
スキンバイブはフィラーですか?ボリューム補充と肌のなめらかさの違い
2026年10月21日
- スキンバイブ
こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。
米国食品医薬品局(FDA)は、スキンバイブをヒアルロン酸を含むゲル状の注入物またはフィラーと説明しています。ただし、2023年の承認資料で評価された目的は、真皮内への注入による頬の肌のなめらかさの改善です。フィラーという分類と、くぼんだ部分のボリュームを補う目的は、分けて理解する必要があります。
私は、スキンバイブを検討するときには、名前よりも「どのような変化を望んでいるか」を先に整理することをおすすめします。フィラーに不安がある場合も、顔のボリュームが変わることに抵抗があるのか、注入施術そのもののリスクが心配なのかを分けて考えてみてください。それぞれ、確認する内容が異なります。
スキンブースターという名前だけでは、フィラーと区別できません
当院の江南店の公式案内では、スキンバイブをスキンブースターの項目で紹介しています。一方、FDAの2023年の承認概要では、ゲル状の注入物またはフィラーと説明されています。スキンブースターという紹介とフィラーという分類が併用されているため、互いに反対の意味を持つ名前として捉えないことが大切です。
私がお伝えしたいのは、どの製品を、どの部位に、どのような変化を目的として注入するのかという点です。頬の肌をなめらかにする目的を、ボリューム補充や顔の輪郭を変えることと同じ意味に受け取らないようにしてください。
頬のくぼみと、頬の肌のざらつきは異なる悩みです
FDAの皮膚充填剤(フィラー)の案内には、製品ごとの承認用途として、頬・唇・あご先などのボリューム補充が含まれています。すべてのフィラーで、使用する部位や目的が同じというわけではありません。そのため、スキンバイブによる頬の肌のなめらかさの改善を示す資料を、頬のくぼみを埋める効果の根拠として読み替えることはできません。
私は、カウンセリングの準備として、希望する変化を次のように具体的に言葉にしてみることをおすすめします。
- くぼみが気になる場合:「頬の横側がくぼんで見える部分を補いたいです」
- 肌の質感が気になる場合:「頬の表面がざらついて見える点を改善したいです」
- 両方が気になる場合:「くぼみと肌のざらつきのうち、何を先に考えればよいか知りたいです」
これは施術をあらかじめ決めるための答えではなく、望む結果を伝えるための例です。ヒアルロン酸という成分名だけで選ぶのではなく、使用する製品の目的がご自身の悩みに合うか、説明を受けてください。
「6か月」という期間よりも、評価した部位と変化を確認してください
FDAの2023年の承認概要では、209人が参加した臨床試験で頬の肌のなめらかさの改善を評価し、その効果が少なくとも6か月持続したと説明しています。この結果を読む際は、評価した部位は頬であり、評価した変化は肌のなめらかさであったことを併せて確認してください。
私は、この資料を顔全体のあらゆる肌悩みに対する効果や、一人ひとりの持続期間を保証するものとしては説明しません。また、観察された効果の持続期間と、決められた再施術の間隔は別のものです。この結果だけで、必ず6か月ごとに施術を受ける必要があるとはいえません。
ここで説明しているのは、米国の2023年の承認資料です。韓国で施術を受ける際は、使用する製品の韓国での承認内容と適用部位を別途確認してください。米国の資料の記載を、そのまま韓国での施術範囲に当てはめないことが重要です。
肌の質感の改善が目的でも、注入に伴うリスクの確認は必要です
製造元アラガンの米国医療従事者向け使用説明書には、注入部位の赤み、腫れ、内出血、痛み、圧痛、硬さ、凹凸のある盛り上がりなどの反応が記載されています。私は、肌の質感の改善を目的に検討する場合でも、こうした反応を軽く考えないようにお伝えしたいと思います。
FDAは、フィラーが意図せず血管内に注入されると血流が妨げられ、皮膚壊死、視力障害や失明、脳卒中などの重大な合併症が起こる可能性があると警告しています。起こる可能性は低いものの、結果が深刻であったり、永続的であったりするリスクです。
FDAが直ちに診療を受けるよう勧めているのは、施術中や直後に次のような変化が生じた場合です。
- 見え方が変わる
- 通常とは異なる痛みが生じる
- 注入部位の周囲の皮膚が白くなる
こうした症状があれば、直ちに医療スタッフに伝え、医療機関を受診してください。 私からも、単なる内出血や回復過程だと考えて待たないようにお伝えします。
カウンセリングでは、希望する変化と健康情報を一緒に伝えてください
施術の目的に加え、肌の状態を確認するとともに、健康状態も把握する必要があります。製造元の米国医療従事者向け使用説明書では、次の条件を区別して案内しています。
- 使用が禁忌となる条件: アナフィラキシーの既往として現れる重度のアレルギー、複数の重度のアレルギーの既往または現在の状態、グラム陽性菌由来のタンパク質やリドカインに対するアレルギー歴です。
- 安全性が確立していない条件: 妊娠中・授乳中の使用です。前述の禁忌と同じ意味ではありませんが、必ず伝えていただきたい情報です。
- 施術を延期すべき状態: 施術部位に活動性の炎症や感染がある場合です。その状態がコントロールされるまで注入を延期するよう案内されています。
- 服用薬に関する注意: アスピリン、非ステロイド性抗炎症薬、ワルファリンなど、出血時間を延ばす可能性のある薬は、注入部位の内出血や出血を増やす可能性があります。
私は、カウンセリングに向けて、アレルギー歴、妊娠・授乳の有無、施術部位の炎症・感染の有無、服用している薬の名前を整理しておくことをおすすめします。これらは米国の製品安全情報に基づく内容です。実際に施術を受けられるかどうかは、使用する製品の韓国での承認内容と、ご自身の状態を併せて確認して判断する必要があります。
当院江南店のスキンバイブ公式案内をご覧いただいたうえで、カウンセリングでは「ボリュームを変えたいのか、頬の肌の質感を改善したいのか」から、具体的にお聞かせください。
※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、医師にご相談ください。
