
韓国の皮膚科「オンライン事前相談」、実は4段階に分かれます
2026年8月21日
- スキンケア
オンライン事前相談、実は4段階に違います
こんにちは。UHCELLクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。渡韓前に皮膚科へ問い合わせると、たいてい「オンライン相談可能です」という返事が返ってきます。ただ、この一言の中には実はまったく違う4つの形式が混ざっています。担当する医師本人が画面に出るのか、写真だけを見て文章で返信が来るのか、そしてその相談が到着当日の施術にそのままつながる仕組みなのかによって、実際の体験は大きく変わります。短い日程で江南を訪れる患者さんと相談を重ねる中で、この違いを見分けないまま来韓すると、旅行日程全体が崩れかねないことを何度も確認してきました。
なぜ今この違いが重要になったのか
韓国保健福祉部によると、2025年に韓国を訪れた外国人患者は201万人を超え、統計を取り始めた2009年以降で初めて200万人を突破しました。このうち皮膚科での診療を受けた割合は62.9%と、診療科の中で最も高い比率でした。短い滞在期間の中で相談から施術、回復までを終える必要がある患者さんが、それだけ増えているということです。
こうした流れに合わせて、保健福祉部は2026年5月26日に「医療海外進出及び外国人患者誘致支援に関する法律」の改正案を公布しました。この改正の核心は、外国人患者誘致医療機関に所属する医師が、初診の患者を含めて情報通信技術を活用した継続的な観察、相談・教育、診断及び処方を行えるようにする根拠を設けたことです。公布から1年が経過した2027年5月頃から施行される予定で、それまでの間は事前のオンライン相談が診断や処方の法的根拠を備えた手続きというより、旅行計画を立てるための予備的な段階として運用されます。保健福祉部は今回の改正の背景として、滞在期間の短い外国人患者に事前相談と帰国後のアフターケアサービスを提供する必要性がかねてから指摘されてきたことを挙げています。
つまり、法的な診療行為として認められる前の段階でも、オンライン相談の「中身」が実際の診療にどれだけ近いかは、クリニックによって大きく異なります。その違いを整理すると、おおよそ4段階に分けられます。
事前オンライン相談の4段階
第1段階:申込みフォームのやり取りのみ
もっとも基本的な形式は、ホームページの問い合わせフォームやメールで希望部位の写真を送り、相談担当のコーディネーターが文章で返信するという方式です。リアルタイムのビデオ通話自体がなく、対応している相手が医療従事者かどうかも明示されないケースが少なくありません。この段階では到着後に現場で初めて診断を受けることになるため、事前の回答と実際の診断がずれる可能性が最も大きくなります。
第2段階:メッセージアプリでの非リアルタイム相談
LINEやWhatsAppなどのメッセージアプリで写真と質問をやり取りする方式です。第1段階より返信速度は速いものの、実際に顔を合わせて肌の状態や表情の動きを確認する工程は依然として抜け落ちています。対応言語の幅が広いことが多く手軽ではありますが、相談の深さは文章のやり取りの範囲を超えません。
第3段階:ビデオ通話は行うが担当者が不明確
リアルタイムのビデオ通話までは実施されるものの、通話の相手が実際に施術を担当する医師なのか、相談専門のスタッフなのかがはっきり示されないケースです。患者側は「ビデオ通話をした」という事実だけで医師と相談したと思い込みやすいのですが、実際の施術設計と同意書の作成は、現地で初めて会う医師が改めて行うことになります。
第4段階:担当医師本人が直接行うオンライン相談
もっとも完成度の高い形式は、実際に施術を担当する医師本人がビデオ通話に出て、写真と画面越しに肌の状態を確認し、暫定的な施術の順番や日程、費用項目を説明する方式です。この場合、現地での相談は最初からやり直すのではなく、事前相談の内容を確認し微調整する手続きになります。
第4段階の相談がなぜ滞在時間を圧縮するのか
短い滞在日程では、ボトルネックはたいてい「到着後の初日」に集中します。初めて会う医師と最初から問診をやり直し、写真だけでは把握しきれなかった部分を改めて確認し、施術の順番をその場で新たに組み立てる過程には物理的に時間がかかります。5日程度のスキントリップであれば、このボトルネックだけで丸一日を費やしてしまうことも珍しくありません。
一方で、担当医師が事前のオンライン相談ですでに肌の状態と施術の目標、暫定的な順番を確認しておけば、現地では確認と微調整だけで済みます。私たちの江南店では、事前のオンライン相談を担当医師本人が直接行い、その内容をもとに到着当日に診療室でそのまま施術へつながる流れを標準の手順として運用しています。これは診療室がホテル建物の内部、正確にはUH FLAT SIGNATURE江南の2階と3階に位置しており、相談と施術、回復のための空間が物理的に分かれていない構造だからこそ可能になっています。相談から施術に移る際に別途の移動が必要ないということです。
回復まで同じ動線にあることの意味
事前相談がどれだけ精密であっても、施術後の回復空間が離れた場所にあれば、滞在日程は結局延びてしまいます。私たちの江南店では、宿泊客に限り無料で提供される酸素チャンバーとビタミンIV点滴を、施術後に同じ建物の中で利用できるよう案内しています。別途の予約や移動が不要で、施術室から回復のための空間へそのままつながる構造のため、短い滞在期間の中で相談、施術、回復という3つの段階が一つの動線としてつながります。
相談を予約する前に確認しておきたいこと
オンライン相談を予約する前に、次の点を先に確認しておくことをお勧めします。
- ビデオ通話の相手が実際に施術を担当する医師なのか、相談専門のスタッフなのか
- 相談で出た施術の順番や費用項目が書面としてまとめられ、現地での相談でも同じ内容が適用されるのか
- 相談から施術、必要であれば回復のための空間までの移動距離と所要時間
- 相談可能な言語が、相談担当スタッフだけでなく施術当日の現地対応でも維持されるのか
私たちの江南店には日本語、中国語、英語の通訳スタッフが常駐しており、事前のオンライン相談から施術当日の現地対応まで言語が途切れないよう運営しています。
FAQ
オンライン事前相談だけで施術の可否が決まりますか
写真と画面越しに確認できる情報には限界があるため、事前相談は暫定的な施術の方向性と順番を組み立てる段階です。最終的な判断は現地で肌の状態を直接確認したうえで行われます。ただし、担当医師本人が事前相談を直接行っていれば、現地での調整幅は大きく減ります。
2027年に施行予定の遠隔診療制度が始まる前は、オンライン相談に意味がありませんか
そうではありません。改正法の施行前は、オンライン相談が診断や処方の法的根拠を備えてはいませんが、旅行日程を組み立て施術の方向性を事前にすり合わせる予備相談としては、今の時点でも十分に活用できます。担当医師本人が相談を直接行うかどうかが、この予備段階の実質的な価値を左右します。
通訳スタッフを介した相談と、医師本人が行う相談はどう違いますか
通訳スタッフは言語を伝える役割を担いますが、肌の状態を見て施術の適否を判断するのは医師の役割です。私たちの江南店ではこの二つを分けず、担当医師本人がオンライン相談に直接参加し、通訳スタッフが言語面をサポートする形で運営しています。
施術後の回復空間が診療室と同じ建物にあると何が変わりますか
移動時間と予約待ちの時間がなくなります。施術後すぐに酸素チャンバーやビタミンIV点滴を利用できるため、短い滞在日程の中で回復のために別途割く一日を減らすことができます。
相談の予約はどのように行えばよいですか
江南店のホームページ、または常駐の通訳スタッフを通じて来院予定日と希望言語をお伝えいただければ、担当医師とのオンライン相談の日程を調整できます。渡韓前の準備については、帰国前に何をすべき?韓国クリニックへの依頼リストでも合わせてご確認いただけます。
以上、オンライン事前相談の4段階についてご説明しました。ご来院のご予定がございましたら、江南店(テヘラン路8ギル13、UH FLAT SIGNATURE江南2・3階、+82-2-6941-0375)まで、日本語、中国語、英語いずれでもお気軽にお問い合わせください。最後までご覧いただきありがとうございました。
