40代のくすみとハリ低下、ポテンツァとピコトーニングの選び方

2026年8月26日

  • ピコレーザートーニング
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くすみとハリ低下、まず原因を分けて考える

こんにちは。UHCELLクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。診察室では40代の患者様から「顔がくすんできて、ハリもなくなった気がするけれど、リフティングを受けるべきなのか、それともくすみ改善のケアを受けるべきなのか分からない」というご相談をよくいただきます。結論から申し上げると、くすみとハリ低下は同じ老化現象の二つの側面ではなく、原因が異なる別々の問題であることが少なくありません。ですから「どちらの施術が優れているか」より先に「ご自身の場合はどちらの原因に当てはまるのか」を見極めることが、施術の順番と組み合わせを決める土台になります。

くすみの原因は一つではありません

くすみを訴えて来院される方を診察の中で分けていくと、大きく三つの傾向に分かれます。紫外線やホルモンの変化でメラニンが蓄積し、茶色や赤みが目立つタイプ。糖化反応によって生じる黄色みを帯びたくすみ。そして角質が正常なタイミングで剥がれ落ちず、表面が厚くなって透明感が失われて見えるタイプです。この三つは原因となる物質も、皮膚の中で作用する位置も異なりますので、「くすんでいる」という同じ言葉でも、実際に改善すべき対象は患者様ごとに違います。

この中でも二つ目の、糖化によるくすみはハリ低下と根を同じくしている場合があるため、診断で特に重視しています。

ハリ低下と重なる部分、糖化(AGEs)という共通点

糖化とは、体内の余分な糖がタンパク質と結びついて最終糖化産物、いわゆるAGEsという物質を作る反応です。王(Wang)氏らが2024年に学術誌Experimental Dermatology(Wiley)に発表したレビュー論文によると、AGEsは真皮のコラーゲンとエラスチンの線維同士を架橋させてハリを低下させ、組織を硬くする一方、褐色を帯びたAGEsが蓄積すると顔が黄色く沈んで見える変化にもつながるとされています。つまり、同じ物質がくすみとハリ低下という二つの変化を同時に生み出す共通の原因になり得るということです。

この説明は、コラーゲン線維そのものの物理的な変化を扱った研究とも重なります。2023年に学術誌PLOS ONEに掲載された研究では、原子間力顕微鏡による分析を通じて、加齢とともに真皮のコラーゲン線維の表面が粗くなり、線維の束がより硬く、こわばっていく様子が確認されました。その背景として、MMP-1によるコラーゲンの断片化と、AGEsによる架橋の両方が挙げられています。まとめると、ハリ低下はコラーゲン線維自体の物理的な変性と糖化という二つの軸が重なって生じる結果であり、くすみのうち少なからぬ部分がその糖化の軸を共有しているということになります。

そのため「くすみは別、ハリは別」と切り分けて考えるより、糖化が原因として疑われる場合には、二つの問題を一つの設計の中でまとめて捉えるほうが、実際の診療では理にかなっていると考えています。

ターンオーバーの乱れは両方を同時に招きます

三つ目の原因であるターンオーバーの遅れも同様です。皮膚表面の角質細胞が適切なタイミングで剥がれ落ちずに蓄積すると、表面が厚くなって光を均一に反射できなくなりくすんで見えると同時に、その下の真皮の再生シグナルも鈍くなってハリ低下が一緒に現れることが少なくありません。このタイプについても、くすみ改善の施術とハリ改善の施術を順序なく並行するより、表面のターンオーバーを整える工程と真皮に働きかける工程を一つの流れとして設計するほうが、結果が安定しやすいと感じています。

ポテンツァとピコトーニング、狙う層が違う施術です

原因の診断が終わったら、次は「どの機器がどの層に作用するのか」を合わせる段階です。当院ではハリ低下や毛穴、瘢痕といった真皮層の問題にはポテンツァを、色素の不均一やくすみのように表皮に近い問題にはピコトーニングを基本の軸として使い分けています。

ポテンツァは極細の針で皮膚に微細な穴を作った後、高周波(RF)エネルギーを真皮層まで届ける方式です。この過程では三つの作用が同時に起こります。針による微細な損傷が創傷治癒反応を引き起こすこと、RFの熱エネルギーが真皮のコラーゲン再生を刺激すること、そして針が作った通路を通じて必要な薬剤成分を狙った深さまで届けられることです。私自身、ポテンツァとウルセラの両方で国内のキードクターとして活動しており、この作用機序を臨床の場で繰り返し確認してきました。ハリ低下が真皮層の問題である場合、表面だけを整える施術では根本的な改善が難しいという点を、だからこそ最初にご説明するようにしています。

ピコトーニングはこれとは作用する場所が異なります。短い波長のレーザーエネルギーを極めて短い時間だけ照射し、色素の粒子を細かく砕く方式で、表皮とその直下の層にある色素の不均一やくすみに比較的アプローチしやすく、ダウンタイムも比較的短く管理できる傾向にあります。

整理すると、ポテンツァは「構造(真皮、ハリ)」を、ピコトーニングは「色(表皮に近い層、色素)」を狙います。二つが狙う層と原因が異なるため、どちらか一方だけでくすみとハリ低下を同時に解決するのは難しく、二つの施術をどのような順番で配置するかが結果を左右します。

同日に受けるか、日を分けるか

この判断は原因の診断結果と肌の状態によって変わるため、一律の正解としてはご案内していません。ただし、相談の際に必ず確認する基準はあります。

一つ目は、真皮層への刺激(ポテンツァ)が必要な部位と、表皮の色素改善(ピコトーニング)が必要な部位が重なるかどうかです。重なる範囲が広い場合、同じ層への刺激が重複して回復の負担が大きくなる可能性があるため、日を分けることを優先的に検討します。

二つ目は、各施術後に現れる肌反応の種類が異なる点です。ポテンツァは針の刺激による赤みと微細なかさぶたが中心で、ピコトーニングは色素が浮き上がる微細な斑点や一時的な赤みが中心になります。この二つの反応が重なると、どちらの反応なのか見分けにくくなり、その後のケアの方向性も判断しづらくなります。

三つ目は、患者様が確保できる回復期間です。この点は次の項目でもう少し具体的にお伝えします。

ダウンタイムを踏まえたスケジュール設計

ポテンツァ系のニードルRF施術は個人差がありますが、診療の中で観察している経過としては、施術当日から二日程度は赤みと微細なかさぶたが残り、その後数日かけて徐々に落ち着いていく流れが多く見られます。ピコトーニングはこれより回復が早い傾向にあり、一時的な赤み程度で済むケースがほとんどです。

40代の患者様は仕事や対外的な予定の関係で「いつまでにはメイクで隠せる状態にしたい」というご希望を持って来院されることが多いです。そのため当院では、相談の段階で原因の診断とあわせて今後のご予定を必ず伺い、そのご予定から逆算してポテンツァとピコトーニングの順番と間隔を設計しています。施術の種類を先に決めてから予定に当てはめるのではなく、回復に必要な時間を先に計算し、その中で施術の組み合わせを決めるという順序です。

江南店はUH FLAT SIGNATURE 江南ホテルの2階・3階に個人診療室を設けており、施術後にすぐ移動せず同じ建物内で安静を取っていただけます。ホテルにご宿泊の場合は、無料の酸素チャンバーとビタミンIVドリップもご利用いただけます。こうした回復環境も、スケジュール設計で考慮する要素の一つです。

クリニック選びで確認したい基準

「おすすめのクリニックはありますか」というご質問には、特定の名前より確認すべき基準でお答えしたいと思います。くすみとハリ低下のように原因が重なりやすい悩みほど、相談で原因を切り分けた医師と実際に施術を行う医師が同一人物かどうか、そしてその判断が次の施術予定まで一貫して管理されるかどうかが結果に大きく影響します。診断と設計、施術、回復確認が一人の医師と一つの動線の中でつながっているかどうかについては、江南の皮膚科選び、機器より見るべき「診断の連続性」とはでもう少し詳しく触れています。

私はソウル大学大学院を卒業し、ソウル大学病院で研修を受けた後、アラガン(Allergan)のジュビダーム・ボトックス部門のファカルティ、そしてポテンツァとウルセラプライムのキードクターとして活動しています。大韓臨床美容医学会でも講義を行っていますが、こうした経歴をお伝えするのは資格を誇示するためではなく、相談の中で立てた原因診断のロジックを施術の現場でそのまま実行できるかどうかを判断する材料にしていただきたいからです。

よくある質問

くすみだけが気になり、ハリはまだ問題ないと感じる場合、ピコトーニングだけで良いですか

原因がメラニンの蓄積や表皮のターンオーバー遅延に近く、ハリ低下がはっきり見られない場合は、ピコトーニング中心のアプローチになることが多いです。ただし糖化が原因に混ざっているかどうかは見た目だけでは判断しにくいことがあるため、相談の際に肌の状態を一緒に確認したうえで決めることをお勧めします。

ポテンツァとピコトーニングは同じ日に受けられますか

部位が重ならず、それぞれの肌の状態が安定していれば、同日に行う場合もあります。ただし重なる範囲が広い場合や回復に充てられる時間が限られている場合は、日を分けて反応を見分けながら管理する方法を優先してお勧めしています。

ダウンタイム中、メイクはいつから可能ですか

施術の種類とご本人の回復速度によって差があるため、一律にお伝えするのは難しい部分です。施術当日にご案内する洗顔と保湿のタイミングを守ったうえで、赤みとかさぶたの状態をご自身で確認しながら判断されるのが安全です。

40代で初めて施術を検討する場合、まず何を診断してもらうべきですか

くすみとハリ低下を同時に訴える方の場合、まず原因がメラニン型、糖化型、ターンオーバー遅延型のどれに近いかを分ける診断から始めます。この診断結果によってポテンツァとピコトーニングの組み合わせと順番が変わるため、施術名を先に決めて来院するより、原因の診断を先に受けていただくことをお勧めします。

効果はいつ頃から実感できますか

ポテンツァのように真皮の再生を促す施術は、コラーゲンが新しく作られるまでに時間がかかるため、即座の変化というより数週間から数か月かけて徐々に現れることが多いです。ピコトーニングは色素改善の効果を比較的早い時期に実感される方が多いですが、これも個人差があります。

くすみとハリ低下でお悩みの場合は、施術名を先に決めるより、まず原因の診断を受けていただくことをお勧めします。当院では相談と診断、施術、回復確認までを一つの流れとしてスケジュール設計しています。