台湾帰国後のフォローアップ、出国前に決める3つのこと

2026年10月8日

  • スキンケア

台湾に戻られた後のフォローアップは、出国前に残しておく施術記録、帰国後に連絡する窓口、そして施術ごとに写真で確認するタイミングという3つを軸に準備します。ボトックスのように数日で変化が現れる施術と、ウルセラやサーマクールのように数か月かけて経過をみるリフティング施術とでは、確認するタイミングが異なるため、施術ごとにスケジュールを分けておく必要があります。視力の変化、皮膚が白くなったり紫がかった色に変わる症状、時間とともに強くなる痛みがあるときは、韓国からの返信を待たずに台湾で直ちに受診してください。

こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。今回は、ソウルで施術を受けて台湾に戻られた後、経過をどのように確認していけばよいかをご説明します。帰国された後は、私が直接お顔を拝見することはできません。ですので、判断の材料になるのは出国前に残しておいた記録と、帰国後に送っていただく写真になります。

フォローアップの準備を出国前に終えておきたい理由

帰国後に必要になる情報の多くは、ソウル滞在中でないと受け取りにくいためです。英国国民保健サービス(NHS)は海外での美容医療について、海外のクリニックが患者の居住国に連携する医療機関を持っていない場合があると説明しています。そのため、施術を検討する段階で、合併症が起きたときの対応方法、事後の診療をどこで受けられるか、費用はどの程度かを確認しておくよう勧めています。英国の渡航医療情報機関であるNaTHNaCも、出国前に事後ケアとフォローアップの方法を尋ね、服用中の薬を含む既往歴をすべて伝えておくよう案内しています。

台湾の医療機関を受診することになった場合も、考え方は同じです。どの施術をどの部位に、どの製品や機器で受けたのかがわかって初めて、現地の医師も判断を始められます。

出国前に残しておきたい記録5つ

以下の項目は、ソウルを離れる前にまとめておくことをおすすめします。韓国の医療法第21条は、患者が自身の診療記録の閲覧や写しの発行を請求でき、医療機関は正当な理由なくこれを拒否できないと定めています。必要な記録は、帰国後よりもソウル滞在中に請求していただくほうがスムーズです。

  1. 施術名と施術部位:例えば「ウルセラ、フェイスライン・二重あご」のように、施術と部位を合わせて記録します。
  2. 注入系施術の製品情報:ボトックス、フィラー、リジュランヒーラーなどの注入系施術は、製品名と使用量、可能であれば製品パッケージのロット番号と有効期限まで残しておきます。
  3. 機器系施術の条件:サーマクール、ソフウェーブ、ウルセラなどの機器系施術は、機器名やショット数などの施術条件を記録しておきます。
  4. 施術後の注意事項と処方薬:抗生物質や鎮痛剤など処方薬がある場合は、薬の名前と服用期間も一緒に保管してください。
  5. 連絡窓口と施術直後の写真:帰国後に問い合わせる窓口を携帯電話に保存し、施術翌日にソウルで撮影した基準写真を残しておきます。

この5つがあれば、一枚の写真を送るときにも「いつ、何を、どこに」受けたのかを改めて説明する手間が減ります。

施術ごとに異なる3回の確認タイミング

確認するタイミングは施術によって異なります。結果が現れる速さが違うためです。米国皮膚科学会(AAD)はボツリヌストキシン製剤の施術について、多くの場合3~7日以内に結果が現れ、改善効果は約3~4か月持続すると説明しています。一方、ウルセラやサーマクールのようにエネルギーで肌の内部組織の変化を促すリフティング施術は、施術直後ではなく数か月かけて経過をみます。下の表は、私がおすすめしている写真記録のタイミングです。

確認タイミング 該当する施術の例 このとき確認すること
1. 出国前(ソウル滞在中) すべての施術 腫れ・赤み・内出血・注射痕などの初期反応と基準写真
2. 帰国後 約1~2週間 ボトックス、フィラー、リジュランヒーラーなどの注入系施術 ボトックスの効果が現れているか、注射部位の回復が順調か
3. 帰国後 1・3・6か月 ウルセラ、サーマクール、ソフウェーブなどのリフティング施術 基準写真と比べた変化

写真は比較できて初めて意味を持ちます。メイクを落とした状態で、同じ場所・同じ照明のもと、正面と左右45度、横顔を同じ距離から撮ってください。出国前の基準写真を同じ方法で撮っておけば、その後の写真と並べて見ることができます。

帰国後にご連絡いただく際にお送りいただきたい内容

江南店は公式カカオトークチャンネルとWhatsApp・LINEの問い合わせ窓口を運営しています。出国前にこの窓口を保存しておいていただくと、台湾からも同じ窓口でお問い合わせいただけます。

メッセージには、次の内容も合わせてお送りください。

  1. 施術日と施術名
  2. 症状が始まった日と、その後の変化(良くなっているか、強くなっているか)
  3. 上で説明した方法で撮影した現在の写真と基準写真
  4. 帰国後に新しく飲み始めた薬があれば、その名前

写真だけでは判断が難しい症状もあります。その場合は、台湾現地での対面受診を優先してください。

待たずに台湾で直ちに受診していただきたいサイン

次の症状は、フォローアップの予定や韓国からの返信を待つ状況ではありません。すぐに近くの医療機関や救急外来を受診してください。

  • 視力がかすむ、見え方が変わる
  • 施術部位の皮膚が白く変化する、または紫がかった色・まだらな色に変わる
  • 時間が経つほど強くなる痛み
  • 熱感を伴う赤い腫れ、膿、発熱
  • 急速に悪化するむくみ

受診の際は、先ほど整理した5つの記録をそのままお見せください。現地の医師が施術内容と製品を確認する材料になります。

出国前の期間を院内の移動の中で過ごす

最初の確認タイミングである出国前の期間をどこで過ごすかも、フォローアップの出発点になります。ユーエイチセルクリニック 江南店は、UHCグループ系列ホテルであるUH FLAT SIGNATURE GANGNAM(テヘラン路8ギル13 WDビル2・3階)の中にあります。同じ建物内に宿泊していただくと、施術後に休む場所とクリニックの間を別に移動する必要がなく、出国前に基準写真を残して疑問点を確認する予定を組んでいただけます。施術は個室で受けていただけ、江南店には日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍しています。

よくある質問|FAQ

台湾現地のクリニックで引き続き診てもらってもよいですか?

現地の医療機関で受診していただけます。診療や処置を行うかどうかは、その医療機関が判断します。その際、施術名・部位・製品・機器条件がまとまった記録があると、現地の医師が肌の状態を確認し、状況を把握しやすくなります。

ボトックスはいつ効果を判断し、次の来院はいつ頃計画すればよいですか?

米国皮膚科学会(AAD)は、多くの場合3~7日以内に結果が現れ、改善効果は約3~4か月、場合によってはさらに長く持続すると説明しています。帰国後1~2週間の間に写真を残しておいていただくと、次回ソウルにお越しいただく時期を決める際の比較材料になります。

リフティング施術後、数週間経っても変化があまり見えない場合、問題がありますか?

ウルセラやサーマクールのようなリフティング施術は数か月かけて経過をみる施術のため、数週間で結果を判断するにはまだ早い段階です。1・3・6か月のタイミングで同じ条件で撮影した写真を基準写真と比べてください。ただし、痛みが強くなる、皮膚の色が変わるなど、上でお伝えしたサインがある場合は、タイミングに関係なくすぐに受診してください。

※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。