江南の皮膚科施術費、なぜここまで差が出るのか

2026年8月18日

  • ウルセラリフト

こんにちは。UHCELLクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長 キム・ヨンジンです。相談の場でよくいただく質問のひとつが「他院はもっと安いのに、なぜこの価格なのか」というものです。結論から申し上げると、表示されている施術費だけを比べても答えは出ません。同じ名称の施術でも、消耗品の原価、税制上の扱い、そして回復までを含めた総費用の考え方がそれぞれ異なるためです。特に2026年からは、この計算の前提そのものが変わりました。

表示価格だけで比較できない理由

ウルセラやサーマクールのような超音波・高周波リフティング機器は、施術のたびに使い切りの消耗品である「チップ」を交換する必要があります。食品医薬品安全処は、リフティング機器のチップを改造したり再使用したりする行為を違法と明示しています。それにもかかわらず、使用済みチップを不正に再生して流通させる業者が摘発される事例が繰り返し報じられており、メーカーのメルツは正規品チップの使用回数を認識するチップ内蔵の仕組みを設けたほか、使用済みチップを自社で直接回収して廃棄するキャンペーンも続けてきました。問題は、この不正再生チップが見た目だけでは正規品と区別しにくいという点です。報道によれば、不正チップの供給価格は正規品よりおよそ3割安いとされ、それを使うことで施術価格を下げる医院があるとも指摘されています。エネルギーの伝達が均一でないために、副作用のリスクが伴うことも複数の報道で取り上げられています。

ここにショット数の表記の問題も重なります。同じ「300ショット」でも、フェイスラインの一部に集中させたのか、顔全体に配分したのかによって、実際に投入されるエネルギー量と消耗品の数は変わります。価格だけを比較していては、この配分の違いは見えてきません。私が相談の際に必ずお伝えするのは、総ショット数そのものよりも「どの部位に、どのくらいの比重で」配分するかという設計の部分です。

2026年、VAT還付制度が終了した変化

2016年から実施されてきた外国人観光客向け美容整形医療用役に対する付加価値税還付の特例は、2025年の税制改編案により延長されず、2025年12月31日をもって終了しました。それまでは外国人患者が美容目的の施術を受けて支払った付加価値税の10%を、後日還付として受け取ることができましたが、2026年からはこの還付手続き自体がなくなっています。保健福祉部と韓国保健産業振興院が国会に提出した資料によると、この制度によって2025年上半期だけで77万件を超える還付が行われたとされ、それだけ海外患者の実質負担を下げる役割を担ってきた制度でした。

この変化が意味するところは明確です。以前は施術費に付加価値税が含まれていても、出国前に還付を受ければ実質負担は減っていましたが、今後は表示された施術費にそのまま付加価値税が残ります。「韓国は必ず安い」という比較の前提には、この還付が織り込まれているケースが少なくありませんでしたが、その前提が失われたということです。ですから今は、施術費だけでなく、付加価値税を含めた実際の決済金額を基準に見積もりを確認することが大切になっています。

渡航費と回復費用まで含めた総費用の違い

海外からソウルへ施術を受けに来られる場合、比較すべき対象は施術費一つではなく、航空券、宿泊費、そして施術後の回復にかかる時間と費用のすべてです。滞在日数の短い旅程では、施術後どこで休むのか、移動せずに回復できるのかが、そのまま総費用に反映されます。施術後にタクシーや公共交通機関で宿泊先まで移動しなければならず、回復のための別途ケアを有料で受ける必要があるなら、その分だけ日程も費用も膨らみます。

私たちの江南院は、UH FLAT SIGNATURE 江南という建物の中に診療室があります。別の建物との提携ではなく、同じ建物内の付帯施設として運営しているため、宿泊されている方は施術後に移動せず、そのまま客室に戻って休むことができます。酸素チャンバーとビタミンIVドリップは宿泊者に無料で提供しており、これは国内の患者にとっては付加サービスにすぎませんが、2日から7日程度の短い滞在日程を組む必要がある海外からの患者にとっては、回復の予定と移動の動線をそのまま短縮してくれる要素になります。施術自体は個室の診療室で行っています。

相談時に確認しておくと役立つこと

価格表だけでは判断が難しいと感じる場合は、相談の段階で以下の項目を確認されることをお勧めします。

  • 施術前に肌の状態(厚み、たるみの部位、表情の癖)をまず診断し、その結果に基づいてショット数と部位を設計しているか、それとも決まったパッケージ価格を先に提示しているか
  • 付加価値税が施術費に含まれた最終決済金額なのか、別途加算されるのか
  • 施術後に休める空間があるか、あるとすれば別途費用が発生するか
  • 相談や施術の過程で、ご自身が使う言語でコミュニケーションが取れるか

私たちの江南院には日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐しており、母語での相談を進めていただけます。診断は施術の提案より先に行うようにしており、この考え方については初めての肌診療、予約より問診を先にする理由でもう少し詳しくお伝えしています。

FAQ

江南の皮膚科でウルセラの価格差が大きいのは消耗品が原因ですか

消耗品の原価だけがすべての理由ではありませんが、正規品チップを使用しているかどうかは価格差を生む大きな要因の一つです。正規品チップは使用回数の上限を超えると機器が認識しない仕組みになっていますが、この仕組みを回避した不正再生チップを使うと原価を下げられる一方、エネルギーの伝達が均一にならず副作用のリスクが伴うと複数の報道で指摘されています。

2026年以降、外国人患者は付加価値税をまったく還付してもらえなくなるのですか

はい。美容整形目的の施術に適用されていた付加価値税還付の特例は2025年12月31日をもって終了し、2026年からは別途の還付手続きがありません。相談前の見積もりが付加価値税を含んだ金額かどうかを確認することが、以前より重要になっています。

ショット数が多いほど効果は必ず高くなりますか

そうとは限りません。ショット数はあくまで総量であり、実際には肌の厚みやたるみの部位に合わせてどのように配分するかのほうが重要です。同じショット数でも、配分の仕方によって仕上がりの体感は変わってきます。

施術後はすぐに移動しなければなりませんか

医院の構造によって異なります。私たちの江南院のように診療室がホテルの建物内にある場合、宿泊されている方は移動せずに客室で休むことができ、無料の酸素チャンバーとビタミンIVドリップもご利用いただけます。

短い滞在日程でも相談と施術は可能ですか

可能です。ただし診断結果によって適切なショット数や施術の組み合わせは変わりますので、来院前に母語での事前相談を受けていただき、日程と回復時間をあらかじめ調整されることをお勧めします。

以上、江南の施術費に価格差が生まれる背景についてお伝えしました。最後までご覧いただき、ありがとうございました。ご不明な点があれば、多言語対応の相談窓口からお気軽にお問い合わせください。