療機関を受診し、施術記録を共有していただくことが助けになります。トラブル発生時に確認すべき項目は韓国での美容医療、トラブル時に何を確認すべきかで詳しくご案内しています。

FAQ

ビデオ相談はどのくらい前に申し込むのがよいですか

日程に余裕を持っていただくほど良いです。相談で確認した内容によって施術の順序が変わったり、滞在日程の中で特定の施術を外す判断が出ることがあるためです。服用中の薬や過去の施術歴を確認する必要がある場合は、追加の確認時間が必要になります。

ビデオ相談だけで施術内容と費用は確定しますか

確定しません。画面では肌の厚みや皮下脂肪の分布、表情筋の動きを正確に判断することが難しいためです。ビデオ相談では方向性と範囲を絞り込み、来院当日の対面診断で最終的な設計を決めます。

日本語で同意書や注意事項の説明も受けられますか

はい。江南店には日本語通訳スタッフが常駐しているため、相談、施術前の説明、施術後の注意事項案内を同じ言語で行っています。

ホテルに宿泊しない場合、酸素チャンバーとIVドリップは利用できませんか

無料提供はホテル宿泊者に限ります。別の場所に宿泊される場合は施術と診療のみのご利用となります。予約前にどちらの形で日程を組まれるかお知らせいただければご案内します。

診療室のご案内

診療は江南店代表院長キム・ヨンジン、ソチョ店代表院長キム・ギョンスが担当しています。江南店はUH FLAT SIGNATURE江南(テヘラン路8ギル13, WDビル2・3階)にあり、相談言語は韓国語・日本語・中国語・英語です(江南店に通訳スタッフ常駐)。予約や来韓前のビデオ相談のお申し込みはuhcell.comからご案内しています。

施術の効果や回復経過には個人差があります。この記事は相談時に確認していただきたい項目を整理したものであり、個別の診断に代わるものではありません。来韓日程が決まりましたら、その日程の中でどこまでの施術が収まるかを一緒に整理させていただきます。以上、キム・ヨンジンでした。最後までご覧いただき、ありがとうございました。