韓国で初めての美容医療、江南店の院長が教える確認ポイントとは?

2026年9月23日

  • スキンケア

初めて韓国で施術を受ける際に迷いやすいのは、医療スタッフの資格確認、万一の際に使える制度、カウンセリングや同意書の言語、帰国までのアフターケアの4点です。前の2つは来院前に公開情報で確認でき、後の2つは予約の問い合わせ段階で答えを得ておくと安心です。以下ではこの順番で、それぞれ何を確認すればよいかをまとめます。

こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。当院にいらっしゃる方の多くは、施術を目的に海外からソウルへ来られる患者様です。カウンセリングの冒頭で最も多く伺うのは「ここは信頼できる場所か」「万一トラブルが起きたらどうなるのか」という二つの質問です。どちらも内装や雰囲気では答えが出ません。私はカウンセリングで確認できる項目と確認が難しい項目を分けてお伝えするようにしており、この記事も同じ順序で書いています。

今、ソウルで何が起きているか

韓国保健福祉部が2026年4月に発表した2025年の外国人患者誘致実績によると、2025年に国内医療機関を訪れた外国人患者は201万1822人にのぼり、2009年の統計開始以来初めて年間200万人を超えました。2023年の61万人、2024年の117万人から3年連続で過去最多を更新した数字で、国籍別では中国、日本、台湾、米国、タイの順でした。同資料で保健福祉部保健産業政策局のチョン・ウンヨン局長は、中国の査証免除政策や美容医療にかかる付加価値税還付、KポップやKビューティーの発信力の拡大を主な増加要因として挙げています。

診療科の偏りもはっきりしています。ナラサルリム研究所がまとめ、病院新聞が2025年に報じた資料では、2024年の外国人患者の診療科別割合で皮膚科が56.6%、形成外科が11.4%となり、この二科で全体の68%を占めました。

患者様が集まるほど選択肢も増えます。初めて来られる方が迷われるのは、候補の間の違いを何で確認すればよいかという点です。

医療スタッフの資格はどこまで確認できるか

海外から韓国の医療機関を調べる際の現実的な制約は、現地で検証する手段が少ないことです。私は公開されている範囲で確認できる項目だけを確認するようお伝えしています。

まずホームページに記載された医療スタッフの学歴や研修機関、機器メーカーの教育修了歴や講義歴のように出典のある情報かどうかをご覧ください。私自身はソウル大学校大学院を修了し、ソウル大学校病院で研修を受け、アラガンのfacultyやポテンツァ・ウルセラのZ Key Doctorとして活動しながら、大韓臨床美容医学会で講義を行っています。こうした項目は表記そのものが根拠になるため、カウンセリングで改めて伺っても同じ答えが返るはずです。

口コミや評判は補助資料として使うことをお勧めします。同じ施術でも肌の厚み、たるみの深さ、回復に使える時間によって経過は変わるため、他の方の結果がご自身の予想される経過にはなりません。

トラブル発生時に働く制度

「万一のときどうなるか」はクリニックの宣伝文句ではなく、制度で答えるべき質問です。

韓国は「医療海外進出及び外国人患者誘致支援に関する法律」第6条により、外国人患者を誘致しようとする医療機関が管轄の市・道に登録することを定めています。ソウル特別市の案内によると、登録せずに外国人患者を誘致した場合、同法第28条に基づき3年以下の懲役または3千万ウォン以下の罰金が科されます。江南メディカルツアーセンターが案内する登録要件には医療事故賠償保険または医療賠償共済組合への加入が含まれ、医院級・病院級医療機関の年間賠償限度額は1億ウォン以上です。登録機関の現況は韓国保健産業振興院が運営する外国人患者誘致情報システムで確認できます。

紛争が実際に起きたときの経路も別途用意されています。韓国保健福祉部の案内によると、「医療事故被害救済及び医療紛争調整等に関する法律」の適用対象には韓国人だけでなく外国人も含まれ、外国人患者の医療事故にも韓国医療紛争調整仲裁院の調整制度を利用できます。調整手続きが始まると鑑定部が60日以内に鑑定書を送付し、調整部が90日以内に調整決定を行い、当事者が同意して調整が成立すると裁判上の和解と同じ効力が生じます。同仲裁院は2012年6月から外国人患者向けに18か国語の相談通訳サービスを開始しました。

この手続きは帰国後も残る安全網です。ただし申請には診療記録の写しや画像資料などの書類が必要になるため、施術を受けた日の記録や同意書、領収書は保管しておくことをお勧めします。当院ではご希望があれば診療記録を発行しています。

カウンセリングの言語はどこまで対応するか

「英語カウンセリング可能」という表記は、多くのクリニックのホームページに見られます。実際に確認すべきなのは、言語対応がどの範囲まで及ぶかです。

予約の問い合わせはメッセージアプリの翻訳機能で解決することが多いものです。問題は診察室です。肌の状態を説明し、なぜこの施術を勧めるのか、どのような経過やどのような副作用の可能性があるのかを聞き、同意書に署名する場面では、通訳がリアルタイムでいてこそ聞き直すことができます。施術中に痛みの強さを調整する会話も同様です。

当院の江南店には日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍しています。ご予約の際に使用される言語を事前にお知らせいただければ、その言語に対応できる時間帯にご案内します。同意書をどの言語で受け取るか、署名前に説明を聞けるかもあわせてご確認ください。

事前説明と同意書で見る項目

同意書は、カウンセリングで聞いた内容が記録として残る書類です。私が説明する際に必ず押さえる項目は次の通りです。

確認項目 何を聞くか
施術範囲 どの部位を、どの密度で行うか
使用機器と消耗品 機器名とチップ・カートリッジ単位などの計算基準
想定される経過 紅斑・むくみなど初期反応が落ち着くおおよその期間
副作用の可能性 よくある反応とまれだが重要な反応の区別
費用の内訳 総額に何が含まれ、何が追加費用になるか
異常時の連絡先 滞在中と帰国後、それぞれの連絡経路

説明を聞いて判断する時間があるかどうかも重要です。当日中に決断を迫られる構造であれば、日程を一日後にずらして改めてカウンセリングを受けられることをお勧めします。

アフターケアは診察室を出てからが本番

施術そのものは長くても1〜2時間で終わり、残りの時間は診察室の外で過ごすことになります。滞在が短い方にとって、この時間がスケジュールの成否を分けます。

ソウル市も同じ課題を制度として扱い始めています。コリアヘラルドが2026年9月に報じたところでは、ソウル市とソウル観光財団は外国人患者とその家族の治療前後の滞在向けに「ソウル医療フレンドリー宿泊施設」の指定を初めて公募しました。ソウル経済が報じた内容によると、評価基準には医療機関へのアクセス、車椅子でも院内を移動しやすいこと、24時間救急対応体制、洗濯など長期滞在の利便性が含まれ、指定期間は1年で、指定を受けたからといって宿泊施設が医療行為を行えるわけではありません。コリアヘラルドの報道では、2025年にソウルで医療サービスを受けた外国人患者は176万人で、前年の100万人から75.6%増加したとされています。

当院の江南店はUH FLAT SIGNATURE GANGNAMの2階にあります。同じ建物の客室に滞在される場合、施術後に屋外を移動せずお部屋に戻って休むことができ、むくみや赤みが気になる日でも院内の移動が短く済みます。UHCホテルにご宿泊の方は、酸素カプセル30分かビタミン点滴のどちらか一方を無料でお選びいただけ、両方をご利用になる場合はビタミン点滴が55,000ウォンとなります。条件は状況により変わることがありますので、公式プロモーション案内で最新の内容をご確認のうえ、ご予約時にあわせてお問い合わせください。

帰国後の経過確認も、あらかじめ決めておくと安心です。どの連絡手段で、いつの時点で、どのような写真を送ればよいかを施術当日に決めておくと、異常な反応が出たときの判断が早くなります。

費用計画で今年変わった点

予算を立てる際に反映すべき制度変更が一つあります。企画財政部が2025年7月に発表した2025年税制改編案で、外国人観光客の美容整形医療用役に対する付加価値税還付特例を2025年12月31日付で終了することが決まり、ニューシスの報道によると同年12月に国会を通過した税法改正案にも延長案は含まれず、制度はそのまま終了しました。ニューシスは当時、1人当たりの還付額が施術の種類によって10万〜20万ウォン前後と推算されると伝えています。以前の口コミや案内記事を基準に還付額を計算されていた方は、現在はその金額を差し引いて予算を組む必要があります。

予約前に確認する4つのポイント

  1. 診察室でのカウンセリングと同意書の説明を、ご自身が使用する言語で受けられるか
  2. 同意書に施術範囲・機器・想定される経過・副作用の可能性・費用の内訳が記載されるか
  3. 施術後、滞在中に異常があった場合に当日の再診が可能か
  4. 帰国後の経過確認をどの連絡手段で、いつの時点で行うか

お問い合わせの際は、気になる部位の写真と滞在日程、使用される言語をあわせてお送りいただくと、カウンセリングがスムーズに進みます。初めていらっしゃる方には、肌の状態を確認したうえでまず一つの施術から始め、反応を見ながら次を決める順番をお勧めしています。

よくある質問|FAQ

到着した当日にすぐ施術を受けても大丈夫ですか?

可能ですが、お勧めはしていません。長時間のフライト直後は顔のむくみや体調の変化があり、肌の状態を正確に確認しづらいことがあります。また航空便の遅延や入国審査など予定外の要因で予約の時間に間に合わない可能性もあります。到着翌日の午前にカウンセリングを設定すると、日程に余裕が生まれます。

帰国後に異常な反応が出たらどうすればいいですか?

まず当院のカウンセリング窓口に、症状が出た時点とあわせて写真をお送りください。現地での受診が必要な状況か、経過を見てよい状況かを判断してご案内します。なお韓国の医療紛争調整制度は外国人にも適用され、申請には診療記録などの書類が必要になるため、関連する記録は保管しておくことをお勧めします。

通訳スタッフは施術中も同席しますか?

ご予約の際に使用される言語をお知らせいただければ、その言語に対応できる時間帯でご案内します。カウンセリングと同意書の説明の場面では必ず通訳が同席するようにしており、施術中の痛みや不快感を伝える方法もあらかじめ決めておきます。

短い滞在だと施術はいくつまで受けられますか?

滞在日数と回復に使える時間によって異なります。初期反応が1日で落ち着く系統と、数日以上続く可能性がある系統が混ざると帰国日に無理が生じるため、帰国日から逆算して順番を決めます。カウンセリングで先にご予定を教えていただければ、その範囲内で設計します。

費用はあらかじめ正確に分かりますか?

部位や範囲、使用する機器や消耗品の単位によって変わるため、カウンセリング前に総額を確定することは難しいです。ただしカウンセリングで計算基準と追加費用が発生する場合を先にご説明し、同意書に含まれる範囲を記載します。最新の費用はカウンセリング窓口までお問い合わせください。

※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。