
施術効果はいつまで持続する?再施術のタイミングを見極める考え方
2026年8月21日
- スキンケア
こんにちは。UHCELLクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長 キム・ヨンジンです。
施術効果の持続期間と再施術のタイミング
診察室でよく聞かれる質問のひとつが「この施術の効果はどれくらい続きますか、次はいつ来ればいいですか」というものです。結論から申し上げると、答えは施術の種類ひとつで決まるものではありません。ウルセラやサーマクールのようにコラーゲンを新しく作らせる機器は効果が現れるまでに数ヶ月かかる分、持続期間も長くなります。一方でリジュランや水光注射系のように成分を肌に補う施術は、体内で徐々に分解・吸収されるため管理周期が短くなります。再施術の時期は、この作用機序の違いに加えて、個人の肌の老化速度、そして施術直後の回復ケアの内容によっても変わってきます。
効果が薄れる理由を知ると、再施術のタイミングが見えてくる
多くの皮膚科施術は肌を「永久に固定する」のではなく、体が本来持っている回復力を刺激する仕組みで働きます。ウルセラやサーマクールのような超音波・高周波リフティングは、真皮層とSMAS層に熱刺激を与えてコラーゲン生成を促します。メーカーが公開している資料によると、こうして作られたコラーゲンは施術後2〜6ヶ月かけて徐々に定着し、6ヶ月まで改善が続く場合があるとされています。問題はその先です。新しく作られたコラーゲンも、年齢とともに自然に分解される速度には逆らえないため、施術前より良い状態がずっと続くわけではありません。
一方、リジュランのようなPN(ポリヌクレオチド)系スキンブースターやスキンバイブのようなヒアルロン酸系の水光注射は、働き方が異なります。肌の再生を助ける成分や水分を補う成分を真皮に直接注入する方式のため効果は比較的早く現れますが、その成分自体が時間とともに体内で分解・吸収されるため、超音波・高周波リフティングより持続期間が短く、管理周期もより頻繁になる場合が多いといえます。この違いを知らないまま「前回の施術は長く持ったのに、今回はなぜすぐ効果が薄れるのか」と感じられたとしたら、そもそも作用機序の異なる施術を比較していた可能性があります。
機器別の持続期間、公開データで見るとこうなります
以下は当院が扱う主要な機器のうち、持続期間について公開されている臨床データがある項目をまとめた表です。個人差が大きい点を前提にご参照ください。
| 施術 | 作用機序 | 効果が明確になる時期 | 報告されている平均持続期間 |
|---|---|---|---|
| ウルセラ プライム(HIFU) | 超音波でSMAS・真皮層を刺激し、コラーゲンを再構成 | 2〜3ヶ月 | およそ1〜2年 |
| サーマクール FLX(高周波) | 真皮層全体を加温し、コラーゲンを強化・新生 | 2〜6ヶ月 | およそ1〜2年 |
メーカー資料によると、ウルセラの効果は施術後1年以上続く場合もあるとされていますが、実際には年齢や肌の状態によって個人差が大きく、維持目的の再施術はおおむね12〜18ヶ月前後を目安に検討されるケースが多いようです。サーマクールについても、メーカーの公式資料で2〜6ヶ月かけて結果が現れ、1〜2年ほど持続すると説明されており、喫煙や急激な体重変化などコラーゲン分解を早める要因があると、それより短くなることがあります。
リジュラン・ポテンツァのスキンブースター、スキンバイブ、ジュベルックボリュームのような注入系の施術は、表に載せられるような確定した期間の数値よりも「リフティング機器より短く、個人の肌の再生速度や生活習慣に応じて管理周期を決める」という考え方で捉えていただくほうが正確です。当院ではこうした施術について、再施術の時期を毎回一律の周期で決めるのではなく、来院時点の肌状態を改めて診断したうえで、次回の来院時期を一緒に決めています。
肌質は再施術の判断だけでなく、ケアの方法も変える
同じレーザーやエネルギー機器を受けても、回復の様子は肌質によって異なります。アジア人の肌を対象にした2025年の系統的レビューによると、分析された症例の大多数がレーザー施術後に生じた炎症後色素沈着(PIH)であり、顔部位で最も多く報告されていました。このレビューでは、複数の予防法の中で日焼け止め単独の使用が最も一貫して色素沈着の発生を抑えた方法だったとされ、ステロイド外用薬や経口トラネキサム酸といった方法は相対的に効果が一定していなかったと報告されています。
この内容が再施術のタイミングとどう関係するかというと、色素沈着が生じると、それ自体が完全に薄れるまでに再び数ヶ月かかるためです。つまり次の施術を急ぐよりも先に、色素沈着を落ち着かせる期間を確保しなければならない状況が生まれます。当院が施術前の相談で肌質と色素沈着の既往を必ず確認しているのはこのためです。再施術の周期を早めたいというお気持ちとは別に、その時点で肌が次の刺激を受け入れる準備ができているかどうかが優先されます。
ピーリング系施術の後は、セラミド・ヒアルロン酸を含む保湿剤と日焼け止めの使用が推奨され、少なくとも1週間程度はレチノール成分の使用を避けるのが一般的なケア指針とされています。こうした基本的なケアを省いてしまうと、施術効果そのものが半減するだけでなく、次の施術計画も後ろにずれてしまいます。
回復ケアが次の施術のタイミングを左右する
施術ごとのダウンタイムは短ければ1〜2日、長ければ10日前後まで幅があり、この期間にどう回復するかが、次の施術を予定通り進められるかどうかを左右します。美容施術後に高圧酸素治療を活用した事例を扱った資料によると、高圧酸素治療は組織に届く溶存酸素量を増やし、腫れや炎症反応を和らげ、回復速度を高める助けになると報告されています。コラーゲン合成をはじめとする回復過程そのものが酸素を必要とする代謝作用であるため、回復期に組織への酸素供給を増やすアプローチには理論的な裏付けがあります。
この点は特に、短い日程でソウルにお越しになる方にとって重要です。施術直後の腫れや赤みが長引くと、帰国までに回復が終わらず、次回の来院で続けて施術を受ける計画も遅れてしまう可能性があります。当院江南店はUH FLAT SIGNATURE 江南ホテルの建物内にあり、個室で施術を行った後、同じ建物内のスペースで回復まで続けられるよう動線を組んでいます。酸素チャンバーとビタミンIV点滴はこの建物にご宿泊の方に無料で提供しており、スキンケア製品を塗る前の段階で、体の内側から回復を助ける役割を担っています。塗って補うケアより先に、回復できる環境を整えておくということです。
当院が再施術の時期を判断する方法
再施術の時期をひとつの数字で固定してご案内しない理由は、その数字がコラーゲン再構成の速度や色素沈着の回復状況、今回の来院で何日滞在されるかといった、人によって異なる変数に左右されるためです。当院では初診から最後の再診まで同じ医師が診断と施術を担当する体制を維持しているため、前回の施術後に肌が実際どう反応したかを根拠に、次の時期を改めて判断できます。ソウル大学大学院を卒業し、ソウル大学病院で研修を受けた経歴、そして国内外のリフティング・スキンブースター機器の臨床教育に携わってきた経験をもとに、機器のメーカー推奨周期を機械的に当てはめるのではなく、実際の肌状態を再評価することを重視しています。
日本語・中国語・英語での相談が可能な通訳スタッフも常駐しているため、海外からお越しの方が次回の来院時期を決める際、言語の壁なく回復状況や再施術計画についてご相談いただけます。
高圧酸素チャンバーを活用した回復ケアについては、高圧酸素チャンバーで細胞から整える、江南のアンチエイジング管理の記事でも詳しくご説明しています。
FAQ
施術効果が予想より早く薄れた場合はどうすればいいですか
個人のコラーゲン分解速度、紫外線への露出、喫煙の有無など生活習慣が持続期間に影響することがあります。予想より早く効果が薄れたと感じられた場合は、再施術を急ぐより先に、診察を受けて肌の状態を改めて確認することが順序として大切です。
再施術は必ず決まった周期に合わせるべきですか
メーカーが示す持続期間はあくまで平均値であり、個人差が大きいものです。当院では決まった月数よりも、実際の肌の再評価の結果を基準に次回の時期をご案内しています。
複数の施術を組み合わせると持続期間は延びますか
機器ごとに作用する肌の層や方式が異なるため、組み合わせることが助けになるケースもあります。ただしこれは個人の肌状態と合わせて診断すべき部分であり、相談なしに一般化することは難しいです。
海外から来院する場合、再施術の周期はどう計画すればいいですか
短い滞在日程の中では、回復期間まで含めて施術を計画する必要があります。相談時にご来院可能な日程を事前にお知らせいただければ、それに合わせて施術の種類と次回の来院時期を一緒に設計いたします。
酸素チャンバーやビタミンIV点滴はすべての患者が利用できますか
酸素チャンバーとビタミンIV点滴は、当院が入る建物にご宿泊の方に無料で提供しています。施術自体はご宿泊の有無にかかわらず、個室で行っています。
